2014年7月24日木曜日

第85回都市対抗大会 初日〜5日目までを観て

都市対抗野球を開会式から5日間観戦してきました。
今年から毎日ダイジェスト版(23:00-23:30)が放送されることとなり、そのゲスト解説の依頼を受けたため、5日間も都市対抗にはまり込むことになりました。
ただ、代表チームの選手を7月16日に発表したこともあり、代表選手の状態をチェックするには非常に良い機会となりました。

さて、今年の都市対抗ですが、JX-ENEOSの3連覇が第一の関心事となっています。
1回戦JR東海に終盤まで追い込まれた状況から劇的な逆転勝ちしたこともあり、3連覇の序章のような気もしました。
試合終了後にJX-ENEOSの大久保監督と立ち話をした際に「相手チームがJX-ENEOSを意識しすぎているね」と私が言うと「そう感じます」と大久保監督も言っていました。
昨年の大会でもありましたが、相手チームが好投している投手を早めに交代したり、逆につぎ込まなければ行けない場面でワンテンポ遅かったりとか。
このように相手が勝手にこけてくれるようになるチームこそ真の強いチームの証なんです。やはりJX-ENEOSは強いのか・・・
とは言え、昨年の投手力よりも若干劣るので、以降のJX-ENEOSの戦いを見守って行く事といたしましょう。
では、JX-ENEOSの対抗馬は?
1,2回戦を見る限りJR東日本、西濃運輸かなという気がします。
JR東日本は、片山投手のできがここ数年で一番良く、若手が伸びている。
西濃運輸は1,2番打者がチャンスメーカとして機能しており、更に補強選手の状態が良いという点が挙げられるかと。
特に西濃運輸は、予選からの勢いを持続。チームの雰囲気がとても良いと感じました。
若手とベテランがしっかり融合しています。
勿論、1発勝負ですから分かりませんが、あくまで決勝まで残る戦力があるかという点で観た私見です。
これからの戦いはほぼレベル差がありませんので、接戦必死となることは間違いありません。面白いゲームが見られそうです。

大会展望はそのくらいにして、大会を視察しての感想は・・・。

まず、代表選手がよく活躍してくれています。この点はホッとしています。
それからここまでの試合、良く本塁打が出ています。
初日は、8本も一挙に出ました。
このペースであれば間違いなく、昨年の本塁打数を更新するでしょう。
関係者からも「本塁打が良くでますね」「どうしたんですかね?」などと質問されますが、決して飛ぶボールを使用しているわけではないので、打者が頑張っているのでしょう。
ここ数年、投高打低の大会が続いていましたから打者が奮起してくれているところも頼もしく感じています。
版で押したように無死1塁のケースでの犠打という采配も5日間を見る限り少なくなってきていると感じました。
各監督さんとも点を取らねば勝てないという意識が強くなってきているのかな。


クラブチーム同士の戦い、逆転劇があったり、タイブレーク試合があったりと1日で3度のドラマが観れる都市対抗野球は改めて面白いと思いました。

でも、流石に夜の生放送5日連続はサラリーマンには辛かったですね!

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