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2014年1月31日金曜日

野球シーズン開幕!アマ代表チームのこれから

いよいよ明日からプロ野球のキャンプが始まり、2014年の野球界のシーズン開幕となるのでしょうが、今年もどんなドラマが生まれるか大変楽しみです。
アマチュア代表チームに於いては、今やアマ関連イベントの中で最もメインイベントとなるアジア競技大会が韓国仁川で9月末に開催されます。

3月末までに一次選手登録(役150名程度)を行い。
5月に一次登録選手の中から二次登録選手(30名程度)
6月に最終選手登録。
8月初旬に二次合宿(一次合宿は昨年12月に沖縄で終了)。
9月大会前に直前合宿を行い、
大会へ
という代表関連の流れになります。
このスケジュールをご覧頂ければ、一次の選手登録が肝とお分かりいただけるでしょう。

これから1ヶ月ぐらい膨大なスカウティングレポートを処理する作業をしなければなりません。

この時期に今年の活躍を見越して選手を登録するわけですから、昨年までの実績と今年新しく社会人に進む大学生をケアしながらの判断となり、かなり厳しい選考となります。

昨年の東アジア競技大会で金メダルを獲得したメンバーからプロ野球に大量に選手が進んだため、一からのチームづくりを行う必要が出てきます。

特に投手は、吉田、石川、東明、浦野、秋吉とここ数年アマ代表を支えてきた選手がいなくなったことで再編という言葉がぴったりということになります。

昨年の沖縄合宿では、この辺りを加味して意識して力のある若手投手を招聘しました。

ここ数年、左投手の台頭が影を潜めていましたが、今年は左投手の活躍が大いに期待できそうです。

一方、打線は山川、井上とクリーンアップがプロ入りし、ロングヒッターの台頭が期待されるところですが、投手と違い、長距離打者の育成はそれ程簡単なものではないため、頭が痛いところです。

「アマの打者よ、大いにアピールしてくれ!」というところでしょうか。

アジア競技大会ですが、台湾、韓国とも重要視している大会であり、それぞれ懸賞を掲げての大会参加となるのが通例です。

台湾は報奨金、韓国は兵役免除と報奨金。

よって、ほぼ両国ともトッププロ野球選手という今までの大会におけるチーム構成。

但し、今年のアジア競技大会は9月開催であるため、一線級のプロ選手派遣は少し難しいのではと聞いています。

台湾においては、プロ連盟と台湾連盟間で代表編成において揉めている様相で昨年末に侍JAPANの台湾遠征で試合をした際のMLB選手を中心としたチーム構成になることが予想されます。

韓国は地元開催であるのでシーズンを止めてでもこの大会に臨むのかが関心事ですが、そこまでしてまでもという編成ではなく、1軍クラスの若手選手主体となるのではと考えています。

私が初めて代表チームを指揮した広州アジア大会では、韓国、台湾ともオールスターチームで大会に臨んできました。

両国ともアジア競技大会のステータスが高いのが印象的でしたね。

当然、このようなチーム編成でしたので両国ともかなりの戦力でしたが・・・。

いずれにしてもこの大会はレベルがかなり高い戦いになりますので、挑む我々も覚悟を決めていかねばなりません。

広州アジア大会では準決勝 台湾戦でタイブレーク敗戦と本当に悔しい負け方をしました。

その敗戦をバネに昨年、一昨年とアジアで行われた大会を連覇して来ました。

今大会も今まで以上の意気込みで頑張って行きますのでご声援をお願い致します。

2013年12月18日水曜日

日本代表スピリット!





今年1年は自分自身にとって慌しい1年であったためか、少し余裕が出てきた今は野球のことは考えたくないのかしれません
ブログのネタは沢山あるのですが、中々手が動きません。

とアップが滞った言い訳けをしてしまいました。

ベースボールクリニックに寄稿している「HINT!」ですが2年という月日が経過しようとしています。
このベースボールクリニックという雑誌の初刊は、記憶間違いでなければバルセロナオリンピックの年ぐらいではなかったかと・・・。
バルセロナから帰国してすぐに初めて選手の立場で「オリンピックを振り返り」という題でベースボールクリニックに寄稿した思い出が蘇りました

ちょっとマニアックな雑誌がこのように長く継続されるということは珍しいこと。

それだけ内容が充実している、野球を愛する読者が沢山いるということだと思いますし、何より関わっているスタッフの方々の情熱があってこそ。

私の「HINT」のコーナーがいつまで続くかは不明ですが、読者の方々のお役に立てるように引き続き頑張って行きます。

さて、この2月号HINTにて、ブログ内でも記載致しました来年開催のアジア大会に向けた1次合宿の報告を掲載することとしていますが、特に披露したかったのが代表選手とはという心構え部分です。

代表選手に選出されたならば、自分は何も変わっていなくとも周囲の見る目が厳しくなることを知る必要があります。

「あれで代表選手なの?」「代表選手なのに・・・」などの中傷や批判を覚悟しなければならないということです。

投手であれば抑えて当たり前、野手であれば打って当たり前と見られることになります。

が、代表選手と代表に選出されなかった選手との技術的な差は殆ど無いわけで、絶えず周囲の期待に応えることは不可能です。

したがって、代表選手になったからと言って背伸びしたプレーをすることは全く必要なく、自分の今ある実力を精一杯発揮することに専念することが重要となります。

結果に一喜一憂していると自分らしさも消え、周囲の眼が気になり始めます。

中傷や批判も「期待されればこそ」というぐらいの感覚でいた方が良いのでしょうね。

逆に代表選手に求めるものは、常に平常心で自分のプレーが出来る選手、短期決戦でもあるので好不調の波が小さい選手ということになるのでしょう。

一言で表すと「常にベストを尽くせる選手」。

とは言え、ベストを尽くせたかと問われれば、多くの選手が後悔しているケース殆どです。

逆に選手にとっては、それが当たり前であることも知らなければなりません。

無論、ベストに程遠いようなプレーぶりは論外ですが・・・。

「もう少し、こうやっておけば」とか「まだ力が残っている」などという気持ちが次への向上心であり、明日への原動力となるはずです。

もう一つ、日本代表選手に選出された選手は、他の選手の模範にならなければならないという使命があります。

「自分はこのスタイルでプレーしているから」などど、周囲から見てもよろしくない行動や言動をする人が時々いますが、後輩やジュニア期の選手の模範となるのは代表選手に課せられた使命ですので必然的に変えて行く必要が出てきます。

ま、そのような選手は選ばない。
仮に選んだとしてもきっちりと話をさせて頂いています。

バルセロナオリンピック監督の山中氏よりミーティングなどで口酸っぱく「当たり前のことを当たり前のようにやれる選手であり続けろ」と言われ続けていました。
「一塁までの全力疾走」「ポジションまでのダッシュ」「生活面」など。

全日本を率いて5年目を来年迎えることになりますが、大会を終えるたびに選手に向かい労いの言葉の後に今では当時教わった「当たり前のことを当たり前にやれる選手になれ」「日本の野球界のリーダーになれ」と話をしています。

代表スピリットとはそんなものではないでしょうか。

単純なようで一番難しい「ベストを尽くす」。

書きながら自問自答しています。

まだまだ甘いな・・・。


2013年12月9日月曜日

オリンピックデー フェスタ イン 花巻

12月7日にJOC(日本オリンピック委員会)、全日本野球協会主催の「オリンピックデー・フェスタ イン 花巻」が富士大学室内練習場で行われ、バルセロナオリンピック監督 現法政大学特任教授 山中正竹氏、侍JAPANトップチーム監督 小久保 裕紀氏等と供に参加してきました。

この取組みは震災復興支援事業であり、スポーツを通じて「地域に元気を」合言葉に各種スポーツ団体が地域の依頼を受けて行っているようです。

野球は、昨年の仙台(東北福祉大学)に引き続き2回目でした。

対象者は、地域のジュニア層で、総勢200人が参加してくれました。

昨年も寒かった記憶があるのですが、今年も極寒の中、子供たちは元気にプレーをしていました。

私も長崎の田舎に育ったこともあり、例えば小久保監督のようなスターに会う機会などは皆無に等しく、実際に会ったときは、その年代においては本当に感動を覚えたことを今でも覚えています

私はそれに値する選手ではないのですが、子供たちに夢を与える立場に立った人は、子供たちへ感動を与えてあげて欲しいと思います。

昔に比べ、ファンを大事にする風潮がプロ野球にも定着してきたので身近になってきた印象は受けていますが・・・。

しかし、ジュニア期における「いわゆる俺のスター」は、特にプロ野球選手ばかりでなく、身近にいる選手であったり、高校野球の選手であったりと対象は広くなります。

意外にも「あの人から声をかけて頂いたので、やる気が倍増した」などというケースは沢山あります。言った本人は、覚えていなくとも。

要は、人が上手くなるきっかけはどのタイミングかは分からないということを知っておくべきということです。

となれば、ジュニア選手への声のかけ方も大事なんですよね!

小久保監督は、そのあたりわきまえていましたね、流石です。

さてさて、今回の講習会は、ほぼバルセロナオリンピックチームのメンバーでしたが、このバルセロナ組は本当に結束力が強い。
本当にいい仲間に恵まれたとそう思います。

来年もまたこの事業が継続されるそうですが、この講習会に参加し、未来ある子供たちのために頑張らねばと改めて想うと供に、東京オリンピックで野球がもし実施競技となればこの世代がその対象選手になるんだなんて考えます。

沖縄から岩手北上と先週はかなり鍛えられましたが、充実した1週間でした。


岩手日報
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20131208_9

2013年12月6日金曜日

2014アジア大会代表1次合宿の報告

来年9月に韓国仁川で開催されるアジア大会に向けた第1次強化合宿を沖縄セルラースタジアムで12月3日〜5日の期間で行いました。
こんなオフシーズンにと思われるかもしれませんが、アマ代表は毎年ドラフトの動向によりチームを編成しなければならず、またJOCへの1次登録が年明け早々とあり、戦力発掘を余儀なくされているからです。
と集めた今回の選手。
今年の東アジア大会の代表メンバー9名を中心に有望な社会人選手、更に来年4月に社会人チームに入部することになる現在大学野球部に所属する4年生 9名を加えた合計38名。
ほぼ若い選手ばかりとあり、練習も今までになく、元気があり、活気がありました。
選考が主眼ですが、強化も目的としての合宿です。
指導するスタッフも今までにないぐらいの豪華メンバーに参加いただきました。
特に台湾でご一緒した侍ジャパンの元読売ジャイアンツ 鹿取コーチにおいては多忙な中、アマ投手の指導を熱心に行っていただきました。
代表チームクラスの選手に対して、個別の指導をする機会が少ないため、今回は試合を行わず三日間みっちり基本技術を各担当コーチから行っていただきました。
日頃忘れがちな基本を再度、指導されたせいか選手の目も輝いていたように感じます。
参加した新たに社会人野球に加わる大学選手においては、ジャパンを目指してという立ち位置におかれ、目標が明確になったと感じます。
そのように非常に実りある合宿でした。
しかし、やはり沖縄は暖かい!

今回、最後に選手に二つの注文を出して合宿を締めくくりました。
一つは、体得すること。
反復しかないことを強く伝え、シーズンに力を発揮すること。
二つめは、感性を磨くこと。
投球練習後に投げた後のマウンドを次に投げる選手のために整備をして明け渡すなどの思いやりとか、何かを見ての気づきなど。これらが技術の進歩に繋がり、それには全てを感じる力が必要であるため、日常から訓練するようにと。

今回参加した選手が何かを掴み、来シーズンに活躍する姿とこれらに刺激を受けた今回参加できなかった選手の出現を来春から全国の球場で見られることを楽しみにしています。

昨日、沖縄から戻り、今日、寒い岩手北上にJOC絡みのイベントに参加するために向かう車中で投稿していますが、記事を書きながら来年の9月が楽しみで今からワクワクしています。

今回参加してくれた選手が「後々の野球界を背負うのかな」なんて考えてしまうとは年取ったのかな!

もうすぐ北上なんで、この辺りで。

2013年11月26日火曜日

2015アジア大会代表1次合宿

2015年韓国仁川で開催されるアジア大会に向けての代表チームの編成と強化がスタートしました。

前々回のドーハ大会では銀メダル、前回の広州大会においては胴メダル。
今回の韓国大会では金メダルを獲得すべく、強化委員会としても取り組んでいくつもりです。

さて、今大会ですが、9月に開催されるということもあり、アマチュア主体としたチーム編成になることが決定されております
アジアにおける大会では、ここ2年間は、BFAアジア選手権、東アジア大会と連覇をしており、アマ代表も決して力が不足しているわけではありません。
報道などでアマ代表と言われていますが、対戦国である韓国、中国、台湾はプロ選手が主体のチームであり、大会的にはそれ程レベルが低いわけではなく、我々も日本代表として戦っている自負もあります。
アジアで1番になるということは、WBCの1次予選などを見ても決して優しいわけではないことは皆さんもご理解頂けると思います。

更に来年は韓国開催であり、韓国代表はトッププロの参加がする可能性が高く、今まで以上に強敵になることは間違いありません。
韓国は、アジア大会に兵役免除の特権をぶら下げており、プロ選手にとっても凄く大切な大会となります。

我がアマ代表ですが、11月のドラフト会議にて大勢のトップ選手をプロに排出したおかげで再びチームの強化を行っていく必要がでてきました。
その上、来年9月の大会開催ではありますが、1次の候補選手を年明け早々に手続き上絞り込みを行う必要があり、その作業に追われることとなります。

そこで、12月2日~5日まで、新戦力の発掘とチームづくりを目的としたアジア大会に向けた強化合宿を社会人、大学4年生を主体とした選手40名弱で沖縄で行うこととしました
今年の東アジア大会を制した選手を中心として、特にクリーンアップを打てる打者の育成と殆どプロに進んだ投手陣の再編は急務となっています。

侍プロジェクトとして代表チームのカテゴリー分けを行い、一貫した強化体制を整えていくことを今後野球界で進めていくことになるわけですが、まだ立ち上げてばかりで何か新たな動きが始まるということではありません。
アマ代表の活動については我々強化委員会が主体で引っ張って行くことになるのでしっかりと方針を立てて、計画どおり育成、強化を進めて行かねばと考えています。

12月というシーズンオフに行う沖縄合宿では、試合形式などの実戦練習ではなく、代表チームの戦術の周知と基本練習ドリルの紹介がメインになるかと思います。
今回の合宿では、多数のアマトップコーチの方に参加して貰い、個別の指導を行って頂きます。
また、U15代表監督であります鹿取監督(読売新聞)にも投手コーチとして指導を仰ぐこととしています。

参加する選手においては代表合宿に召集されたとという誇りを持って参加して欲しいと思います。

2013年10月21日月曜日

東アジア大会 総括

帰国報告で大方記載を致しましたので、それ程書くこともないのですが、大会の総括を少し。

モンゴル、香港、グアムチームについて


先ず、4強以外の他国についての感想を。

モンゴルは、日本の指導者が指導に行っていたこともあり、日本的な礼儀作法は素晴らしく良かったですが、監督が選手をあまり褒めないところは「う~ん」と思いました。
力は、はっきり言って中学生シニアレベル以下でしょう。
広州アジア大会より成長したとは感じませんでした。
このような大会に継続して出場する機会を与えるのであれば、強化を強国が手伝うべきでしょう。

香港は、前回よりも大きな選手が多くなったという印象で、投手のコントロールが良くなっている。
ここも指導者がもう少し良ければ、もう少し良いチームになると思います。
親日国であり、試合後に全員で写真撮影を行いました。

グアムは、おそらく私が現役時代、同じ天津で行われたアジア予選以来の出場ではなかったかと思いますが、楽しそうにゲームを行っていました。練習しているからだつきではないですが、随所にBASEBALLを感じました。
さすがにアメリカ国であるので、中華料理は口に合わず食べ物で苦労していましたね。

日本の勝因は、、投手力の差


大会は、何回も記載をしていますが、4強の争いで、最終的に投手力で優位にたった日本が勝ったということになるのでしょうか?

他国は、予選を必死に頑張るあまり、全部の投手を対戦国に見せていたように感じます。

韓国は、左投手に良い投手がいないことを暴露していましたし、台湾は結果的に予選からエースの王投手を見せてくれて準決勝で攻略する糸口を見せてくれました。

ま、予選で投手を見せずにすんだというのも、日本の投手力が凄かった証です。

予選台湾戦で結束、逞しくなってきたアマJAPAN


一方、打撃はというと、今回の韓国は、珍しく細い選手が多く、パワーを感じませんでした。

それに比べ、台湾は、アマチュアが入っているにも関わらず、スィングのスピードが速く、脅威を感じましたね。

中国は、ベテランとの入れ替えを行っている最中であり、技術的には落ちますが、190cm近い選手ばかりで怖さは感じました。

日本の打線は、台湾戦のコールド負けからチーム打撃の大事さを再認識してくれ、繋がりのある攻撃を展開することができました。ある意味、この試合が導火線になったとも言えるでしょう。

得てして、日本チームは、1戦でも負けるとチームが下降していく風潮にあったのですが、「世界大会では沈んでいる暇はない。
最後にメダルを取ることが全て」という私の口癖が浸透してきたのか、逞しさを感じたチームでした。


多幡主将を中心に結束力のある良いチームでした。

しかし、マウンドで喜び合っている選手の風景っていいもんですね。




2013年10月20日日曜日

東アジア大会 帰国報告 その2

ちょっとアップが遅くなりましたが東アジア大会の報告、第2段。

今回の対戦は、台湾、中国、韓国、日本の4強とそれ以外の国という構図と前回に話をしましたが、このそれ以外の国、モンゴル、香港、グアムとの戦いは打者にとって、ある意味鬼門となりました。

先ず球速が4強の投手よりもかなり遅く、加えてコントロールがあまり良くない。

4強の投手と対戦した後にこの投手と対戦するとバッティングの感覚が狂ってしまいます。
また、打って当たり前という投手陣ですから凡打すると気が滅入ってしまいます。

台湾が中国に敗れた時も前日の試合が響いていたように感じました。

選手にはこの国との試合結果は、気にしないことと話をし、あくまで準決勝、決勝をイメージさせました。

今大会の我が日本の打線ですが、良く頑張ったと思います。

特に、唯一の大学生4番 山川。
パワーはプロ並ですが、まだまだ状況判断が甘い。
しかし、一戦ずつ成長していく姿には可能性を感じました。
世界大会で本塁打を打てるアマ選手が少なくなっている中、期待の大砲であることは間違いありません。

加えて、山川以上の巨漢 日本生命の井上。からだの割りには柔らかさを兼ね備えており、勝負強い。
守備はダメかなと思ったが、意外に俊敏。

この巨漢コンビが打線を引っ張ったことは間違いないでしょう。

決勝では、ベテランが勝負強さを発揮しました。
主将の多幡、最年長の捕手 中野が夫々本塁打を放ち、流石と唸らされました。

世界大会では、四死球が命取りになります。
今大会は、皆良く粘りました。
大会記録の集計がまだ届いていないのでわかりませんが、おそらく日本が1番四死球を奪ったのではと思います。

待球を指示したわけではありません。

積極的に打ちに行き、しっかりボールを見極めたということが素晴らしい。

今大会の方針に繋ぐことを掲げ、選手全員が忠実にやってくれました。

来年のアジア大会に向けての戦い方が見えてきたと感じました。

1人ひとりの選手について紹介したいのですが、長くなるので割愛しますが本当に素晴らしいチームでした。

選手の皆さん、謝謝!

2013年10月18日金曜日

東アジア大会 帰国報告 その1

東アジア大会の期間中は、JOC規定により個人のブログへの大会報告などの記事掲載には規制があり、長期に渡り、ブログを更新できませんでした。

ご訪問頂きました方、誠にありがとうございました。

さて、昨日、帰国し、久々にブログを確認したところ、なんとアクセス数が半端ないことに・・・。

これぞ、WBCの威力、マスコミの力か。一日に2万越え・・・

私のことをブロガ―という記事があったらしく、それでアクセスが多くなっているようですが、私は決して稼ぐためにブログを書いているわけではないので誤解なきようにお願いしたいものです。


さてさて、東アジア大会ですが、今回は日増しに選手の結束力が高まり、当初の予定どおり、金メダルを獲得することができました。

平然と言ってのけていますが、試合は緊迫した内容ばかり。


大会は、日本、台湾、中国、韓国の4強とグアム、モンゴル、香港という構図。


よって、台湾、中国、韓国、そして日本の4強による準決勝、決勝となることは誰でも予想できます。

ある意味、予選は、準決勝でどの国と対戦するかという探りあいの試合。

当初から方針として、準決勝が最大の山と考えていましたので、今年絶好調 ドラフトの目玉であるJR東日本の吉田をこの準決勝に当てることを決めていました。

その準決勝を睨みながら、スタッフと相談し、投手ローテーションを決めていきます。

最終的にはローテーションを崩すことなく、金メダルを獲得できたのですが、当初の予定からは少しずれが生じました。


その一つは、今年の都市対抗の橋戸賞男のJX-ENEOS 大城投手の大会前のアクシデントによる調整遅れ。

二つ目は、台湾が中国に予選で負けたこと。


大城の調整遅れにより、大会でぶっつけ本番でテストをすることを決断。

見極めという意味では予選の台湾戦が一番と考えました。

もし、それでも調子が上がらなければ今回は先発ローテーションから外すということを考えねばなりません。


ですが、どんな優秀な投手でもやはり試合間隔が空くというのは非常に厳しかったようですね。

全く本来の出来ではなかったようです。

大城が2回持たずに降板するなんて考えもしませんでした。

結果はご存じのとおり、台湾の打線に火がつき、0対11 7回コールド負けでした。

負けは想定の範囲でしたので、あまり気にはしませんでしたが、大城の状態が良くなかったということの方がショックでしたね。

決勝は、大城と大会前は予定をしていたので。


二つ目の想定外の出来事。

中国が台湾に勝つことは、最近では珍しいことではありませんでしたが、日本が一方的に勝った今回の中国にまさか台湾が負けるとは・・・。

これにより、予選の最終戦である台湾対韓国の試合が準決勝でどちらが日本と戦うかという緊迫する試合となってしまいました。

台湾、韓国の両監督とも中国が「いらんことした(台湾に勝ったこと)」と漏らしていましたから・・・。

試合は4対1でリードしていた台湾が最終回に2死から4点を失い、まさかの逆転負け。

これにより、戦前の日本が1位通過であれば、準決勝で中国、2位通過であれば韓国との予想が全く外れ、決勝であたるであろうと想定していた台湾と準決勝で戦う羽目になりました。

ま、こういうこともあると思っていたので、吉田を準決勝にとっていたのですが・・・。


話は戻りますが、コールド負けを喫した我がチームですが、崩れそうな流れを止めてくれたのが予選 韓国戦に先発して完全にねじ伏せたセガサミーの浦野でした。

これは、直前合宿の状態の悪さからは想像できない素晴らしい内容でした。

大城の穴を埋めれると思いましたし、韓国にはもう一度対戦しても勝てると思いました。


10日間程度の短期決戦ではありますが、ほぼ毎日試合というある意味長期戦でもあります。

大会では、何が起こるか分からないのが世界大会の怖いところ。

調子が落ちた選手が後半後半復調してくるのは珍しいケースで、如何にそれに代わる選手を見つけるかということが世界大会では重要になってきます。


日本人は、どちらかというと手を抜くということを嫌います。特にアマチュアの世界では。

予選で負けでもしたら黄色信号なんて書かれてしまいます。

でも、本当に勝ちたい試合に勝利するためであれば、敢えてチームに与えるメンタル面の降下というリスクを冒してまでも挑戦する勝つ為の戦略が必要となります。

この大会では、予選の台湾戦がその試合であったと思います。


勝ったから言えるのかな(笑い)


う~ん、頭が冴えません。もう一つです。

帰国第一報ということでこの辺りで今日はしまいとさせて頂きます。

引き続き、大会報告を次号でも致します。






















2013年9月28日土曜日

アマ全日本代表合宿!全日本対JX-ENEOS!

試合後にコーチの話を真剣に聞く選手

東アジア競技大会 全日本チーム直前合宿二日目、本日はJX-ENEOSさんと試合を行いました。

秋晴れの非常に良い天気の中、選手のコンディションも上場。

全員合流して二日目としては中々の出来であったと思います。

本日の先発は、東明(富士重工)。

ストレートの速さは絶好調までは行かずとも投球のテンポが早く、リズム良く投げていたように映りました。

得点圏にランナーを置く場面もありましたが、低めへの意識も高く、4回を無得点に押えてきました。

2番手はJR九州の浜野。

昨日まで、JR大会に参加していましたが、登板の機会がなかったこともあり、立ち上がりに死球を与えるなど、コントロールに少し苦しんでいましたが、

ベテランらしく後続を切って取り、2回を東明に続き無得点。

このあたりは、流石でした。

一方、打線は中盤までENEOSの三上投手(全日本に選ばれてもおかしくない)に手玉に取られました。三上も良かった。

序盤から中盤で何とかリードした展開に持ち込むことが国際マッチでは非常に重要なことであるため、打線については課題となりました。

とは言え、6回に期待の大学生4番 山川(富士大学)がまさしく火の出るような打球でセンター横の2塁打を放ち、先取点をあげたことは今後の打線に勢いをつけるのではと安心しました。

現に続く5番松本(JR東日本)、6番井上(日本生命)が連続タイムリーを放つという結果をもたらしましたし、

その後も次回に主将の多幡(HONDA)が1,2塁から右翼線を抜く3塁打を放ち、2点をあげるなど、

打線は、後半いい流れになりました。


7回からは、今回の大会で期待をしている浦野(セガサミー)が登板。

本来のストレートの切れなく、思った投球ができなかったようですね。

7回は無得点に押えたが、8回に四球、安打でランナーを貯め、2失点。

本人が一番悔しかったと思いますが、まだ時間があるので調子をあげてきてくれることに期待したいです。

今日の最後の押えは、ドラフトの目玉である吉田(JR東日本)。

本日の登板の全投手の中でもっとも球の伸びを感じました。

チームに安心感を与える投球をしてくれて、幸先の良いスタートとなりました。

まだまだ大会までは時間があります。

調子も上向きになっていくでしょう。

多少乗り遅れている選手もいますが、結束という点では非常にチーム状態も良いので焦らず、しっかりと調整を行っていきます。

皆、一生懸命頑張っています。

ご声援よろしくお願い致します。

しかし、ドラフト前ということもあり、マスコミ、スカウトが例年以上に多いな!!!



2013年9月26日木曜日

第6回東アジア競技大会野球スケジュール決定!

9月26日(木)より中国天津で開催される第6回東アジア競技大会の野球 全日本チームの大会直前合宿を行います。

その前に、大会直前まで組み合わせが決定されず、投手のローテーションすら組めない状況でしたが、漸く参加国と試合日程が以下のとおり決まりました。

予選7試合、4チーム勝ち抜け、決勝はトーナメント方式

参加国は、日本、台湾、韓国、中国、香港、グアム、モンゴルの7カ国。

試合は、予選全チーム総当たりのリーグ戦方式。

上位4チームが準決勝を争い、準決勝の勝者が決勝を争い、負けた2チームが銅メダルをかけて戦うという昔ながらの方式です。

大会前からなめているわけではないですが、日本、台湾、韓国、中国の4強はおそらく順当に予選を勝ち抜けるでしょう。

私が現役の時を最後にアジアで行われる国際大会に出場がないグアムがどれぐらいのチーム力なのかは全く予想がつきませんが・・・。

準決勝が大きな山場!


野球競技は、10月6日から開催です。

日本のスケジュールは、以下のとおり。

10月6日 対 モンゴル
10月7日 対 中国
10月8日 対 台湾
10月9日 対 グアム
10月10日 対 香港
10月11日 対 韓国
10月12日 日本REST DAY

10月13日 準決勝
10月14日 決勝

何れにしても準決勝が大きな山場となることは間違いなく、前日にREST DAYとなったことで準決勝、決勝は投手を総動員できそうな組み合わせとなりました。

4強が拠出する展開となると思いますので、それ以外の国の試合で緊張感をいかに保つかということも非常に重要なことと言えるでしょう。

私が初采配をしました広州で行われたアジア競技大会においても、モンゴルと試合をした時には正直試合が終わるのかと思ったほどでした。
5回で20点以上開いたと記憶しています。

その時にも選手に対しては、「相手は力不足でありながらも必死でプレーするだろう。こちらも野球を教えてあげる意味でも全力でプレーをすること」と指示を出したほどです。

「国際試合は、単に競技を競うあうだけではない。スポーツを通じて友好を深める場でもある」とバルセロナオリンピック日本代表監督 山中 正竹氏より教えを受けたことをこの大会でも忠実に実践していきたいと思います。

話を戻しますが、おそらく今回の大会は準決勝、決勝さへ勝てば良いという大会だと思います。

4位までに入れば予選は、ある意味、どうでも良いという感覚を受けます。

しかし、短期決戦の場合、勢いという素晴らしい追い風を味方につけることが最後に笑う者になれることを我々アマチュアは知っています。


金メダルまで、8連勝!

選手には敢えて厳しい注文をつけたいと思います。

アマ全日本、どうぞよろしくお願い致します。



2013年8月5日月曜日

東アジア競技大会日本代表チーム1次合宿

先ずは、先号にコメントを戴きました方ありがとうございました。貴重な御意見として承りましたが、頂いたコメントを誤って削除し、公開できなかったことをお詫び申しあげます。

更に、更新の間隔が間延びしているにもかかわらず、沢山の方にご訪問戴き、ありがとうございました。

さて、東アジア競技大会日本代表チームの一次合宿が昨日終了致しました。

都市対抗本大会明けという状況の中、コンディショニング的にはまだまだという率直な感想でしたが、チームの方針の統一、寄せ集めである選手間のコミュニケーションの向上という意味では概ね目的は達成されたのではと思います。

合宿初日には、昨年から引続きのコンパクトディフェンスを中心としたディフェンスの説明を行いました。
このコンパクトディフェンスは選手相互がやるべきことをしっかり行わないと機能も半減することは連載しているベースボールクリニック、またはこのブログ上でも話をしたとおりです。

例えば投手であれば、低めに投げることが要求され、捕手は、投手が投球する低めのボール、特に低めのワンバウンドを後に反らさないようにする。内野手は、センターラインを締め、投手方向に集まり易い打球を処理する。外野は、頭の上を越える打球よりもライナーの打球を拾うといった具合に連動した動きになります。

したがって、この守りのコンセプトを十分に全員が理解する必要があり、今回の戦術的な大きな柱ともなり、練習、ミーティングにもかなり時間を割きました。

一方攻撃面では、「Next and forward」というキーワードを掲げました。

私は、今まで「攻撃こそ最大の防御なり」と積極的な姿勢で海外の大会に挑んで参りました。しかし、残念なことに中々、海外の好投手を打ち崩すことができないというのが現状です。
その気持ちが消えているわけではありませんが、今大会は、「後へ繋ぐ」という意識を持たせ、チーム全員で崩していくという戦いで挑みたいと考えています。

台湾、韓国、中国の一線級の投手からは、残念ですが今のアマチュアの打者では4点から5点を奪えるかというレベルにあります。
国際大会では、エラーや四球が国内大会よりも増して命とりになります。裏を返せば、そのような機会を如何に得点に結びつけるかが勝負になるのでしょう。
昨年のBFAアジア選手権も正にそのような展開となりましたし、結果的に得点に結びつけた日本が優勝したと言えるのではないでしょうか。

今回のこのキーワードは、如何にランナーを進め、確実に得点に結びつけるかということであり、その戦術を合宿にて選手に話をしました。
全日本に入る選手は、殆どが自チームではクリーンアップであり、どちらかというとランナーを返す役割の打順にいる選手が殆どです。
全日本チームにおいては、今までの役割を捨て、当てはめられた打順に応じた状況判断が要求されます。当然、その対応ができる力のある選手をこちらも選出したつもりですが・・・。
しかし、打順とは良くできたもので、其々の役割が機能しないと得点は中々積みあがりません。
「誰かがいつか打つだろう」というような気持ちに陥り易いのが全日本のようなチームであり、現にそのような傾向が強く、中々得点を積み上げることができませんでした。
今回の合宿では、打席における、塁上における自分の最低限の役割という観点で、その場面における決断の下し方について説明を行い、以後の合宿を通じながら判断のすりあわせ行うことを選手と申し合わせしました。

決してスモールベースボールを行うということを宣言しているわけではなく、チーム全体で得点を奪うというシンプルな考えを再度徹底したいということにつきます。
具体的な中味については戦術に直結するのでお話できないので、イメージが出来ないかもしれませんが、ニュアンスは掴んでいただけたのではと思います。

8月3,日と4日に実戦練習としてイースタン選抜と試合を行いました。
イースタンと言え、技術的にはさすがと思わせられるプレーばかりで勉強になりました。
特に、社会人の経験のあるジャイアンツの吉原コーチには大変お世話になりました。

結果は1勝1敗でしたが、1戦目の敗戦を受け、2戦目では、戦略を意識したプレーが随所に見られ、競り勝つことができ、次合宿に向けて弾みがついた内容でした。
選手個々人のコンディションを考えれば、及第点と言っていいでしょう。

しかし、プロ野球が相手だからといっても全日本チームが負けてはいけないという強い想いがあり、個人的には非常に悔しい気持ちです。

次回は、9月26日から出発まで神奈川地区を拠点として合宿を行なう予定としていますが、選手には、この合宿の最後に「全日本選手とは如何なる状況でも自分のパフォーマンスを十分に発揮する準備を怠らない選手である。次の合宿には絶対にベストの状態で来るように!」と厳しいコメントしました。

これは、先輩指導者から選手時代に受けた指導で大切にしている事項であります。
全日本の選手はそうあるべきですし、それが国を代表する選手の義務です。

選手諸君には、肝に銘じて行動して欲しいものです。

今回から「侍プロジェクト」として、アマ代表もWBC仕様のユニフォームに袖を通すことになるようです。
新ユニフォームは今回の合宿には間に合わず、次回合宿からとなりましたが、次回からは新ユニフォームで気分一新し、アジア最強を目指して選手、スタッフと供に更にヴォルテージアップして行きますので、以後もご声援をよろしくお願いします。

ジャイアンツ球場まで足をお運び頂きました社会人野球ファンの皆様、ご声援ありがとうございました。

それにしても大学から唯一選出され、2戦4番を務めた山川選手(富士大学)の連日のホームランは、プロ選手も唸るほどの強烈な2発でした。今後が本当に楽しみな選手です。


2013年7月4日木曜日

東アジア競技大会代表選手

7月2日に今年10月に中国天津で開催される東アジア競技大会の代表メンバーが決定しました。4大会目の指揮をとらせて頂くことになりますが、今回の選手選考は非常に難しい選考となりました。
①第1次の選手登録が本年1月締切りであったため、昨年度の選手の成績をもって登録をしなければならなかったことにより、今年目覚しい活躍をした選手、新人選手などがモーラされず、選出できなかったこと。
②また、最終締め切りが7月初旬であったたため、都市対抗野球本大会の試合結果を反映できず、JABA大会及び予選の成績で選出しなければならなかったこと。
③さらに大学生がほぼリーグ戦最中である10月であるため、特に投手に面白い選手がいる大学生を選出できなかったこと。
などが大きな理由に挙げられます。
今回の選考方針は、勿論、東アジア競技大会で金メダルを獲り、アジアNO.1を死守することですが、それ以上に来年の9月に開催されるアジア競技大会で金メダルを獲るための土台づくりを行うことを大方針としています。したがって、若手の登用を念頭にある程度の年齢制限を引いた形で選考を進めていきました。
野球のオリンピック復活運動が現在展開されていますが、アマチュア選手が過去オリンピックに参加していた時代と違い、現在はアマチュア選手が世界に出る機会はめっきり少なくなりました。世界を知ることが日本野球の発展につながることになるわけでアマ時代から世界大会への出場の機会を増やしていくことが今後の課題です。
話がそれましたが、アジア競技大会は現在、アマ日本代表の最大の大会と言っても過言ではありません。韓国は兵役免除をかけた一流選手が出場しますし、台湾もメダル獲得をかけ、ほぼプロ選手で参加することが予想されます。
アジア地区だけという狭い範囲ではありますが、それなりに大変な戦いになることは前々回のドーハ大会、前回の広州大会で経験し、承知しているつもりです。
来年のアジア大会を勝利で飾る意味でも、今回の東アジア大会は是非勝って選手に自信をつけさせたいと思います。

さて、今回選出したメンバーは
投手 吉田、片山(JR東日本)、浦野(セガサミー)、東名(富士重工)、吉原(日本生命)、大城(JX-ENEOS)、秋吉(Panasonic)、濱野(JR九州)
捕手 中野(JR九州)、上田(NTT東日本)、二葉(トヨタ)
内野手 多幡、川戸(ホンダ)、井上(日本生命)、田中、石岡(JR東日本)、渡辺(JX-ENEOS)、岡崎(日立)、山川(富士大学)
外野手 松本(JR東日本)、大河原(東芝)、井領(JX-ENEOS)、堀越(新日鉄住金鹿島)、松島(伯和ビクトリーズ)
の24名です。

当初の200名近くの一次登録選手から30名の候補選手に絞りこみ、最終的に24名ということとしましたが、特に30名の候補選手のうち今回選出されなかった6名の選手については、JOC手続まで対応してもらい、期待を持たせることとなり申し訳ない気持ちで一杯です。
が、これも代表の試練と考え、次回のアジア大会の候補選手の有力候補であることには間違いないですから更なる成長を期待します。
まだ本人には伝えていませんが、今回の主将は昨年の台湾で開催されたBFAアジア選手権と同様、多幡選手(ホンダ)にお願いする予定です。
主将を中心に選手が主体的に関わるようなチームづくりを今回のテーマにしていきたいと思います。
一次合宿を7月31日-8月4日 東京近郊。
9月27日-10月3日の直前合宿を経て、大会に臨む計画としています。

アマ全日本へのご声援もよろしくお願いします。



2012年12月7日金曜日

BFAアジア選手権 総括


BFAアジア選手権が5連勝で終了しました。前号で台湾戦を振り返り、引き続き試合ごとにレポートするような気配を見せましたが、デーゲーム、ナイターの連続でその余裕もなく、結局は大会が終っての総括という形で報告を致します。
このブログの読者数が私の想像以上であることに非常に驚きを隠せないでいるのですが、この遠征で今回初めて選手が読んでいることも判明しました。
愚痴をこぼさなくて良かった・・・。
では、早速、大会総括を記載します。

VS パキスタン(13対0)
1戦目のスターティングメンバーを大幅に変更して臨みました。正直、パキスタンはまだまだこのような大会に参加して対等に戦うレベルではありません。
選手には「100%、勝つことはわかっている。しかし、参加しているパキスタンの選手に参考になるように必死でプレーをしてくれ」と話をしました。
選手は手を抜くことなく、真面目に試合をしてくれました。
先発の大瀬良、リリーフの新垣、秋吉には「今日の登板もあるが、以降の試合もあるのでしっかり投げるように」とも指示しました。事実、0点で乗り切り、特に大瀬良は9者連続三振といくら格下の相手といえども素晴らしすぎる内容で自信を深めてくれたと思います。また秋吉も国内以上の球威を披露し、次なる登板に期待を持たせてくれました。
雨による開始遅延にも拘らず必死で戦ってくれた選手を見て以降の試合もやれると確信し、ベンチ入りの殆どの選手が今大会に出場し、チームが更に結束した試合であったと感じています。

VS フィリピン(1対0)
雨が降り続く中、試合開始14時予定が17:00開始となり午前10時に休場入りしてから相当待たせられた大変なゲームでした。
国際大会では当たり前といえば当たり前ですが、この日が条件的には一番厳しかったです。台湾体育大学の学生が50人ほど動員され、内野を覆うシートをとっては、またかぶせと必死のグランド整備の結果、何とか試合ができたという状況でした。
この天候により7イニング打ち切りということを試合前から宣告されており、兎に角、早く試合を終えて明日の韓国戦に備え、コンディショニングを悪化させないことを念頭において戦いました。
とは言え、フィリピンの投手陣は近年それ程悪くなく、特に左投手が大会ごとに成長していることはよくわかっていたため、手を抜くことなく、主力中心のオーダーで挑みました。
スコア通りの僅差となりましたが、打撃陣が悪かったわけではなく、フィリピンがよく守ったという印象です。非常に集中力がありました。
試合前に「1対0」で勝つと冗談めいたことを言っていたことが本当になりました。
この試合では、5回のフィリピンの2死2,3塁の攻撃で打者が三振したボールを体に当てボールデットになったにもかかわらず、転がるボールをインプレーとミスジャッジした韓国の審判が特に目立ちました。
当然抗議に行き、判定は1塁の塁審の助言により覆り、アウトとなりましたが、明らかにこのルールを主審は知りませんでした。これは世界大会であってはならない大問題です。以降は主審をすることが無かったので、大会運営側も厳重注意し、配慮したのだと思います。
フィリピン相手に僅差で「何やっているんだ」とお叱りを受けるかもしれませんが、野球はこのようなことは良くおきます。結果的に最後は1対0で勝つということが実力の差であると理解して戴きたい。
特に選手に苛立つこともなく、フィリピンの善戦をあっぱれと評価したいと純粋に思っています。

VS 韓国(4対0)
過去の日韓戦の経験から闘志むき出しで韓国は来ると予想していましたが、連日の雨模様のせいか、今までの雰囲気とは違い、また相手がアマチュアということもあってか少し構えた姿勢で試合前からいたようでした。
全勝同士の戦い、勝ったほうが大きく優勝に近づく大一番、先発には1戦目押さえに起用した最年少の吉永をマウンドへ送りました。この大会に入る前から勢いを出すためにも韓国戦は吉永と決めていましたが・・・。期待に応えて非常に良いピッチングをし、4回途中まで良い投球をしてくれました。
打線も吉永を援護するように先制点を松本が叩き出し、リードを保ったまま中盤以降を迎える優位な展開に持ち込みました。
韓国は台湾戦で好投した左の片山を意識してか右打線をそのまま継続。ここで吉永から連日好投の秋吉へスゥイッチ。秋吉のストレートはうなっていました。前に打球を飛ばさせず、以降9回1死まで殆どパーフェクトに押さえ込みました。
打線も期待に応え、追加点を取り、思い通りの展開に持ち込み、最後は切り札片山を投入し、完全に力勝ちしました。明らかにチーム力の差が出たと感じました。
韓国選手が試合後、「誰もプロがいないのか?」と洩らしていたらしいです。

VS 中国(10対1)
日本ハムにドラフト指名された新垣を最終戦の中国戦に先発。大会前から「もし、台湾または韓国に負けた場合、この中国戦はメダルをかけた大変なプレッシャーになる。」と考え、「アマチュアに恩返ししたい」という意気込みある新垣を最終戦までとっていたといのが本音です。
既にほぼ優勝が決定的な状況でありあまり気合が入らない状況であったと思いますが、連日投手陣が良い投球をしていたので別の意味でプレッシャーがあったのかもしれません。
新垣は内野手の2失策もあり、調子に乗る前に先取点を許し、本来の出来からは遠い内容でした。が、流石に3回を最小の1点で凌ぎ、ドラフト選手としての片鱗を見せてくれました。
今大会初めて先行を許した打線は焦ることなく、この日もしぶとくチャンスをものにし、4番の林が待望の本塁打を放つなど一方的な展開となりました。
投手陣は、新垣の後を濱野、大瀬良、大城と危なげなく繋ぎ、最後は開幕投手の吉田が締めて完全優勝を遂げました。
吉田の胴上げ投手は、大会始まる前から決めていたので、予定どおりのローテーションで回るという投手の頑張りが際立っていたといえるでしょう。
マウンドで集まる選手を尻目に私は先ずは中国チームの監督に握手を求めに行きました。
国際大会において友好の気持ちを忘れてはいけないとバルセロナオリンピックチームの山中監督より教わりました。中国チームのアメリカ人監督は第1声に「おめでとう」と言ってくれました。流石BASEBALLだなと改めて感じた瞬間でした。

野手へのコメントが少ないのですが、野手は全員が其々の持ち味を出してくれ、特に名前を出して賞賛する必要はないかと思っています。
強いてあげれば、大学生で社会人以上の打球スピードを披露した富士大の山川が社会人打者に火をつけたといえるでしょう。
もう一つ、今回コンパクトな守備体型が功を奏しました。これほど見事にセンター前をことごとく阻んだのも、合宿時からの意識づけの勝利と思っています。
勿論、二遊間の守備力もありますが・・・。

連日の雨天の中、献身的なプレーを続けてくれた選手に非常に頭が下がります。
また、この選手団を叱咤激励し、プレーしやすい環境を作ってくれたコーチングスタッフには改めて深い信頼と感謝の念で一杯です。
多端主将の「プロに勝ったぞ!優勝しちゃったぞ!」という選手への最後の掛け声は素直な気持ちの現われでしょう。
本当にいいチームであったと思います。
帰国した解団の挨拶で選手に対して「野球界への還元」を御願いしました。ここで学んだことを真面目に来シーズンに表現してくれることを選手全員に期待します。
来年の東アジア競技大会、再来年のアジア競技大会とアマチュアが出場するであろう大会がありますので、このメンバーがこの大会で得た自信を秘め、更に活躍することを祈念して大会の総括とさせて戴きます。




2012年11月29日木曜日

BFAアジア選手権 台湾戦

11月22日-25日 Jx-Eneosグランドでの直前合宿を経て、11月26日に台湾台中に移動し、BFAアジア選手権を昨日迎えました。
今大会は、6チーム総当たりで順位を決する方式であり、通常の世界大会の予選を行って決勝トーナメントを行う方式とは異なるため、初戦の台湾戦は日本チームにとっては事実上のメダル決定戦と非常に重圧のかかる初戦となりました。
また、現地入りしてからの台湾の天気は雨ばかりとグランドで練習が全くできず、昨日の台湾戦も小雨降り続く悪いグランドコンディションと選手にとっては大変な中での試合となりました。
台湾戦の先発は以下のとおり。
��. 藤島(JR九州)CF
��. 井領(JX-ENEOS)RF
��. 多端(ホンダ)3B
��. 林(富士重工)DH
��. 松本(JR東日本)LF
��. 山川(富士大学)1B
��. 川戸(ホンダ)2B
��. 中野(JR九州)
��. 田中(JR東日本)
投手:吉田(JR東日本)
通常ショートを守る川戸選手を二塁手で起用、チームの雰囲気を打撃で変える力のある山川をファーストに抜擢とかなり思い切った布陣で勝負に出ました。
対戦相手の台湾は、WBC予選にも名を連ねる台湾プロ選手。先発投手はシカゴ・カブスのマイナー選手である王(ワン)選手とかなりの実力がありました。
試合が開始され、150kmの速球で押す投球の王投手を想定していましたが、球数制限(所属球団から75球と制限されている)と雨のコンディションとの兼ね合いからか一転スライダー主体の投球をされ、3回まで完璧に抑えこまれました。
一方、我らがアマのエース吉田も怯むことなく140km中盤の速球で対抗し、互角の戦いを展開。
3回の裏、相手の先頭打者にライトオーバーに3塁打を打たれ先制を許すかという場面を迎え、日頃早い回から前進守備シフトを敷かないのですが思い切って勝負に出てバックホーム体制を指示。吉田投手も期待に応え、9番打者を遊撃ゴロ、続く1番の左の好打者をセカンドフライに打ち取り2死3塁までこぎつけました。
2死は獲ったものの2番の左打者を迎え、吉田投手の投球に対してフルスゥイングしてくる台湾バッターとは紙一重の状況と厳しく、ここで堀井コーチ(JR東日本)にマウンドへ行って貰い、時間をとってもらいました。
無死3塁は2死までこぎつけた後、ほっとして安打を許すというパターンが良くあります。1点を献上しても全くおかしくない場面をここまで粘ったのだからここは絶対に先取点を渡さないと通常セットアッパーを行っている左投げの片山投手(JR東日本)を投入。期待に応えて捕手ゴロと選手点を阻んでくれました。
野球は面白いものでこのような大きなピンチを脱すると必ずチャンスが訪れるものです。4回の表、先頭の井領選手が打った何でもないショートゴロを遊撃手が抵投、無死1塁と先取点のチャンスを迎えました。日頃早い回からは送りバントをしないことが多いのですが相手の好機を潰した次ぎの回であったこともあり、3番の多端選手に送りバントを指示しました。続く4番の林選手は打ち取られましたが、5番松本選手が思い切りよく、センター越えの2塁打を放ち、待望の先取点獲り、流れは完全に日本側へ。
続く5回にも四球で出た川戸選手を1番藤島選手がレフト前安打し、貴重な追加点をあげ、
優位な状況で試合を進める展開で進めました。
片山選手の投球は台湾打者にバットを思い切り振らせることなく、見事な投球を展開し、7回まで0点に押え、完全に手玉にとっていました。
しかし、打線は台湾も流石プロ集団、5回以降はリリーフ投手に完全に押えこまれ、嫌な流れで終盤を迎える展開となりました。
終盤、片山投手が2死2塁からセンター前安打を許し、1点を献上し、8回を終えて2対1と最終回の攻防に。
��回表の攻撃も追加点を取ることができず、重苦しい雰囲気で9回裏守りを迎える展開となりました。2番の先頭の左打者を片山投手が打ち取ったあと、3番のマリナーズマイナー選手を迎えてところで本塁打を警戒して直前合宿で絶好調であったチーム最年少の後輩である早稲田大学吉永投手にスイッチ。
大舞台を経験していると言っても流石に国際マッチの押えの重圧は吉永選手にも荷が重かったようです。
��番打者には続けて直球がボールとなり2ボールとボール先行。マウンドに上がる前に今大会は力で押せと指示していたこともあり、続く2球もストレートでファールを打たせカウントを戻す見事な度胸。しかし、迎えた2-2からの5球目勝負の直球をフルスゥィングされた打球は左中間最深部へ。
誰もが「やられたか」と思った打球でしたがフェンス手前でレフト松本選手のグラブに納まり、あと一人で勝利というところまでこぎ着けました。
左の大城投手(JX-ENEOS)にスウィッチもよぎりましたが、ここは吉永投手を信頼して続投と腹をくくりました。
続く4番打者は台湾リーグでも20本塁打以上を打っている強打者。ここも臆せずストレートで勝負を挑み1-1と並行カウント。3球目インコース高めに投げた球はライトポール際への大飛球。これまた誰もが「やられた」と思った場面でしたが、ポールの脇50cmほどファール。最後は、ここまで隠していた得意のシンカーで三振。
吉永投手には六大学リーグ戦とは全く違ったストレートで押すスタイルに変えることを指示したのですが、若者らしい挑戦的なスタイルはチームに活気を与えてくれていることは間違いありあません。しかし、2本とも入ってもおかしくない当たりが入らないとは何か持っている只者ではない後輩です。
広州のアジア競技大会で台湾チームをあと一息というところまで追い込みながら負けた苦い思い出に雪辱を果たすことができました。
多端主将を中心にまとまってくれている選手に頭が下がります。
また、献身的にサポートしてくれている堀井コーチ、善波コーチ、中島コーチに感謝、感謝です。
まだ大会が始まったばかりですが、今日の1勝はアマ日本代表にとって歴史的な1勝と言っても過言ではありません。選手諸君おめでとう!
残りの試合に全勝し、5連覇を成し遂げて参りますので引き続きご声援をお願いします。
それにしたも国際マッチは疲れます。



2012年11月16日金曜日

BFAアジア選手権日本代表選手

12月28日より台湾台中で開催されるBFAアジア選手権の日本代表選手を昨日発表致しました。大会直前までのエントリーが可能ということで、怪我等による不慮の変更を加味して、社会人日本選手権、大学神宮大会の終了まで引っ張ったというのが現状です。大会参加登録可能数は24名と当初の20名から増員されました。プロ選手が多く参加すること、シーズンオフの大会である事情を配慮しての増員であると想像しています。

さて、今回選出したメンバーの一人一人を簡単にご紹介いたします。
投手は怪我の多いポジションですから8名か9名かと悩みましたが、野手の層を厚くすることを優先するとともに連投になれているアマチュア投手の力量を勘案し、最終的に8名としました。
〇大瀬良(九州共立大)大学球界NO.1投手との評判もあるとおり、150kmを超える速球には非常に魅力があります。大会では、主に試合後半での登板を期待しています。
〇吉永(早稲田大)ご説明する必要もなく1年生ながら早稲田大を支える投手で今後のアマチュア野球界を支えていく選手と期待しています。海外ではあまり見られない独特のシンカーは外国人選手にはかなり通用すると考えています。
〇吉田(JR東日本)1年目ながら社会人球界で現在、NO.1右腕の投手、187CMの長身から投げ下ろす速球はスピード表示以上の威圧感があります。また多彩な変化球も保持しており、コントロールも良く、大事な試合での登板を期待しています。
〇大城(JX-ENEOS) 都市対抗野球、日本選手権のダブルのMVP投手。小柄でありますが、球威は抜群で、杉内(巨人)を彷彿とさせるような投手です。特に独特のカーブは、落差も大きく、海外打者には十分通用すると考え、左のエースとして期待をしております。
〇濱野(JR九州)社会人を代表するベテラン投手で、サイドスローからのスライダーは曲がりも大きく、良くコントロールされ、類似投手の経験の少ない海外選手は非常に戸惑うと考えています。先発、中継ぎとフル回転の登板を期待しています。
〇新垣(東芝)日本ハムにドラフト指名され、11月22日に契約を控えている実力派投手。速球とスライダーが武器の選手で試合を作れる選手として期待をしています。社会人時代は目立ちませんでしたが、プロの世界では実力を発揮すると思います。
〇片山(JR東日本)中継ぎのスペシャリストで左サイドから投球されるボールは打者の手元で微妙に変化する特徴を持っています。マウンド度胸も十分で特に試合中盤から後半にの大事な場面での登板が多くなると期待しています。
〇秋吉(Panasonic)今年ブレークした選手でサイドハンドからの投球は、145km越えるスピードを保持している選手です。ストレートでぐいぐいと押してくれる強気な投球でチームに勢いを与えてくれることを期待しています。
海外試合で特に怪我の多い捕手は、3名体制としました。
〇中野(JR九州)インサイドワークに長け、特にバッターの特徴、投手の特徴を生かしたリードに定評があります。チームを落ち着かせる守備の要として期待しています。
〇石川(JR東日本) 自チームを昨年から3大会連続で決勝に導いた功労者。若手ながら沈着冷静に試合をコントロールしていく能力は非常に長けており、初経験ではありますがブレークを期待しています。
〇二葉(トヨタ)他二人の捕手にない思い切った強気のリードを行うタイプの捕手です。流れを変える場面での起用が多くなるかと思いますがムードメーカでもあるので活躍を期待しています。
内野手は、8名。
〇山川(富士大学) 一塁手。パワーはアマNO.1であり、阪神ファーム戦で放ったホームランの飛距離はプロ選手も驚くほど。社会人選手の中にあっても気後れしない性格はチームのムードを高める効果を秘めています。のびのびとやって欲しいと期待しています。
〇井上(日本生命)一塁手。大学時代もJAPANを経験していたが、巨漢のからだを使いこなせず、漸く今年ブレーク。本来の柔らかさに力強さを加え、長距離砲として期待をしています。
〇吉田(東芝)二塁手。身体能力が高く、意外性を秘めた選手で流れを引き込む力がありあます。代表に選ばれた誇りを持ち、ここらで大きく飛躍して欲しい選手の一人です。思い切りあるプレーに期待をしています。
〇山本(日本生命)二塁手。小柄ながら一発を秘め、守備も堅実ないぶし銀的なベテラン選手。苦しいときの起用が多くなると想定していますが、確実に仕事をこなしてくれると期待しています。
〇多端(ホンダ)三塁手。豊富な海外試合経験によるリーダーシップを発揮し、チームの精神的な支柱。クリーンアップを打つ可能性が高い選手であり、バッティングでチームを引っ張って欲しいと期待しています。
〇岩本(NTT東日本)三塁手。登録は三塁手だが内野ならばどこでも守れる選手で目立たないが心強い選手である。特に勝負強い打撃はここ一番の代打など多いに期待ができます。
〇田中(JR東日本)遊撃手。1年目ながら日を追うごとに成長を見せている伸び盛りの選手。攻走守、三拍子揃った選手であり、プレーぶりも華があります。若手選手らしく勢いあるプレーを期待しています。
〇川戸(ホンダ)遊撃手。大柄な割りには非常に器用な選手で内野全ポジション対応ができる選手です。自チームでも西郷選手の後を打つなど長打と勝負強い打撃に期待しています。
外野手は、5名。
〇林(富士重工業)現在、アマJAPANの攻撃の支柱。独特の打撃フォームから鋭い打球を飛ばす。勝負強い打撃で野手陣を引っ張って欲しいと期待しています。
〇藤島(JR九州)ベテラン選手であるが初選出の選手。根性、ガッツという言葉がぴったりの選手でアマチュア選手らしい選手。チームのリードオフマンとして期待しています。
〇井領(JX-ENEOS)プロも注目するほどのセンスの塊である選手であることは間違いなく、精神的な安定感がでれば大ブレークする可能性を秘めています。出塁する力に期待しています。
〇堀越(新日鉄住金鹿島)バットコントロールが上手く、殆どのボールを芯で捉える力を持っています。小柄ではあるが力強い打球を放ち、外野の間を抜く安打が期待できます。気後れすることなく、堂々と試合して欲しいと期待しています。
〇松本(JR東日本)非常に寡黙でありますが芯のしっかりした、ここ一番で活躍する選手です。クリーンアップを任せることになりますがプレッシャーをはねのけて思い切り良くバットを振ってくれることに期待しています。
以上が今回の選出メンバーです。
アマ代表ではありますが、他国からすると日本代表であることに変わりありません。
我々も日本代表の誇りを持ってこの大会で優勝するように頑張りますので、ご声援をよろしく御願いいたします。

��写真はスポニチHPから)




2012年10月17日水曜日

アジア選手権日本代表2次合宿

ブログ更新が滞り、申し訳ございませんでした。
去る10月3日~7日まで近畿地区にて30名の選手を集め、2次合宿を行いました。
今回の合宿は、選考が第一の目的ではありますが、チームの戦術の確認も大きな目的の1つでもありました。
結論は、選手も日本代表の考え方を理解してくれたと満足しています。
プロと2試合をおこないましたが、特にオリックス戦は赤田君をはじめ、1軍経験者が相手となっていただき、プロとのアマの違いを見せてくれてこちらのミーティング材料となりました。
違いというのは、投手のスピードレベルが145-150キロで絶えずそのスピード感で試合しているプロと135-140キロ前後で試合しているアマの打者の対応力の差。これは環境の差による、いわゆる慣れの問題だけかとおもいますが。
次に投手の投球ゾーンの違い。プロ1軍投手の投球するゾーンは、ベルトより低いゾーンに集まり、一方アマは高めから低めまで大きなゾーンである。アマの方がコントロールできていないと明確に言えます。
これは非常に分かりやすくでていましたので、夜のミーティングでしっかり意識づ
けしました。
この次の日に阪神タイガース2軍と試合しましたが、本当にファームの選手ばかりで、こちらは逆に自信をつけさせて貰った試合で特に収穫はなかったです。
ただ、富士大学の山川君、特大の本塁打はプロも驚いたと思います。
次回は選考状況について、少し記載をします。
今日はこの辺りで。




2012年9月18日火曜日

BFAアジア選手権代表チーム2次合宿について

U18世界選手権の記事は、沢山の読者の皆様に読んで戴き、大変ありがとございました。
日本代表チーム及びそれに係わるスタッフの役目は、世界大会を通じて世界野球の国内発信が役目であり、大勢の野球ファンの方に世界の野球を正しく伝えることが重要な責務です。今回のU18世界選手権は、メディアに沢山取り上げられ、世界の野球と日本の野球の違うところが非常に顕著に現れた大会であったと感じています。
其々の国の文化の違いにより少しづつ競技の解釈、捉え方が変わっているということが言えるでしょう。サッカー界が今、多くの選手をヨーロッパを中心とし、選手の派遣をしています。これはグローバル化への対応として、とても大切なことであり、サッカー界の成長に大いに繋がることと思います。技術レベルの進歩に寄与することは当たり前ですが、ビッククラブの運営のやり方など副産的な情報として入り込んでくることが、それ以上に効果があると思います。積極的に海外に人を出すことが、競技会の進歩と思い、野球界も若いうちから機会を与えることを検討していかなければと考えます。
さて、本題のBFAアジア選手権日本代表チームの2次合宿を大阪 パナソニック球場をメインに開催いたします。
候補選手については、後ほど全日本アマチュア野球連盟から発表されると思いますが、学生を含む32名で行なう予定です。
合宿内容については、主に試合を中心とし、チーム方針の徹底を図ることをメインに取組んでいきますが、32名から最終登録選手数の24名まで絞り込むサバイバルの合宿でもあります。明確な目的を持って、選手に日本代表チームスピリットを浸透させて行きます。
概略スケジュールは以下のとおりです。

10月3日(水) 練習(Panasonic球場)
10月4日(木) Panasonic練習試合
10月5日(金) 阪神タイガース練習試合
10月6日(土) オリックス練習試合
10月7日(日) JABA新人研修会チーム練習試合



2012年8月8日水曜日

BFAアジア選手権代表チーム1次合宿終了

8月2日から5日にて第26回BFAアジア選手権の日本代表チーム一次合宿を千葉県柏市JR東日本グランドにて行ないました。選手総勢50名と猛暑の中、ゲーム、練習、ミーティングと密度の濃い内容で進めていきました。
我々の現役時代の全日本合宿は、一日が長かった。今回もそれに似たような合宿であったと思います。選手は、かなりしんどかったでしょう。
今回の合宿の目的は、以下3点。
1.二次合宿に向けての選手選考(50名→30名程度)
2.チーム方針の理解
3.選手間の相互理解を深める
合宿は、50名を2チームに分け、初日を練習、第2日目 JR東日本、JFE東日本、第3日目 JR東日本、住友金属 第4日目 JR東日本と試合を行なっていきました。
基本的に選手選考が主な目的ですから、試合を通じて選手の評価を行なっていくのですが、今回はチーム方針の理解もあり、先にブログ内にアップしている「コンパクトな守り」を徹底的に実践で選手に体感してもらいました。
全日本クラスの投手であれば、広範囲に打球を飛ばされることはありません。従って、ものの見事にこのコンパクトな守りが功を奏しました。3遊間を抜ける打球が、三塁手の正面、1,2塁間を抜ける当たりが、1塁手の正面、思い切り前に守らせた外野手に至っては、「ヒットだ」と思われるライナー性の当たりを難なくキャッチ、つまったカンチャンをことごとく拾うなどかなり衝撃的な出来事のように周囲には映ったようです。対戦したJABAチームから「これだけ思い切った守備体系を取られると点数が入りませんよ」と驚きの声が上がりました。
中には、3塁線の緩いゴロが安打になるなどこの守備体系の弱点がでましたが、それ以上に通常安打と思われる打球をアウトにした数が圧倒的に多く、選手も納得したと思います。
勿論、大会では、この体系を基本に相手打者、得点差、イニングに応じて少しずつ変化をさせていきます。この基本形の理解が今回の合宿の意義であったので、良い結果が出来て監督としても良かったです。
相手と同じことをしていれば研究され、また格上チームには、力で打ち負かされてしまうのが落ちです。選手にチームとしてのよりどころ、期待感を与えることがチーム掌握をする上で非常に重要なことになると常日頃から思っています。
選手は、猛暑の中、非常に真面目に取組んでくれました。本当に感謝しています。しかし残念ながら台湾へ連れていけるのは、おそらく今回合宿に参加してくれた選手の半分です。
本当に辛い!しかし、仕事ですから割り切って、これから2次合宿に向け、選手選考していきます。選手の優劣をつけた選考ではなく、海外で戦うための選考ですからもし落選した選手には悲観的になって欲しくないです。
スタッフ、選手、皆お疲れさん!



2012年8月6日月曜日

アジア選手権直前合宿にむけて

アジア選手権の台湾代表、韓国代表のメンバーが発表されたようです。
いずれもプロ選手中心の構成でアマ全日本としては大変厳しい戦いとなることは必死のようです。
特に台湾は、ソフトバンクの楊投手を筆頭に日本プロ野球でも活躍している選手を中心に構成されており、ホスト国の威信をかけてという強力なスタッフとなっています。
開幕戦でいきなり台湾とやることになっていますが、アマを代表する投手陣がどこまで通用するかが鍵となることは間違いありません。
木製バットに変更されてからの国際大会では顕著に投高打低の傾向が現れており、大量得点を望むことが厳しくなっています。
厳しい戦いは想定のうちですが、相手がプロだから負けるなどとは思ったことはなく、寧ろ選手を含め「やってやる」という強い気持ちでいます。
過去、ドーハで行なわれたアジア競技大会において、韓国、台湾がプロドリームチームの参加に対し、両国と対等に戦い、韓国には勝利を、台湾には惜しくもサヨナラ負けという結果をアマチュアチームだけで残したという過去の拠りどころが私の今回の支えとなっています。
大学生であった長野(ジャイアンツ)、野本(中日)などが当時のメンバーでした。
日本では全く報道にも取り上げてもらえませんでしたが、この大会で韓国に勝った次の日の韓国メディアは、「ドーハの悲劇」として、日本の社会人チームに負けたということを辛辣に大報道しています。
10回やって1,2回勝てるかという差があるかもしれませんが、一発勝負の中で生きているアマ選手の力を結集すればやってみないとわからないと思っています。
プロにとっては、単なるオフシーズンの大会と位置づけているものと思われますが、世界大会に出場できる機会が減少しているアマにとっては、存在価値を高める絶好の機会であることは間違いありません。
明日から全員揃って直前の合宿に入ります。想いを一つにして、全力で戦いますので、「もう一つのJAPAN」を暖かい眼でご声援を御願いいたします。



BFJアジア選手権日本代表

第26回BFJアジア選手権日本代表チームの編成もいよいよ大詰めとなってきました。2次合宿に参加してくれた選手の中からドラフトされた選手も出ました。編成にあたっては、ドラフトされた選手についても最終メンバーの対象としております。ドラフトされた選手がクローズアップされることは間違いないのですが、ドラフトされなかった候補選手については、年齢的な面、本人がプロに進みたくないなど様々な理由によりドラフトから漏れたわけで、決して力が劣っているということではありません。したがって、ドラフトされた選手が必ずしも代表入りということではないことだけは明言できます。
特に今回候補に選出している大学生は敢えてドラフト対象外の3年生以下の選手ばかりで、ドラフトされた4年生に負けず、劣らずの実績、実力を秘めている選手ばかりです。
数名の大学生を代表チームに招聘する方向で検討をしておりますが、このうち何名かは次の韓国仁川でおこなわれるアジア競技大会の中心メンバーとして活躍して欲しいという期待もあります。
最近、アマチュア野球が世界の舞台で試合をすることが希薄になっています。先にU18チームが異質な海外野球に困惑したように経験不足は否めない状況下にあります。日本の野球が正しい野球であるとか主張しても世界を変える力は今の日本にはありません。日本の野球が一番であることを見せるけるためには、WBCで勝つ、アマチュアレベルの国際大会を全部勝つことが一番の早道です。
そのためには、「習うより、慣れろ!」。早い段階で国際試合を経験させることが重要であり、これを手を抜いていると野球強国には近づけません。
そういった意味では、我々アマチュア日本代表も重要な責務があり、その使命を持って国際大会に臨む必要があります。
選考する選手については、日本代表としての気概を持っている選手を第一に選出したいと考えています。
「この選手よりもあの選手が力は上ではないの?」と思われる選考となるかもしれませんが、あくまでチームに必要かという視点で選考をしていくつもりです。
それがアマチュア代表であると先輩方から教えを受けました。
「和を持って日本と成す」については、賛否両論あるかと思いますが、アマチュア日本代表の強みは、これであると思います。
台湾、韓国、中国ともプロ選手で構成されるらしいですが、全く引けをとらない選手ばかりだと思っています。
代表選手は、11月13日に最終発表する予定です。

画像は、メイン会場となる台中インターコンチネンタル球場