ラベル 日本野球連盟 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 日本野球連盟 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2016年1月16日土曜日

2016年度社会人野球スタート 〜 社会人指導者研修会開催

FULL COUNT様への「小島投稿記事(小島啓民の目)」バックナンバーはこちらをクリックください。




1月9日(土)に社会人指導者権研修会が開催され、今年も社会人野球がスタートしました。

十河監督率いる日本生命が都市対抗、日本選手権の連覇を果たした昨年でありましたが、他チームが打倒日本生命を目標に今年はどういう戦いをするのか非常に注目しています。

社会人野球スローガン決定!


さて、今回行われました指導者研修会ですが、通年2つ日間で行う熱海開催から一転、半日開催、東京で行うことと致しました。


クラブチームの増加で、クラブチームの指導者ができる限り参加できるようにと配慮した試みでした。


85名の指導者が参加しましたが、非常に充実した研修であったと参加者の評判も良かったですね。


研修では、まず市野日本野球連盟会長より「熱い戦いを期待している」との檄の挨拶があり、続いて大田垣日本野球連盟副会長より今年度のスローガンの発表がありました。


このスローガン、昨年までは、指導現場より案を募り、競技力向上委員会で決定していましたが、今回から一般の方からも公募し、一般の方の案と現場案の多数の中から選考する手順を踏みました。


で、競技力向上委員の皆の総意で決定されたスローガンは、川崎市の原田勝一さんの作品で、


「輝け社会人野球 地域の期待と誇りを胸に最高の瞬間(とき)を」

に決定しました。

最終的に一般公募の方の作品が受賞されたことは、最初の試みとしては、非常に良かったのではと思います。

ミスターアマチュア西郷氏、指導者に向けて語る


今回の指導者研修会のメインイベントでは、特別講演として、昨年11月25日に現役引退を表明したミスターアマチュアの西郷泰之氏の話。


非常に面白かったですね。

私が聞き手となり、今までの「社会人野球生活を振り返って貰う」という企画でしたが、元々あまり口数の多い方ではない西郷氏が、この日は、沢山の素晴らしい話をして下さいました。


「三菱川崎がなぜ強かったのか」、「バットマンとして心がけていること」、更には、「試合に出場するために守備強化をしたという若い時代の話」など盛りだくさんの内容でした。


詳細は、フルカウント様への投稿でアップするつもりですので、ここでは割愛しますが、

個人的に特に印象的だったのは、聞き手の役得で私が質問した私が監督として指揮をとった広州アジア大会の台湾とのタイブレークでの最後の打席について。


その状況は、

広州アジア大会で勝てば2位以上が決まる準決勝の台湾戦。


台湾は、オールプロの兵役免除をかけたドリームチームでした。

衣笠さんの解説でテレビ放映までされた試合でした・・・。


8回まで0対3と台湾にリードされるという完敗ムードの試合。


で、9回裏の土壇場で現富士重工の4番打者林選手(当大会では5番打者)が起死回生の同点3点本塁打を放ち、同点に追いつき、そのまま10回から無死1,2塁からお互いに攻撃をするというタイブレークシステムの戦いとなりました。

私自身も世界大会で初めてのタイブレークの経験となりましたが、後攻ということもあり、1点を献上しても裏に2点を取りに行くという戦術を取りました。

予定どおりに台湾の攻撃を1点に抑え、10回裏の全日本の攻撃へ。

無死1,2塁からバントで送り、1死2,3塁。


台湾が3番打者を敬遠し、満塁策で最終局面へ。

ここで登場したのが、4番西郷。

当然、もっとも信頼のおける打者ですから皆が打ってくれると信じていました。


が、結果は3塁ファールフライに倒れ、続く5番の林もショートゴロに打ち取られ金星を逃しました。

この打席の西郷がいつもの西郷らしい豪快な振りではなく、少し当てに行くような振りをしたことが「どうしたんだ」と強くに印象に残っていました。


この打席の心境を彼に講演の中で質問すると、次のように話をしました。


「1点ビハインドということもあり、最低限の仕事、つまり1点を取るということを考えてしまった。外野フライかダブルプレーにならない打球を打てばいいと安易に考えてしまった。」


「通常ならば、自分が試合を決めに行くと思って打席に向かうのだが、あの時は考えが小さくなってしまった。非常に悔いが残る打席でした」と。


初めて彼の追い込まれた姿を目の当たりにしたので、その打席の心境をどうしても聞きたいとずっと思っていたので、個人的にもすっきりした気持ちとなりました。


それ以上に西郷クラスでもそのような心理に陥るんだと「全日本の4番という重責の重み」を再確認できましたね。

講義を聴いていた指導者の皆様にも、選手育成のヒントとして参考になったのではと思います


西郷氏には、今後は指導者としての活躍を期待しています。



各チームとも冬場のトレーニングの最中で、これからキャンプを経て3月のスポニチ大会から公式戦がスタートとなります。


必死のプレーを見せると各監督も意気込んでいます社会人野球をこれからもよろしくお願い致します。








2015年8月20日木曜日

甲子園決勝 仙台育英対東海大相模 試合前日展望!

FULL COUNT様への「小島投稿記事(小島啓民の目)」バックナンバーはこちらをクリックください。







決勝は、仙台育英と東海大相模!


前号で仙台育英と東海大相模がやや有利とベスト8の時点で話をしていましたが、両チームで優勝旗を争うことになりました。

なぜ、このふたチームが抜けていると読んだかというと総合力でスキがないと見たからです。

例えば、打てる選手だが守りはあまり得意でないとか、速い球を投げる投手なのだが、ややコントロールに難があり突如乱れるイニングがあるといった心配するような選手や要素が、この両チームには「ない」ときっぱり言えると思います。

その部分が、準決勝での得点差に繋がったのではないかと思います。


野球は、失投とか、失策、四死球などのミス待ちに頼る部分が多いスポーツです。

逆に言えば、このミスの確率を減らすことがリスクヘッジにつながり、まず負けない野球ができます。

そういう戦いぶりがこの2チームには見られますね。


攻撃力と守備は互角! 両チームのエースの出来が鍵!


では、この両チーム戦力分析ですが、まず攻撃力を比較すると打撃力は、仙台育英が優位にあると思います。打線の破壊力は、凄まじいものがあります。

但し、走塁、小技、選手の状況判断の総合力で攻撃を評価すると五分五分と言えると思います。

東海大相模は、激戦区の神奈川予選を勝ち抜いているだけあって、攻め方と相手に対するプレッシャーのかけ方がうまいです。

一人でダメなら、全員でというような戦法を得意としています。

よって、東海大相模は繋がりが攻撃のキーワードとなるでしょう。

次に守備力ですが、いずれのチームも守りは高校レベルを超えていますので、それほど大差なく、これも五分です。

あまり単純なミスは期待できません。

投手力は、疲労の部分も加味するとエースが一人で投げ抜いてきている仙台育英がやや不利と言えます。

が、東海大相模のエース小笠原の準決勝の出来があまり良くなかったので、東海大相模も不安を抱えています。

試合のポイントは、

ズバリ両チームの投手の出来ということになるかと思います。

東海大相模は、小笠原投手が自慢のストレートで右打者、左打者関係なく、序盤グイグイと押せるかが鍵ですね。

変化球、特にスライダーでストライクを取りに行くようなピッチングを行うと仙台育英打線に捕まると思います。

逆に仙台育英においては、佐藤投手が変化球でストライクを簡単に取れるかというところが鬼門となるでしょう。

速い速球だけでは、相模の打線は抑えられません。

特に後半まで投げきるために序盤は変化球を中心とした組み立てができるかというところになるのでしょうか。

仙台育英、東海大相模とも近年の大会の中でもレベル的にトップクラス!



清宮フィーバーで両チームにスポットが当たっていない感じがしましたが、はっきり言ってこの両チームは、近年の甲子園大会の中でも上位に入る素晴らしいチームです。

現段階の清宮以上の力のある選手が複数名連ねています。

そういった意味では、明日の試合は激闘になると予想しますし、楽しみです。


両チームのエースピッチャーの頑張りが絶対条件となります。

お互いの投手とも持てる力を全部発揮してほしいと思います。

いよいよファイナル、熱い試合を期待しています。






2015年7月30日木曜日

第86回都市対抗野球 日本生命の優勝で閉幕


FULL COUNT様への「小島投稿記事(小島啓民の目)」バックナンバーはこちらをクリックください。





大会中盤で、決勝戦の対戦カード予想を書く気でいたのですが、多忙を理由にサボってしまいました。


しかし、昨日の日本生命と大阪ガスとの決勝戦、まさに激闘でしたね。

同じ地区の代表同士の戦いとなって、お互いにやり辛い部分もあったと思いますが、本当に良い試合を展開してくれました。

両チームの必死さが伝わって来て、これぞ都市対抗野球という素晴らしい内容でしたね。


それにしても、バルセロナオリンピックの同志である日本生命 十河監督のチーム育成は、見事だっと思います。

前任の監督から受け取った際は、エース投手、それから4番打者をプロに引き抜かれ、軸を作るというところからのチームマネージメントで大変だったろうと思います。

中堅どころの選手が良く伸びていたなという印象とベテランが上手に引っ張っていました。

昔の日本生命の戦いぶりが脳裏をよぎるほど。

古豪完全復活という感じでしたね。


今大会、正直、全く予想がつきませんでした。

理由は、今年の予選までの状態を殆ど観れなかったことで、チーム状況がどうなっているのか把握できなかったためです。


結果的に、昨年のデータは、今大会に限っては、当てにならなかったですね。

それだけ、新戦力が出てきていることとチームの状況(主力)が変わっているチームが多かったということでしょうか。


まさかベスト4に関東地区のチームが一つも入っていない大会になるとは・・・。

正直、今年も関東なんだろうなと思っていました。


そういった意味では、近畿勢の頑張りは、有力大学生の進路が関東集中の偏重から脱皮するチャンスになりそうです。

最近、九州、四国が全く活躍できていませんので、近畿の強化を見習って、追いつけ、追い越せの精神で強化を切磋琢磨して欲しいと思います。


詳しい大会分析は、毎日新聞の総括が出た後に行いたいと思います。

まずは、十河監督、日本生命の皆さん、おめでとうございました。

それから、大阪ガス 竹村監督、選手の皆さん、立派な準優勝です。お疲れ様でした。


大会結果は、下画面をクリックし、確認下さい。



2015年7月26日日曜日

第86回都市対抗野球 ベスト8へ6チーム

久々にドームへ行って来ました。

いや〜まず気温が高く、暑かった。東京の方が九州より暑い!

選手も暑い中での、屋外での練習、涼しい中での試合と体調管理が難しいでしょうね。



今年3回目となる競技力向上委員会の会議出席が主たる目的でしたので、試合も殆ど観れずという状況でトンボ帰りとなりました。

競技力の委員会の会議内容は、
 1.BFAアジア選手権の日本代表メンバー(社会人選手のみ)の選考
 2.ジュニア研修会の開催
 3.来年度の指導者研修会の開催について
 4.技術研究会
という中味。

会議の内容は、決定事項でないため書けませんが、建設的な意見が多くあり、筒井委員長を軸に競技力委員会の質の向上が図れているのかと感じました。

特に、技術研究会においては、今年のJABA大会視察を通じて、研究会ごとに振り返りを行って頂きましたが、色々な意見が出ていましたので、社会人野球の質の向上に繋げていければと思っています。



さて、第86回都市対抗野球ですが、まず三菱長崎が初戦でヤマハに敗退したことが非常に残念でした。

6年ぶりのハンデが、やはり大きかったのですかね。

地に足がついていないような展開となってしまいました。



本日で、ベスト8へ日本生命、トヨタ、王子製紙、日本新薬、大阪ガス、JR東日本東北が勝ち上がり、2回戦も残すところ、明日2試合となりました。

明日の2試合も信越クラブ対三菱広島、東芝対NTT西日本というカードで、ご覧頂くとおり、明日もし東芝が敗退することになれば、関東勢が全滅という過去にもなかったような展開となってしまいます。


ここまでは、東海地区の安定感と近畿地区のレベルアップが伺い知れる大会となっているのが特徴でしょうか。

連盟的には、関東地区の敗退、特に東京地区が全滅ということで集客という点で心配でしょうね。

関東地区のチームの今後の発奮に期待します。



さてさて、今大会で、一番不気味なのが、JR東日本東北。

本家のJR東日本の陰に隠れて目立ちませんでしたが、非常にバランスの取れた良いチームです。

スーパースター的な存在の選手は、今のところいませんが、投手、攻撃とも、ソツなく試合を進めていける逸材が揃っています。

藤井監督の野球が浸透してきたのかなという感じが強く、スルスルっと勝ち上っていくような気がしてなりません。

とは言え、残ったチームは全て力が均衡しており、今回は、優勝チームを予想するのは、正直難しいです。



今大会、どの試合も接戦で、1球の大切がわかる好試合を展開してくれていますので、観ている方にも必死さが伝わっている思います。

これぞ、都市対抗という好試合を明日以降も期待します。


もっと、打者陣、がんばれ!










2015年7月22日水曜日

第86回都市対抗野球、連日激戦の1回戦

FULL COUNT様への「小島投稿記事(小島啓民の目)」バックナンバーはこちらをクリックください。





随分と更新が滞り、大変申し訳ございませんでした。

何かあった訳ではありあませんので、ご心配無用です。


さて、都市対抗野球が東京ドームで7月18日より開幕しました。

1回戦はほとんどのチームがエースを立てて初戦を突破しようとするため、非常に接戦が多くなります。



ここまではの番狂わせは、JR東日本が敗れたことと、東京地区が全滅していること。

ここ数年の東京地区の活躍は、一時期の低迷を脱し、目覚ましいものがありました。

大学生の良い選手も東京地区に集まるようになっています。

第86回都市対抗野球組み合わせ及び結果


その中での全敗は、「喝!」でしょうね。

勝負事ですから、勝ち負けは時の運でしょうが、東京ドームで開催されているのに、東京のチームが全部姿を消すとは。

お客の入りも、軒並みダウンするでしょうね!


大昔にブログ内で取り上げたことがあるのですが、都市対抗野球1回戦の戦い方は、監督とって非常に難しい試合となります。

理由は、予選(同一地区に限る)で敗退したチームの中から3人まで助っ人として選手を選択できるという都市対抗野球のオリジナルの制度。

選出は、投手1名、野手2名のパターンが多いようです。


この制度があるが故に、いつもの監督の違うような采配になってしまうことがしばしば。

というのは、一発勝負ですから、補強された選手をできる限り試合で使い切ろうとする心理が働くこと。


野手は、殆どが先発出場することになりますので、野手は交代するタイミングがキーポイントになります。

一方、投手に関しては、初戦は殆どのチームが自前のエースを先発に立ててくることが殆どです。

いきなり補強選手というのは、珍しいと言えるでしょう。

接戦の試合展開で、特に先発の出来が良い場合は、後半に突入しても先発投手を代え辛くなります。

回が押し迫ってくると監督の頭をよぎるのが、「補強選手を使い切らねば・・・」という感覚です。

「補強したのだから、何とか試合に出場する機会を作らねば・・・」と気を使うものです。

義理人情が働く日本人は、特にこの心理に陥ることが多いでしょう。


このような采配を避けるために、監督がよくやる手が最初から投球回数を決めて、ゲームの流れに関係なく、補強選手を登板させる継投パターン。

一見、思い切りが良い采配に見えますが、ゲームの展開に関係なく、継投するわけですから結果が良い方向に繋がることは少ないと思います。


1回戦は、継投が殆どです。それも、2番手投手が補強選手というパターンが多いですね。


このように、1回戦は、実は普段どおりの野球ができていないことが多くあります。

当然、監督次第ですが・・・。

「監督にとって、普段どおりの野球ができる、本当の都市対抗は、実は2回戦からですかね。」と多くの監督さんが洩らしています。

そういった意味では、初戦の戦いは難しいんですよ。


因みに私が社会人チームの監督をした時代は、補強選手は5名まで許されていましたので、今より補強を使いこなすのは難しいものでした。

大会期間中だけガラッと違うチームカラーに変わっていましたし・・・。



実は、私は、1回戦の先発を出場3度中、2回を補強選手の先発で臨んでいます。

ダメだったら、すぐに交代ぐらいの感覚で、殆どが3イニング以内で交代させています。

この理由は、一つは後半の展開で、上記のような監督心理が働かないような状況にしておくことと大事な場面を補強選手に責任を取らせるのは酷と考えているからです。



補強されて結果を出さないとと焦っている補強選手に輪をかけて大事な場面を託すなど良い結果が出ることが少ないと考えています。

自分も何度が補強選手としてドームに立ちましたが、プレッシャーはなかなかのものです。




単なる1回戦のような感じを受けますが、実は色々な葛藤が渦巻く、難しい1回戦なんですね。

日本一になった監督さんから、「優勝したいなら、義理人情は捨て、鬼になれ」とアドバイスを受けたものです。

鬼にはなれず、でしたが・・・。












2015年6月18日木曜日

都市対抗野球九州予選 第二代表に6年ぶり三菱重工長崎

地道な体力トレーニングが6年ぶり出場の原動力



本日、都市対抗九州予選で見事、九州第二代表を三菱重工長崎チームが獲得しました。

長かったですね〜。

6年ぶりです。

濃淡や山谷は、チームスポーツには、良くあることですが・・・。

ここまで苦労するとはという感じでした。

今日の第2代表決定戦も含めて、勝ちゲームも負けゲームも接戦ばかりで、本当の自力がついてきた証ではと思っています。

観戦には行けませんでしたので、速報をネットで見ながら気が気でなかったですね。


原点回帰


私が監督をやっていた時期に始めた三菱長崎名物、筋力トレーニングですが、前任の開田前監督から新たに復活、今の後藤監督が原点回帰でまた必死に取り組んだようです。

その効果が現れてたということでしょう。

毎日新聞の記事にも、そのようなチームコメントの記載ありました。


毎日新聞:三菱重工長崎、九州第二代表


しかし、個人的には、決して、筋力トレーニングだけの成果ではないと思っています。

体力トレーニングに邁進するという方針に選手全員が信じて取り組んだことが、苦しい場面での団結力となって、乗り越えられたのではと思っています。

負けると色々と言われるのが、勝負の世界ですが、出場ができなかった時代を率いた監督、コーチ、選手の礎があったからこそというのも忘れてはいけないでしょう。


加治前(巨人)、野原(阪神)、岸(千葉ロッテ)とプロ野球経験者を3人も保有しているから勝つのが当たり前ではないかというご意見もあるのでしょうが、社会人野球もそれ程甘くはありません。

一発勝負の(社会人野球)都市対抗は、個の力も大事ですが、それ以上にチームの結束力がなければ勝ち抜くことはできません。

ベンチ入り全員が戦力という意識がチーム内に浸透しているチームが勝てるチームとなるのです。

「監督、コーチは、選手を信じ。

選手が監督、コーチを信じる」

という雰囲気ですね。


7月18日開幕 都市対抗野球本大会


過去、2度、準優勝をしている三菱重工長崎ですが、準優勝をした時は全て第二代表で予選を勝ち上がった時です。

予選で苦しんだ時に本大会で結果を出しているということでしょう。


選手には、呪縛から逃れることができたので、本大会では伸び伸びとプレーをして欲しいと思います。

改めて、チームの皆様、おめでとう!



FULL COUNT様への「小島投稿記事(小島啓民の目)」バックナンバーはこちらをクリックください。








2015年1月21日水曜日

2015年JABA指導者研修会


2015年JABAスローガン決定

2015年度のJABA(日本野球連盟)のスローガンが決定しました。
「燃えろ社会人野球~手に汗握る瞬間・感動をあなたの元へ~」
1月10日(土)~11日(日)の二日間、熱海後楽園ホテルで行われた指導者研修会の席上で発表されました。
スローガン選定にあたっては、JABA加盟チームより提案を頂き、我々、競技力向上委員会の委員で審議し、一つのスローガンを決定するという流れをとっています。
東京オリンピックに向けた競技復活や侍JAPANとのコラボレーションなど色々なテーマはありますが、まずは社会人野球人気の向上をというスローガンに落ち着きました。

2015年度指導者研修会

二日間で行われた指導者研修会の内容は、
1日目
私のアジア競技大会報告を含む各報告と元ホンダ熊本監督の内川氏による「世界の指導者にみた指導」の講演、更に昨年の都市対抗野球と日本選手権の優勝監督である西濃運輸 林監督、トヨタ自動車 田中監督による対談。
2日目
競技力向上委員会内に設置しているピッチング委員会の研究内容発表(杉浦委員が発表)、「4スタンス理論」で有名な廣戸氏による講演、午前の最後が「コンディショニングコーチのあり方」についてのパネルディスカッション。
午後から仙台大学の宮西教授による「バッティングの科学」講演で締めくくられました。
指導者の皆さんは盛り沢山の内容を熱心に聴講され、非常に有意義な二日間であったと感じました。

廣戸氏の「4スタンス理論」

この研修で最も面白かったのは、廣戸氏の「4スタンス理論」の講義。
「全力教室」という番組で同氏の理論が放映され、それを観たときに非常に関心を持ちました。
研修会に是非お招きし、講義して頂きましょうと提案したのも実は私。
人間は生まれつきのタイプが4つのタイプに分かれ、それぞれのタイプに応じてからだの動かし方に特徴があり、その特徴に応じたフォームを取得しない限り、パフォーマンスが向上しないという簡単に説明すればそういう内容です。
実技を交えて、説明され、聴講者も食い入るような眼差しで見入っていました。
「指導は一方向からの視点ではダメ、色々な方向から適切な指導を見つけ出さなければならない」と改めて痛感しました。
早速、同氏の出版本を購入。遅ればせながら勉強しております。
4スタンス理論に関する本は沢山出版されておりますし、Youtubeにも事例がアップされていますので探してみてください。
参考までに概要が纏められたものが、WEBにありましたので、如何にURLを記載しておきます。

http://matome.naver.jp/odai/2138855649596158701


今年で39回目を迎えたJABA指導者研修会も無事に終え、今年も社会人野球がスタートしました。
微力ながら一委員として、活動に寄与して行く所存ですので、皆様、今後ともよろしくお願い致します。

「FULL COUNT」に寄稿

全く本題とは関係ありませんが、さる1月15日から野球人が愛するサイト「FULL COUNT」様にてコラムをはじめました。
ジュニア野球選手の練習、試合、日常における心構えをテーマに連載をしていく予定です。
私の中では、野球選手の50カ条めいた構想を考えておりますので、50回程度の連載になるのかと思います。
指導者の方がご覧になっても面白い内容にして行きたいと考えています。
第1回目のの記事は、以下アドレスです。
ご縁あって、このような企画に参加でき、野球普及という今年の目標に対する機会を得られたことに非常に感謝しております。
このブログ共々よろしくお願い致します。

2014年7月29日火曜日

都市対抗 決勝戦 直前予想

都市対抗いよいよ最終日となりました。
JX-ENEOSの3連覇を止めた西濃運輸と実力が開花し始めている富士重工業と決勝戦。
お互いに久々の決勝を迎えることになり、選手の気持ちも昂ぶっていることでしょう。

さて、準決勝の直前予想では明確に記載をしませんでしたが、この準決勝は点差が開く可能性が大だなと思っていました。
JX-ENEOSは不安である大城の次の柱投手の不在、今大会前から自慢のNTT東日本の打線が本調子でなかった。
対して、西濃運輸、富士重工業は都市対抗の試合を行う度に攻守のバランスが上がって来ていたことが根拠です。

とは言え、残念ながらJX-ENEOSは3連覇を逃しましたが、安定的な力を数年発揮していることからも日頃の練習がいかに良い練習をしているかが覗いしれます。
また、NTT東日本は名将 垣野監督からバトンを受けた飯塚監督が今までと少し違ったカラーを出して大会を盛り上げたことは次大会への期待を膨らませました
両チームの健闘を讃えたいと思います。

さて、決勝予想ですが、おそらく、西濃運輸が佐伯、富士重工は猿川(日立製作所補強)の先発が予想されます。
投手力は、コマ数で富士重工有利のように見えますが、西濃運輸の佐伯、佐竹(トヨタ自動車補強)の両ベテランのキャリアは数不足を補うには十分すぎる力があります。
打線の力とそれから状態も五分五分。

試合の鍵は、富士重工は、クリーンアップの出来、西濃運輸は1,2番の出塁かと思っています。
また、西濃運輸は、エース佐伯が5回まで持ちこたえること、一方、富士重工は猿川が都市対抗の決勝戦を意識せず、新人らしく攻めの投球ができるかがポイントとなってきます。
当たり前の話ですが、先発の出来次第と言える決勝戦になるでしょう!

話は変わりますが、月曜日にアジア大会の韓国代表チーム24名の発表が行われました
WBCでも活躍したキムガンヒョン、アンジンマン、韓国球界の主砲 パクピョンホなどが
選出されるなど文字どおりのドリームチーム構成となっています。

決勝戦には、我が侍JAPAN社会人代表の選手である主砲 富士重工 林、エース格の西濃運輸 佐竹(トヨタ自動車補強)の2名が双方のチームに分かれて対戦します。
終盤には両者の対戦も見られるでしょう。非常に興味があります。

さ、泣いても笑っても今年の都市対抗も最終日、悔いの無い戦いを期待しています。

2014年7月28日月曜日

都市対抗 準決勝 直前展望

大盛り上がりを見せている都市対抗もいよいよ今日 準決勝、明日 決勝の3試合を残すだけとなりました。
今年は精力的にJABA大会、都市対抗予選を視察して回った成果か、ほぼ4強は、自分の中では予想的中。

その中でもNTT東日本だけは、春先の調子を見た限り、予想を反する健闘ぶりです。いつから投手力のチームに変身したのか・・・。
とは言え、ここからは投手も疲れてくるため、NTT東日本が優勝するためには、打線の力が不可欠となります。打者陣の活躍が注目ですね。

王者JX-ENEOSの今大会の戦いぶりは見事としか言いようがないですね
1チャンスの生かし方、選手の集中力は他のチームも見習うべきところが多いと思います。野球は、9回トータルの勝負であるという基本的な考え方がチームにしっかりと浸透しているような気がします。
この1点、次の1点の意味を理解しているということでしょうか・・・。
ただ、若干、本来打たなければならない主軸に当たりが出ていないのが気がかり、これからの試合では、主軸の活躍が不可欠となりますので、期待したいところです。

前号でも書きましたが、今年の西濃運輸は今までのチームカラーを完全に払拭しています。
今年に限ってという前提となりますが、本当に強いチームが出来あがってます。
林監督も「試合をしていて楽しい」とコメントされているように全員が試合にかかわっているという雰囲気がベンチに漂っています。
但し、新人を含む未知数の選手が大活躍しているので、これからの2試合でその未知数の選手が優勝を意識しないで、今までどおり戦えるかが鍵となるでしょう。
勢いはこの4チームの中でダントツだと思います。
今日のJX-ENEOS戦は、胸を借りるつもりで戦って欲しいですね。

ダークホースの富士重工は、予選までは、誰がエースか分かり辛い投手起用をしていました。ここに来て、新人の小野、補強選手の猿川(日立)の粋の良い投手が完全に柱と化しましたので、投手力は優勝チームとなってもおかしくない戦力が整いました。
攻撃陣においては、元々ポテンシャルの高い選手が多いチームですが、まだ繋がっているという雰囲気はありません。ランナーを前に前に進めていくというようなバッティングをやり始めると打線爆発というようなこともあるやもしれません。

さあ、プレーボールまで間もなく。
今日の2戦はそれぞれに特徴があるチーム同士の対戦で面白い戦いとなりそうです。

2014年7月24日木曜日

第85回都市対抗大会 初日〜5日目までを観て

都市対抗野球を開会式から5日間観戦してきました。
今年から毎日ダイジェスト版(23:00-23:30)が放送されることとなり、そのゲスト解説の依頼を受けたため、5日間も都市対抗にはまり込むことになりました。
ただ、代表チームの選手を7月16日に発表したこともあり、代表選手の状態をチェックするには非常に良い機会となりました。

さて、今年の都市対抗ですが、JX-ENEOSの3連覇が第一の関心事となっています。
1回戦JR東海に終盤まで追い込まれた状況から劇的な逆転勝ちしたこともあり、3連覇の序章のような気もしました。
試合終了後にJX-ENEOSの大久保監督と立ち話をした際に「相手チームがJX-ENEOSを意識しすぎているね」と私が言うと「そう感じます」と大久保監督も言っていました。
昨年の大会でもありましたが、相手チームが好投している投手を早めに交代したり、逆につぎ込まなければ行けない場面でワンテンポ遅かったりとか。
このように相手が勝手にこけてくれるようになるチームこそ真の強いチームの証なんです。やはりJX-ENEOSは強いのか・・・
とは言え、昨年の投手力よりも若干劣るので、以降のJX-ENEOSの戦いを見守って行く事といたしましょう。
では、JX-ENEOSの対抗馬は?
1,2回戦を見る限りJR東日本、西濃運輸かなという気がします。
JR東日本は、片山投手のできがここ数年で一番良く、若手が伸びている。
西濃運輸は1,2番打者がチャンスメーカとして機能しており、更に補強選手の状態が良いという点が挙げられるかと。
特に西濃運輸は、予選からの勢いを持続。チームの雰囲気がとても良いと感じました。
若手とベテランがしっかり融合しています。
勿論、1発勝負ですから分かりませんが、あくまで決勝まで残る戦力があるかという点で観た私見です。
これからの戦いはほぼレベル差がありませんので、接戦必死となることは間違いありません。面白いゲームが見られそうです。

大会展望はそのくらいにして、大会を視察しての感想は・・・。

まず、代表選手がよく活躍してくれています。この点はホッとしています。
それからここまでの試合、良く本塁打が出ています。
初日は、8本も一挙に出ました。
このペースであれば間違いなく、昨年の本塁打数を更新するでしょう。
関係者からも「本塁打が良くでますね」「どうしたんですかね?」などと質問されますが、決して飛ぶボールを使用しているわけではないので、打者が頑張っているのでしょう。
ここ数年、投高打低の大会が続いていましたから打者が奮起してくれているところも頼もしく感じています。
版で押したように無死1塁のケースでの犠打という采配も5日間を見る限り少なくなってきていると感じました。
各監督さんとも点を取らねば勝てないという意識が強くなってきているのかな。


クラブチーム同士の戦い、逆転劇があったり、タイブレーク試合があったりと1日で3度のドラマが観れる都市対抗野球は改めて面白いと思いました。

でも、流石に夜の生放送5日連続はサラリーマンには辛かったですね!

2014年7月1日火曜日

第85回都市対抗野球の見どころ

サッカーワールドカップ大会、日本代表は予選敗退に終わりましたが、ワールドクラスの試合に大会の盛り上がりは未だ衰えずという感じです。
「ルーズベルトゲーム」で注目度が上がっています社会人野球、都市対抗野球大会の抽選も行われ、7月18日から熱い戦いが東京ドームで展開されることとなります

今回から新たに関東地方を中心として深夜時間帯で連日都市対抗ダイジェスト版が放映されることになっております。
大会前半戦のコメンテーターを依頼されておりますので、ご興味ある方はご覧下さい。

さて、今回の大会、JX-ENEOSの3連覇がかかった大会となっています。
春先から少し調子が上がらなかったJX-ENEOSですが、直前の北海道大会を見てもやはりと投手陣の踏ん張りが絶対条件となるでしょう。
昨年、主力として大活躍をした三上投手(現横浜ベースターズ)の穴が埋まりきっていないという感じがしていますが、そこは大久保監督の手腕にかかるのかと。昨年の磐石な状態からするとやや不安を抱えながらの大会になることは間違いないでしょう。

対抗馬は、JX-ENEOSの壁をうち敗れていないJR東日本が筆頭かと。
昨年の牽引者であった吉田投手(現オリックス)、田中内野手(現広島カープ)の穴を感じさせない充実した戦力補強が今年も出来上がっていると見ています。
但し、関谷、東條の新人投手がキーマンとなっていることから大会の雰囲気にのまれるという懸念材料もあり、初戦の戦い方が最も重要となるでしょう。

続いては、HONDA(和光市)。
円熟したベテラン野手に若手の投手陣が融合し始めてきているため、試合を観る度によくなってきている印象です。
実力がありながらここ数年、本大会では脆いという感じが否めませんが、今年は投手力が充実しており、簡単に崩れることはないのかなと感じています。
迫力ある打線を持っているチームですから攻守が噛み合えば勝ち進むことは可能かと思います。また、西郷兼任選手のホームラン記録にも注目したいですね。

更にかずさマジック。
昨年の日本選手権の制覇で選手が連続優勝という意欲が高い。
エース加藤を中心に典型的な接戦型のチームスタイルは健在。それに加え、充実した補強選手を加え、更に層が厚くなったと考えています。
派手さはないですが、侮れない存在であることは間違いありません。



さて、東高西低、関東対それ以外の構図が出来上がっているここ数年の都市対抗、私がダークホースとしてみているのが、西濃運輸と東海REXの2チーム。
西濃運輸は、復帰されたベテラン監督の林監督に鍛え上げられているなというプレーが東海予選では多く目につきました。豊富な練習量からくる自信というものが随所に予選では出ていたように感じました。
絶対的な投手はいませんが、レベルの高い投手陣であることは間違いなく、更に補強選手でトヨタ自動車から好投手を加えており、安定感を増して大会を迎えることができるのではと思います。

一方、東海REXには東海予選において勢いを感じました。
特に若い投手陣にボールの力がある投手が多く、打者に向かって行く姿勢には、チームの状態の良さが象徴されていると思いました。但し、久々の出場ということでドームの雰囲気に馴染むまでに失点をするとかなり苦しい展開になるため、このチームも初戦の出来次第ということになるでしょう。

この他では今年チームのバランスが良い日本新薬、近畿を制した三菱神戸、長年JR九州の牙城を崩せなかった九州地区を制したHONDA熊本あたりが目につきます。

とチームをあげましたが、補強選手が加わると全く別チームになるため、正直、どこが勝ってもおかしくなく、正に戦国大会になるのではと予想しています。
一歩リードというような特出したチームがないと断言しても過言ではないでしょう。

各地区予選でも波乱の大会の兆しがあります。
室蘭シャークス、全足利クラブ、松山フェニックスが企業チームを撃破して本大会にコマを進めていますし、更に初出場となる永和商事が激戦東海地区から代表となるど。
本大会でも何か起こりそうな予感が・・・。

初戦の入りが上手く行ったチームが「あれよあれよ」と勢いを保ちながら優勝まで漕ぎ着けるというケースもあり得ると思います。

優勝チーム予想は難しいので辞めておきますが、今年の都市対抗もまた面白い戦いが展開されることは間違いないです。


是非、ドームに足をお運び下さい!

2014年6月2日月曜日

都市対抗予選視察〜東海地区

5月31日(土)、6月1日(日)の二日間、東海地区の都市対抗予選を視察に行って参りました。
先ずは、フルアテンドを頂きました東海地区連盟に対して御礼申し上げます

さて、久々に岡崎球場に足を運びましたが、自然に囲まれたいい球場ですね。

現役時代に何度か実際に試合をしたこともあり、広いという感覚がありましたが、意外にも本塁打が出るんですよ。

「飛ぶボール使っているんでは?」なんて疑念を持つぐらい。

東海地区委員の方も年々本塁打の数が増加してきていると話をしておられました。

東海地区は打力が少し弱いかなという印象でしたが、視察した試合だけでしたが打者が頑張っていましたね。

以前このこの地区の予選は大変だとブログでもご紹介しましたが、打者の成長は、この大変な予選の成果かもしれません。

今回の視察、JABA競技力委員からの報告を元に視察を行いましたが、今後が楽しみという選手を何人も見つけました。

東海第一代表を決めた西濃運輸の若手投手、決勝を争った東海REXの投手、それから永和商事ウィングの打者とか。

145km以上のスピードガン表示を
投げる手元のリストに載っていない選手が複数いました。

「今年は昨年と比べて社会人にはいないですね」とプロスカウトから良く言われますが、いやいやどうして結構出てきていますよ。


と言いながらも、最近の社会人野球では、製造業チームでも高校生を採用することが少なくなったことや、大学への進学率が高くなったこともあり、高校生を採用して長いスパンで育成するケースが昔よりも少なくなってきています。

高校生の原石が、大学またはプロへ流出し、高校生のスーパースターが社会人野球で活躍するということが少なくなっています。
昔で言えば、野茂(新日鉄-近鉄-ドジャース)、塩崎(松下電器-西武ライオンズ)、渡辺(NTT四国-西武ライオンズ)などのような選手ですかね。

加えて、体が大きくて能力の高い選手は大学から社会人を回避してプロ野球へ進むケースが多くなっており、身体能力の高い大型選手が社会人、特に野手に少なくなっています。

投手については、逆に昨今の科学的な体力トレーニングにより早熟化され、大学生投手も社会人投手のスピードレンジとあまり変わらなくなっており、大学時代に主戦投手ではなかった選手においても社会人で十分通用するという現況のようです。

各企業の事情もありますが、1人ぐらいは高校から直に採用し、大型選手として育成していくようなシステムがあっても良いのかななんて思っています。

社会人野球事態が厳しい状況下にあり、負けたら廃部の危機に直面しているチームも多くあり、育成する時間などないという事情も良くわかりますので何とも難しい問題ですが。

野球の面白みは、決して大型化だけではありませんが、スケールの大きな、豪快な選手は観ているファンからすると楽しみがあります。

話が脱線しましたが、東海地区、正直、関東地区に比べて少し劣るかなという印象でしたが、今年は少し違うなという印象を持ちました。

第1代表を争った西濃運輸、東海REXが牽引していることは間違いありません。

東海地区の都市対抗本大会での活躍が非常に楽しみです。

第1代表を決められました西濃運輸チーム様に敬意を表し、今日はこのあたりで。


2014年5月27日火曜日

都市対抗東京予選〜弱者の理論

「ルーズベルトゲーム」ばかりを頭だしにしていますが、今日はそのモデルチームとなっている鷺宮製作所。
昨日、敗者復活1回戦で新鋭のゴールドジムベースボールクラブに負け、都市対抗本大会への出場が絶たれたとニュースをお伝えしなければなりません。

「クラブチームに負けたの!」と思われる方も沢山おられると思いますが、東京地区の監督にゴールドジムベースボールクラブについて聞いてみると上武大、八戸大とか企業チームに負けず劣らずの出身選手を抱えており、更に練習もしっかりやれているとのこと。決して侮れないというレベルだそうです。

実際、鷺宮製作所も先発にエースを立てるなど、決して油断をした采配ではなかったようです。

では、力が五分五分であったかというとおそらく鷺宮製作所の方が戦力は上であったと思います。

ルーズベルトゲームのモデルチームとしての周囲からの期待も倍増していたことやここ数年都市対抗本大会に出場できず、「今年はなにが何でも」という気負いがゲームにおいて逆の方向に働いたのだと思います。
再三再四のチャンスを生かせなかったというのが物語っています。

都市対抗の予選だけは、「何が起きるか分からない」と社会人野球の関係者は口を揃えて言うほどです。
力の差があるチーム同士の試合を前に「試合はやって見なければ分からない」と社交事例的に使う言葉がありますが、予選においてはそれが本音と変わって行きます。

プレッシャー!一言でいうとそうなると想いますが、7対3の力関係が押し迫る緊迫感により、5分5分という力関係となってしまうのが常です。恐ろしいものです。

実際、ドーハで行われたアジア大会の日本対韓国の試合もそうでした。
韓国は、兵役免除+報奨金をかけて韓国プロ野球のドリーム選手でチームを構成。韓国国民も「アマチュアで構成される日本には負けるわけがない」と誰もが思うような力関係でした。
私たちも予選を視察した際に正直同じような感想を持ちました。
しかし、試合は一転、日本がリードする展開に!そうすると韓国の選手が普段では考えられないミスを侵し、固くなった打者のスゥイングが目立つようになってきました。

同点まで追いつかれましたが、結果的に逆転を許さなかったことで我々日本チームの士気が落ちなかったことが最終的に劇的な長野(当時日本大学、現読売ジャイアンツ)のサヨナラ本塁打を生んだ要因となったことは間違いありません。

弱者が強者を追い込むには、兎に角、先制をしてリードした有利な展開に持ち込むことが金星をあげる条件となります。
そういう意味では、1回の攻防が全てとなると思っています。
先手を取るということであれば、先攻を取るのが良いでしょう。
世界大会では先攻と後攻が大会運営上、試合前に決まっていることが殆どなので、中々思い通りにはならないのですが・・・。
国内トーナメントでは殆どのチームがジャンケンに勝って後攻めをとる傾向が強いので、比較的先攻となるのは容易です。

1回の表の攻撃が最終回ぐらいの覚悟で望むと思わぬ展開が生まれることがあります。
弱者の理論と言われればそれまでですが、力関係の差を埋めるための戦術として実際に奇抜なことをやっていました。

逆に力関係に開きがあるチームとやる鉄則は、リードを許した展開にしないこと。先制点を奪うこと。試合を諦めるように早めに点差を開くこととなります。

今回の鷺宮製作所とゴールドジムクラブの試合展開は、正に初回の攻防で3点を奪ったゴールドジムが行けるという雰囲気になり、その裏に2点を直ぐに返した鷺宮製作所は、点差をすぐに詰めたことによりいつでも返せるという気持ちに陥ったのではないかと勝手に想像しています。

当事者に聞いて見なければ確かなことは言えませんが大方金星が生まれる際はそういう状況下になった時に起こります。

鷺宮製作所はJABA静岡大会を制した素晴らしいチームであり、伝統あるしっかりしたチーム方針を持ったチームです。
ルーズベルトゲームのモデルチームとしての対比で色々なプレッシャーがあるやもしれませんが、日本選手権の代表権は既に獲得されていますので、日本選手権での活躍を期待しています。

ルーズベルトゲーム第5話で大事な試合を前に高ぶる部員を前に
「何のために野球をやっているのだ?」
「野球部の存続のためにやっているのか?」
「いやそうではないだろう。野球が好きだからやっているのだろう。」
との監督の台詞がありました。
全くそのとおりで、背負っているものが重ければ重いほど、そのような心境、つまり平常心に戻ることが大事になってきます。

しかし、簡単なようですが、重い荷物を降ろすことは簡単に行かないですよね。
難しいものです・・・。

都市対抗予選は本当に面白い!

2014年5月26日月曜日

敗者復活戦と都市対抗予選の戦い


「ルーズベルトゲーム~第5話」も都市対抗予選の最中、敗者復活戦に青島製作所も回ることとなったようです。

現在行われている都市対抗予選、特に激戦となっている東海地区においても、トヨタ自動車が新日鉄住金東海REXに2回戦で敗れるという波乱が起き、同じように敗者復活戦に回ることになりました。

都市対抗予選で導入されている面白いシステムが敗者復活戦ですが、組み合わせによる有利、不利が出にくいようにした措置で、更に予選各地区において力のあるチームを東京ドームに送り出すことを主眼として採用されています。

基本的に2敗失格制ですが写真の組み合わせ表のように東海地区や近畿地区ではそれ以上に負けても、まだ望みが残るという組み合わせになっています。
場合によっては、通算勝敗で負け越しても代表獲得できることにもなります。

このシステムがあるためにどうしても敗者復活戦の方に頭が行き、監督の采配が1ゲームに集中できないことが起きます。
私もこの都市対抗予選の采配を経験しましたが、監督の経験が浅い時期は、敗者復活戦が気になり、特に試合中の投手の起用については非常に神経を使いました。
僅差の試合における先発投手を何処まで引っ張るのか、更にリリーフ投手の投入時期、また前半にリードを許した際のエース投手の起用の方法など。
連戦となる敗者復活戦が待ちうけるためにそのゲームの勝利だけに集中できないということが起きてしまいます。

さて、今回の東海予選では私が采配を振るうとすれば・・・。
これは東海予選を経験したことがない者の無責任な発言であるので、失礼があったらご容赦下さい。

大会に入るゲームプランでは、先ずは本戦での2連勝というキーワードをチームに掲げると思います。
2連勝をしてしまえば、仮に敗者復活戦に回ってもスケジュール的に非常に楽に大会を進行できます。

となれば、1戦目と2戦目は、私ならエースをぶつけるという選択をすると思います。
当然、1戦目を勝つということが最大の前提条件となりますが・・・。
同じような力がある第2投手が居たとしても今大会のエースはお前だと意識付けることを優先することを取ると想います。

予選に入る前にエースの選別は終わっているのでしょうから、エースを見誤ったとすればそれは監督の責任ということでしょうか。その時点で既にチーム作りに失敗していることとなります。

各チームの事情がありますので、私の言っていることが全て正しいわけではないですが、敗者復活戦を意識して戦いを展開すると普段やっているような采配ができなくなってきます。

初戦、2戦目で敗退するぐらいであれば、東京ドームには進出できないぐらいの大会プラン、気構えで戦う姿勢が大事だと思います。

敗者復活戦というシステムがあるからこそ、目の前の試合にどうやったら勝てるかに集中することが逆に良い結果に繋がると思っています。
勿論、頭の片隅には少しは明日以降のことも考えているのは事実ですが。

大きな得点差(6点以上)にならない限り、試合を諦めるような采配をしない方が仮に負けても次に繋がることが多いですね。選手は、試合を捨てたことに対しては敏感です。


プレッシャーの無い、無責任な立場で話をしていますので失礼あったらお詫び申し上げます。

いずれにしても連日、緊張感の中、戦っている全てのJABAチームに「頑張って下さい」とエールを送ります。

2014年5月23日金曜日

都市対抗二次予選 開催中〜代表選考の進捗

都市対抗2次予選が開催されておりますが、本業である9月に韓国仁川で開催されるアジア大会の選手選考も佳境に入ってきました。

今回のアジア大会の候補選手がほぼ社会人チーム所属ということから5月15日に競技力向上委員会を開催し、各JABA大会の視察結果を元に一次登録選手を中心とした選手の状況報告と委員の共有化を図りました。
1次登録選手以外で活躍された選手も今回リストアップし、最終メンバーの絞りこみの参考とすることと致しました。
1次登録外からの代表入りもあり得るということになります。

6月17日がJOC派遣手続き(約30名程度)となることから、各地区担当の競技力委員が2次予選を視察し、その意見を集約し、期限前に選手を30名程度に絞り込む予定としております。

とは言え、これが最終ではなく、JOC派遣手続き(30名程度)選手から7月18日最終登録までに更に最終メンバー24名に絞る作業が残っており、この作業は、選出する側としては厳しい決断を迫られることになります。

各JABA大会で球場を訪れるとJABAチームの選手が私に声をかけてくれるのですが、1人1人の選手の生き生きした顔を想い浮かべると最後の24名を決める際には本当に辛い作業となります。

ということで、今行われている都市対抗2次予選はチームの勝敗よりも私個人的にはアジア代表選手候補の結果が気になるところであります。

候補選手が自チームで「信用されているのか?」というところが代表選出の第1歩であることから、自チームでの起用方法、例えば投手であれば、「エースとして起用されているのか」、打者であれば「何番を任されているのか」などは興味を持つところです。

勿論、自チームでの起用方法だけが選考ポイントではありませんが、自チームでの信頼は大きな選考の要素であることに間違いはありません。
特に社会人のメイン大会である都市対抗、その中でも最も厳しい戦いとなる2次予選における自チームにおける起用、選手の立ち位置は、大いに参考とするところでもあります。

最終的に、選手を選考する際には「日本代表として献身的な働きができるか」というところが大きなウエイトを占めます。
勿論、代表選手に値する技術はあるという前提ですが、同じぐらいの技量があれば、日の丸のために頑張れるかというメンタリィテーの部分で決定することとなります。

多くのプロ選手を排出ている社会人野球ですが、代表選手に成れなくてドラフト1位指名を受けたという選手も少なからずいます。
別に性格が悪いから落選したということではなく、「短期決戦に勝つために必要か、そうでないか」で洩れただけです。

今の日本代表は、アマ代表に限らず、野球が正式競技とされていたオリンピック時代の継続した代表強化とは違い、寄せ集めのチームづくりが殆どです。
したがって、育成すれば凄い選手になるなと思わせるような選手を選出するのではなく、短期でチームとして機能するにはという観点での選考傾向がどうしても強くなります。

これは非常に残念なことですが、特にプロへ選手を毎年排出するアマ代表においては、計画的な強化は図りづらく、致し方ないことと諦めもしています。
逆に、だからこそ、魅力ある、選手が憧れるような日本代表チームが必要であるとも考えながら色々な試みをしているところですが・・・。

話は変わりますが、ドラマの「ルーズベルトゲーム」。
非常に親近感が沸く内容で、社会人野球を経験した方々は、我がことのように置き換えて観ておられるのではないでしょうか?
同じ製造業チームに所属していたこともあり、共感し、私もはまっています。

ルーズベルトゲーム内の青島製作所のような2次予選を戦っている企業チームは、今の全日本代表チームとは違い、何年も賭けてチームを作り上げた想いの大きさが存在します。
よって、選手は、その想いや歴史と伝統を抱えて戦っていく必要があります。
今の時代の選手がその想いを背負っているか、どうかは分かりませんが、都市対抗とはそのようなものです。

2次予選は、単に都市の代表を決めるだけの大会ではなく、チームの威信を賭けた特別な試合、大会です。

選手の皆さんは、チームのために全身全霊を傾けて正々堂々と戦って欲しいものです

2014年5月20日火曜日

今年も都市対抗野球!〜2次予選が開幕

既に1次予選が各地区で行われ、都市対抗本大会の夢を断たれたチームも数多くある中、いよいよ2次予選が近畿、西関東(神奈川)を皮切りにスタートしました。

昨年の覇者エネオスがJABA大会で苦しんでいることなどからも優勝争いは混沌としていると言えるでしょう。
エネオス、JR東日本の2強時代から戦国時代に戻った年と言っても過言ではないでしょうか。

優勝を狙う条件の一つに当然のことですが、この2次予選を突破する必要があります。
逆に2次予選の戦いぶりが本大会に向けた勢いをつけることになり、単に結果だけが重要視されるものではなく、内容が非常に大切になってきます。

特に投手の柱として期待をしていた選手が予選で思うような活躍ができなかったチームは本大会に上がっても苦しんでいる傾向が強いようです。
勿論、エース以外の投手層の厚さが予選を乗り切る第一条件になることは言うまでもありません。

独特の緊張感漂う予選では、殆どのチームが打線と投手が噛み合うというゲーム内容ばかりで勝ち上がるわけではなく、思うような展開に持ち込めず、苦しい試合を耐えて本大会に出場してくるのが常です。

そういった意味では、やはり野球は投手と昔から言われるごとく、投手陣の質の高いチームが圧倒的に有利となるのでしょう。
昨年社会人球界から多くの優秀な投手がプロの道へ進みました。
皆、それ相応に活躍をしてくれていますが、一方では力のあった昨年の投手に匹敵するような投手が今年は少ないとJABA大会を視察しての正直な感想です。
どのチームも絶対的なエース不在ですので、ある意味、予選からも番狂わせがある波乱の予感もします。

敢えて、投手層の厚さという点に着目すれば、JR東日本、HONDA、富士重工業、NTT西日本、日立製作所あたりが揃っているのかなと感じています。
他チームが劣っているかというとそれほど開きはありませんので、僅かな差と考えて頂けき、敢えてチーム名を出したと思って頂ければと思います。

繰り返しになりますが、予選前、予選中を通して如何に投手陣のコンディションを調整していくかがチームの明暗を分ける大事なポイントになります。
「エースの自覚」と簡単に言えば一言に集約できますが、コンディションを維持していくことは並大抵の努力ではできません。
長期戦の東海地区予選などは特にそうです。

打者は道具を使って結果を残すことができるので「まぐれ」はありますが、自分の肉体を使う投手は「まぐれ」はありません。

最新の注意を払って、悔いの残らない試合になるように投手はこれからの時間を過ごして欲しいです。

予選を戦う選手は、この期間は自分との戦いの期間になります。
一年間築き上げた成果を遺憾なく発揮し、悔いの残らない清々しいプレーを展開してくれることを期待します。

2014年5月11日日曜日

JABA九州大会最終日〜HONDA優勝

長崎県営ビックN球場で開催されていたJABA九州大会最終日の準決勝2試合と決勝の3試合を観戦。

本部席には、早稲田大学野球部の大先輩であり、野球殿堂入りも果たされた福嶋一雄理事長も。

野球の話をするとすっかりお爺ちゃんになられたお姿から一転、現役当時のようなコメントが次々と。

「小島君、俺もすっかり年取ってしまったよ」とおっしゃりながらもまだまだ若い者には負けないよと言わんばかりでした。

長く野球界に貢献されたことに対して敬意を表し、現役時代のお写真を掲載させて頂きます。

さて、本日の3試合、全試合とも見応えある試合内容で、HONDAが優勝を遂げました。

西郷、佐伯のベテラン、川戸、小手川、多幡らの全日本経験者、福島、石橋、吉越などの若手投手が頑張り、厳しい試合をものにしました。

本日の勉強になった場面のご紹介は、第一試合のNTT西日本対セガサミー。
結果はNTT西日本が延長で勝利したのですが...。
両投手陣の踏ん張りあり、同点で迎えた9回の表裏の攻防は見応えありましたね。

9回表のNTT西日本の攻撃、無死1塁から犠打で1死2塁。
すかざす、セガサミーベンチは、先発横田投手が左投げであることから「8番、9番の左打者で勝負」と7番右打者との勝負を避けて塁を詰める作戦で勝負へ。
このとき、塁を詰めたことで、「1番の勝負強い右の梅津選手まで回る展開になると大変だね」とネット裏でボソッと漏らしたところ的中。
8番打者は打ち取ったものの、9番打者に繋がれ、案の定2死満塁で梅津を迎える展開に。
2ストライクまで追い込んだ後、勝負球を右中間に運ばれ、2点を献上してしまった。

塁を詰めるとは歩かすということであるが、歩かすということは一つ打順が繰り上がるということになることを理解して作戦を取らなくてはと改めて思った場面であった。

セガサミーベンチの采配が間違っていたとは思わないが、野球はこういうこともあるということかな。

その裏、2点をリードしたNTT西日本は押さえにエース格の吉元投手を起用。

「あまりボールが走っていないな」と思ったらやはり2死1、3塁と一転同点のピンチを背負うことに。
ここでセガサミーベンチは長打力のある代打打者を起用。
長打を絶対に喰らっては行けない場面。
しかし、スライダーが高めに浮き、センターオーバーの同点2塁打を打たれてしまった。
「勝った」と気の緩みがバッテリーに出たと言わざろうえない。
捕手からの「ボール球で良いよ」という投手へのジェスチャーが無かった。
こういう場面は、はっきりと投手に意志を伝えてリードをすべき場面であったと思いますよ。
ま、NTT西日本は、既に京都大会で日本選手権の出場権を獲得しているので、勝ち負けに執着する必要がなかったということもあり、ベンチ含めて気が緩んだのでしょうね。

延長に入ってからは、自力を発揮したNTT西日本が勝ったので、勝利に対する執念は勝っていたのでしょうが...。

前号でも記載をしましたが、公式戦はこのような難しい場面を与えてくれる貴重な練習の場であることをもっと意識して欲しいし、練習の時に作ろうとしても作れる設定ではないと公式戦を大事に戦って欲しいと思います。

難しい場面をどう凌いでいくのかを反省、研究していくことこそがチーム力のアップにつながり、最終的に頂点に立つことに繋がると思います。

「何が苦しい展開になった原因か?」「どうやったから上手くいったのか?」
試合後の反省会では、今日の試合のポイントをしっかり見つめなおし、チームとしての判断が的確であったかを皆で共有することが重要です。

何れにしてもHONDAのチームの皆さん、大変おめでとうございました。






2014年5月10日土曜日

JABA九州大会4日目〜予選リーグの戦い方

長崎市営かきどまり球場
九州大会4日目を視察しました。

予選リーグの最終日で準決勝進出の4チームが決定することに。

とは言え、既に昨日までに決勝トーナメントに進出するチームが確定し、今日の試合が消化試合となったブロックも。

いつものレギュラーメンバーから出場の機会の少ない若手選手を起用するチームが多く見られました。

チーム事情があるので、このやり方を否定する気はありませんが消化試合だからと言って、いきなり戦力を落とすというのは数少ない公式な大会ということを考えるといかがなものかなと正直な感想。

JABA大会は地方のファンの皆様にレベルの高い、真剣勝負の野球を見てもらうことも目的の一つ。
また、トーナメント戦である都市対抗予選を勝ち抜くための連戦に耐えうる戦い方の絶好の予行演習の機会。

試合の進行によって、起用する必要がある場面でその役割の選手を起用する方がチームとしての機能の精度をあげることに繋がるはず。

例えは少し違いますが、点差の開いた緊張感のない場面での練習のようなバントと勝敗を決する場面や「通常ここはバントだろう」という場面でのバントでは全く意味が違うもので、練習のようなバントを決めても全くとは言わないが意味がないと似たようなところが選手起用についてもあります。

緊張感のある厳しい状況下にあるからこそ、失敗しようが成功しようが大きな意味があります。

オープン戦と違って公式戦にはその効果が隠されていますので、是非、消化試合をつくらないようにして欲しいと思っています。


九州大会、明日は最終日。

セガサミー対NTT西日本、HONDA対富士重工の準決勝。
その後に決勝と3試合が行われます。

戦力拮抗、どのチームが勝利するのか? 予想するのは難しい。

4チームとも怪我のないように頑張って欲しいものです。











2014年5月7日水曜日

JABA九州大会開幕〜長崎で開催

通常北九州市で開催されるJABA九州大会が諸事情あり、長崎で開幕。

長崎県営ビックN球場
長崎県営球場、柿泊市営球場の2会場を使用し、本日より予選リーグが開始。

試合結果は、日本野球連盟ページに結果が出ていますので覗いてください。

地元長崎での開催でもあるので、できる限り球場に足を運ぶつもりですが、さすがに全試合とは行かないかな。

断片的になりますが、全チームを見れるように両球場を掛け持ちながら視察をしたいと思います。

今日は、NTT西日本対三菱日立パワーシステムズの1試合を観戦しました。

ゴールデンウィーク中に行われた京都大会を制して長崎に乗り込んできたNTT西日本がどれほどチーム力を上げているかを見に行きましたが、京都大会で日本選手権の出場権を獲得したこともあるのか、メンバーの中に新戦力が数名入っており、戦力強化を目的とした選手起用と。
プロ野球を経験した佐々木監督ならではの采配かな...

一方、三菱日立はほぼベストメンバー。

試合は投手戦で両チームとも中々得点が奪えない展開に。

最終回に三菱日立が2死2塁から代打のベテラン渡部のタイムリー適時打で1点をもぎ取り、先発福田がそのリードを守りきり、完投勝利という結果に。

正直、両チームとも打者のコンディションが良くなかったのか、点が入りそうな雰囲気が無かったですね。

特に、左打者に開きが早い選手が多く、下半身で打っている感じがなかった。
もっと下半身を意識したスゥイングを心がけて欲しいものです。

右打者においても殆どの打者が逆方向への意識が低く、甘いスライダーを打ち損じていましたね。

2ストライク後のバッティングの意識がセンターから右方向に向かっていないのは社会人野球相対的に言えることか。

追い込まれたら逆方向は打者として基本的な考え方。

この辺りがプロ野球の打者との意識の差かな!

風が強かった今日だけの現象であれば良いのですが...

投高打低の風潮からの脱却。

明日からの打者の活躍を期待しています。


2014年4月14日月曜日

日立市長杯視察の報告

4月11日-12日で日立市長杯を視察に行って参りました。
長崎から(船にはのっていませんが)東京に出て、JR常磐線 スーパー日立で一路日立へ。
途中水戸あたりは桜のシーズンということもあり、かなりの混雑する車の列が列車内から伺えました。
初めて降り立った日立でしたが、駅前の並木道は桜が満開(実際は満開過ぎ)で非常に綺麗な町並みでした。
既に地元長崎の桜は散っている状況であり、春を2回体験できたような錯覚に陥りました。
試合会場に到着してもグランド内に桜が舞い散るほどで趣を感じた大会でした。

さて、視察した試合は、HONDA対TDK、JR東日本対東海理化、富士重工業対HONDA、日立製作所対JR東日本。
その他の試合も会瀬球場、日立市民球場の両会場を行ったり来たりしながら断片的に視察しました。

視察をした第一感想は、昨年まで全日本に選んだ選手、それから昨年末に沖縄の強化合宿に選んだ選手は、「選ばれただけある」という活躍をしてくれていました。
特にHONDA、JR東日本の選手は、一皮向けたという感想を持ちましたね。
精神的に非常に安定したプレーぶりを見せていました。

その中で、ちょっと驚いたのは、今年、西武ライオンズから日立製作所に移籍してきた山本投手。
TDK千曲から西武ライオンズへ入団。一軍在籍もあるベテラン選手ですが、随所に流石プロの球筋だなと思わせる投球をしていました。
150km近くの力のある球を投げており、「なぜこの選手が西武をリリースされたのだろう」と思うほどの内容でした。
確かに投球が上下にぶれるケースが多々あり、フルカウントになることも多く、コントロールにやや難があるのかなという印象は持ちましたが・・・。
それを差し引いても、今の社会人投手の中でもトップクラスの球質であると思います。
後半リードした展開で登場するとかなりの仕事をしそうな予感。
日立製作所は、かなりの戦力アップということで都市対抗は台風の目になりそうですね。

それからJR東日本の東條投手。
非常に馬力のある力投型の右サイドハンド投手。
コントロールはまだ不安定ですが、勢いのある球を投げていました。加えて、打者の手元で曲がるような印象あるスライダーは左打者にも通用すると感じました。

この他にも沢山の新戦力を見ることができ、選考に際して嬉しい悩みとなりました。


一方では、この大会を視察をしていて非常に残念だったこともありました。

社会人では「フェアプレー」と「マナーアップ」という大命題を掲げています。
その中で、投手が投球動作をしている中、威圧するような大きな声を幾度となく出す攻撃側の選手がいました
見方を声援する為の大きな声は、大いに賛同します。
が、相手を威圧するような声は耳障りで観ていて不快感を覚えました。
おそらく勝ちたいという強い意識が、そのような行動を取らせているのだとは思いますが・・・。

世界大会でそのような大きな声などを投球の動作中に発していたら球種を教えているのではないかとか疑念を抱かれることになりますし、元来、相手をリスペクトするというスポーツマンシップに反すると非難を受けます。是非やめて欲しいと思います。

力と力で勝負するのがスポーツです。
野次とは少し違いますが、相手に精神的な動揺を与える狙いを持ったこのような行為は許されるべきではありません。
野球に携わった人であれば、この行為の内容は大方検討がつくでしょう。
敢えて、具体的な記載はさけましたが指導者が正して欲しいと思います。

しかしながら今回も一生懸命プレーをする社会人選手のプレーぶりには感動を覚えました。

日立市長杯の運営に携われた全ての皆様に感謝申し上げます。

本日、日立市長杯視察の御報告まで。