ラベル 野球全般の話 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 野球全般の話 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2016年3月14日月曜日

元高校球児、58歳の新たな挑戦!



ブログアップが滞り、誠に申し訳ございません。

さて、今回は、我が母校、諫早(いさはや)高校野球部関連の最近のエピソードを紹介します。
非常にローカルの話で、且つ身内の話ですが、久々に感動を覚えた出来事であり、ブログに掲載しなければとの強い気持ちから本日アップします。

まず我が母校である諫早(いさはや)高校は、旧制諫早中学校と旧制諫早高等女学校を前身とした県立の進学高校です。
2011年(平成23年)には、創立100周年を迎え、最近(平成23年4月)では、付属中学校を開校し、中高一貫教育を開始しています。
学校内には、戦国武将の龍造寺家晴が築かせた庭園である御書院が保存されており、その歴史を感じさせます。
昔は、諫早(いさはや)の「諫」が「ねり」と呼ばれ、私が高校時代は、県外の試合に行くと「ねりはや高校」と呼ばれたこともありました。
校訓は「文武両道」が掲げられ、クラブ活動も盛んです。
最近では、諫早高校と言えば「駅伝」と言われるほどで、女子陸上部が特に有名で、21年連続 計22回 都大路を走っています。
女子駅伝部のお陰で、「いさはや」と読んで頂けるようになりましたが・・・。
昔は、「野球が強い学校ですね」とよく言われていた野球部ですが、春2回、夏2回と過去に甲子園に出場しておりますが、私達が出場した昭和54年の夏大会、昭和55年の春を最後に甲子園からは遠のいています。
後輩には是非、頑張って欲しいですね。

話を戻しますが、先日、関東在住で、諫早高校野球部OBでもあり、明治大学野球部でマネージャーとしても活躍された大先輩から「諫早高校野球部の先輩で素晴らしい方がいるので、地元報道で取り上げて頂けるようにならないか?」という内容の相談メールを頂きました。

頂いたメールの原文から抜粋したものを2通掲載。

(メール その1)
私たちの1つ上の諫早高校野球部の先輩で、大嶋昭生さん(58歳)という方がおられます。
56才から東京消防庁を退職して2年間予備校に通い、看護の仕事を目指そうと、受験勉強して、この春に京都学園大学、健康医療学部、看護学科に合格され、新たな目標に向かって動かれます。
大嶋さんは諫早高校を卒業後、すぐに東京消防庁に就職され、都内の消防署や救急隊に勤務され、救急救命士や防災管理者などの資格を持たれ、新たに看護の道を目指し、故郷長崎に貢献できればと前向きな考えをお持ちです。
中学時代はバレーボールをやられており、高校に入り、初めて硬式野球を始められました。
3年間、試合には出れませんでしたが、最後まで続けられ、その姿は我々も尊敬し、精神的な支えとなり、昭和50年の夏の甲子園初出場を陰で支えられた貢献者だと当時を知るものは思っております。
地元の新聞記者の方に、『元高校球児、58歳の新たな挑戦』として、新聞で取り上げてもらえませんか?
母校、諫早高校の後輩たちにも、勇気を与えることだと思います!

(別の先輩からの追いかけメール その2)
大嶋さんは、一度だけ公式戦のバッターボックスに立ちました。
3年の夏に(我々は2年時)野球部全員が3年間の努力に敬意を表し、「1打席でもバッターボックスに立たせてあげたい」と監督に掛け合い夏の大会の公式戦の一試合だけベンチ入りして、大勝した試合に代打に出ました。
ご本人は緊張の余りバットを振ることが出来ず、ただ仁王立ち。
しかし、その試合で「代打、大嶋くん」のアナウンスの瞬間スタンドも含めて一番歓声があがり、球場が一体となった場面を鮮明に覚えています。
NHK杯に優勝した後、優勝候補として夏の大会の第一シードになったにも関わらず、今一つ纏まりが無かったチームを大嶋さんの存在が一つにしたと思います。
そう言う意味では夏初出場の立役者の一人と思います。


私自身も、大島さんとは、OB会等を通じて面識はあります。
が、大先輩ということもあり、共通の話題を持ち合わせていないため、それ程、親しく会話したことはありません。
しかし、このように生涯後輩に慕われる先輩という素晴らしいエピソードは、正に高校野球であり、非常に感銘を受け、諫早高校野球部に在籍できたことを誇りに思います。
大島さんご自身が、後輩の手本となろうとの想いで人生をお過ごしになっているとは思いませんが、絶えず、後輩に大きな影響を与えられる生き方については、我々後に続く後輩にとっては、本当に素晴らしい手本であることに違いはありません。
「150kmの速いストレートを投げました」などのように野球技術の凄さだけが取り上げられますが、このようなチームスポーツの真髄のような出来事が高校野球にはあると思います。
まもなく、今年も選抜高校野球が始まります。
甲子園に出場したチームにも、出場できなかったチームにも、このような舞台裏があるはずです。
そのような想いを感じながら、試合を観戦したいと思います。

頑張れ、大島さん!

 (追伸)
多くの報道の方々、このブログを見て頂いていると聞き及んでいます。
素晴らしい話であると思いますので、取り上げて頂ければと思います

2016年1月1日金曜日

2016年を迎えて! 〜 明けましておめでとうございます!

FULL COUNT様への「小島投稿記事(小島啓民の目)」バックナンバーはこちらをクリックください。






新年、明けましておめでとうございます。


昨年は、フルカウント様への投稿に精一杯で自身のこのブログを更新が滞ったことをお詫び致します。(杉内についての投稿が評判良かったようですので、是非ご覧下さい)

さて、昨年の私自身の目標は、
1.野球普及
2.自身が会長である長崎文教リトルシニアチームの全国大会出場
と掲げて、取り組んできました。

野球普及活動については、北海道高校野球連盟の皆さまを始め、全国各地で講師として、お招き頂き、楽しい時を過ごさせていただきました。
一人でやれる活動としては、かなり充実していた日々を過ごせたのではと思います。

昨年12月に野球指導者向けDVDを発売!


普及活動ではないですが、5年間という長き間連載をしていました「ベースボールクリニック」の自身のコーナー「Hint」が終了することとなり、その総集編としてDVDを昨年12月に発売しております。
基本の解説を誰にでも理解出来るように解説していますので、よろしくお願い致します。



昨年の長崎文教リトルシニアは大健闘!



長崎文教シニアは全国大会とは行きませんでしたが、8月に西日本大会出場、3年生最後の九州大会では、準優勝と輝かしい成績を納めてくれました。
勝利よりも、選手の育成に重きを置いて、指導に携わっていることもあり、中々勝てない状況にありましたが、漸く指導が結実してきたのかと個人的には大変嬉しく思います。
いいチームになってきましたので、新入部員の方、お待ちしています。

そういう訳で、昨年は非常に慌ただしく過ごさせて頂き、かなり充実していました。


今年は、岩手県高校野球連盟から・・・


「さて、今年は・・・」と意気込んでも、新らしいチャレンジなど、この年齢になるとそうそうないので、昨年に引き続き、指導の勉強と野球普及を第一に取り組んで行きます。

既に、1月には、岩手県高校野球連盟様から講習会の依頼を受けており、更に昨年から関わっているSGホールディングス(旧佐川急便)女子ソフトボール部の指導が待っています。大変楽しみにしています。

このブログをご覧頂いたり、その他の場面で、「講師として興味がある」と多くの方に声をかけて頂きました。もし、何かご質問あれば、当ブログにコメントの形でお問い合わせ頂ければと思います。



ということで、個人ブログでの報告も少しづつやって行きますので、よろしくお願い致します!

2016年元日






2015年4月26日日曜日

育成からの快進撃 ソフトバンクホークス 牧原に学ぶ!

実力は、経験の後押しが必要!


前号でジャイアンツの新鋭田口選手ネタで記事を書きましたが、昨日、3度目の登板は、豊田コーチ談では、「やからしてしまいました」という投球内容だったそうです。

初めて、先発として「失敗した」ということでしょう。

まだまだ技術的に安定していないという証でしょう。

良くドラフト前にアマチュアの選手を報道が、「驚愕高校生、150kmを計測!」などと持て囃していますね。

たった一度の150kmでは、その投手のポテンシャルの大きさは伺いしれますが、実力を計ることはできないというのと似ています。

結局、安定して力を発揮することが重要で、良かったり、悪かったりという選手は、ベンチからすると使いづらい選手となるわけです。

良い選手(投手)というのは、そういう選手で、そういう選手こそがエースと呼ばれる選手となれるのです。

しかし、その実力を高めるためには、失敗や成功の繰り返しが必要であるため、若い選手は、一つの失敗に一喜一憂するのではなく、自分のやるべきことに集中することが重要となってきますが。


育成から1軍に這い上がるのは想像以上に大変!



若い選手といえば、今週のFULL COUNT様向けの私のコラム(FULL COUNT向け投稿コラム)取り上げましたが、ソフトバンクホークスの牧原 大成(たいせい)選手。


熊本城北高校から育成枠で入団し、あっという間に一軍まで漕ぎ着けました。

アンダー21以下の侍JAPANチームのオーバーエイジ枠選手でキャプテンとして大活躍をしてくれた彼ですが、初めて見た時は、正直、非常に線も細くて、頼りないなと思いました。

言動も控えめですし、やはり育成枠からのプロ野球スタートという自分自身での負い目というのを抱えているのかなとも思いました。

良くプロに入った瞬間からドラフト1位も下位も同じということを言われますが、ある意味、そうなのかもしれませんが、それ程、平等な世界でないことも事実です。


あるプロ野球関係者に聞いた話ですが、

「当然、入団する時に多額の契約金をかけた選手は、球団として大事にしますよ」と。

「育成の過程でも、当然ながら何よりも多額の契約金をかけた選手に経験を積ませるように配慮をしますよ」と。

これを聞くと、育成枠から這い上がってきた牧原という男は只者ではないんですよね。

「良い選手なんですがね」と言われて球界から消えていった選手を沢山見てきました。

結局、アピールするべき、チャンスの際にちゃんと結果を残さないと行けないわけですよ。

そもそも育成枠の選手なんて、アピールするチャンスさへ、少ないわけですから、日頃から準備を怠たるわけには行かないはずです。

毎日、一瞬一瞬が緊張の連続のはずです。

そういった意味でも、牧原は凄いと思っているいるわけです。


育成枠から一軍に定着した選手がジャイアンツの松本選手のように数名いますが、スーパースターにかけ上がった選手は未だいないような気がします。

実力の世界と言えども、そうでない世界なのかもしれません。

逆に、そうあって欲しくはないですから、牧原には大スターになって欲しいと思います。

(次ページ)


2014年10月21日火曜日

北海道高等学校野球連盟 指導者講習会

10月18日から19日の二日間、札幌で行われた北海道高校野球連盟指導者講習会に講師としてお招き頂き、高校野球の指導者および秋の道大会でベスト8に入ったチームを中心とした30名強の選手に主にバッティングの指導を実技を交えながら行ってきました。

この指導者講習会、北海道を4分割し、4年に1回のペースで持ち回り4地区で開催するという極めて合理的なシステムとなっています。

昨年、網走で開催された講習会が初デビューですが、今年の札幌開催も昨年と同様、晴天に恵まれ、気温がこの時期としては異常に高いほどでベストの環境でした。

ブログでもご紹介したとおり、 超雨男である私が出向いているにも関わらず、この異常なまでの晴天は、北海道野球連盟の皆様の日頃の行いの良さなんでしょう。

実技では、ブログで紹介をしているような基本事項を徹底的に、且つ理論的に(自己満足ですかね?)解説してきました。

指導者が聞きたい情報は、弱点の修正方法や練習方法(ドリル)なんですよね。

「基本はこうです。」なんてことは何度も聞かされているためか、理論よりも練習方法の説明の時が目が輝いていた指導者が何人もおられました。

「小島さんのドリルは面白いし、分かりやすかった」とお世辞でも言って貰えて、大変嬉しく思いました。

私のバッティングのドリルは、バットを使う前の基本動作が中心です。

特に下半身の使い方、それからバランスの保ち方が中心で、なかなかバットスゥイングまで行かないという、ある意味地道なトレーニングです。

しかし、この動作ができないと幾らバットを振っても上達が遅くなるだけと思っているので特にジュニア期の選手を指導する際にはこの手法をとります。

その中でも、大事にしているのは、タイミングの取り方で、ボールを見逃す姿勢についてのドリルは多種に渡ります(講習会では全部披露する時間がありませんでしたが)。

種目を一つ一つ紹介するわけには行きませんので、ここでは割愛しますが…。


一方、選手においては、流石にレベルの高い北海道200校のベスト8チームの中心選手とあってかなり良いものを持っていました。

ただ、やはり新チームになって間もないこともあり、まだ体力面で物足りなさは否めません。

「正しいフォームを身につけるには、強靭な体力が必要となります。」
「長い北海道の冬にしっかりと野球に即した体力を養って欲しい。」

と注文をつけた程です。

初日に理論を解説、二日目にドリルを行い、その後、実打撃を行いました。

選手の感想は、
「ボールを長く見れるようになった。」
「突っ込みことが少なくなった。」
「打球が飛ぶようになった。」
と好評を頂きました。

勿論、「まだ理解出来なかった」という正直な感想もありました。

理論は、向き不向きがあって当然で万民に理解させることは至難の業です。
更に多数の選手を一人で指導しているわけで、其れ程、甘くないことも十分分かっています。

私のように巡回指導を行う指導者は、出来れば全員のレベルアップを図らねばならないのですが、そう簡単ではないので「一人でも救い上げて行く」という気持ちで指導にあたることが大切と日頃より考えています。

少しはお役に立てたようなので一安心しています。

話は変わりますが、この講習会では、小島姓の密度が高かったです。
北海道高校野球連盟の中に専務理事、常務理事のお二人が小島、更に講習会の講師が小島と。
周りの方は、面倒だったでしょうね。


バルセロナオリンピックのアジア予選前、当時26歳。
白樺並木を見ながら、札幌を拠点として行った強化合宿を思い出しました。

北海道、やっぱり良いところだな〜!

と思いつつも、

千歳空港、グランド、宿泊所、グランド、千歳空港と今回は天候も含めて北海度に来た感じは薄かったですね。

毛ガニも食べ損なったし。


来年は旭川で行われるそうです。

また、呼んで頂けるとの軽いお約束をしましたので、楽しみにレベルアップ自分が見せれる ように以後1年間頑張ります。


懇親会では、若い沢山の指導者の方と野球談義で大盛り上がりでした。

コンパクトディフェンス物議を醸し出していますね〜。


しかし、指導者で一番必要なものは、情熱ですね。改めてそう感じました。

北海道の皆様、大変お世話になりました。










2014年9月9日火曜日

フランス国際大会 吉田チャレンジ

ブログのアップが滞り、サイトを覗いて頂いた方には大変迷惑をおかけしました。

いよいよ今月はアジア大会が開幕。

それに向けて我が侍JAPANアマ代表チームも9月11日から直前合宿を関東地区で行います。

代表に選ばれた選手は、日本選手権の地区予選やその他大会の疲れもとれぬまま合宿に参加することになり、調整が難しい状況ではありますが、泣き言は言えませんので、心新たに日本の為に頑張って貰いたいものです。

さて、侍JAPANと言えば、この夏休みの間にアンダー12、アンダー15、アンダー18と世界大会、アジア大会が開催されました。

各カテゴリーとも良く頑張ったのですが、狙っていた色のメダルを獲得するまでには至りませんでした。

勝負ごとですから結果がたまたまついて来ないときもあります。

が、侍プロジェクトとして縦のシステムづくりを真剣に考える良いきっかけになったのではないでしょうか?

我々アマ代表という少し理解しづらいチーム構成と違い、各カテゴリーの代表チームの強化は次の将来に直結するものであり、更に最終的にはトップチームの強化となっていくこととなります。

(だからアマ代表が負けても仕方ないなんてことを言っているわけではありませんが…。)

世界的に見て野球はまだまだ一部の国の競技であり、サッカーのワールドカップのような人気ぶりではありません。

最近、WBCが開催されるようになって少しは世界大会にも目が向くようにはなりましたが、サッカーやバレーの比ではありません。

それだけに世界大会で勝つと目的が希薄であるというように思います。

(最近では復活しましたが)バレーボールが一時期、国際大会でおいていかれ、人気が低迷した時期がありました。

一方、今回の錦織選手の活躍により、一気にテニス人気が浮上してくることは誰でも想像できます。

同様に野球もWBCで惨敗するようなことがあれば、一気に人気が低迷するなんてことはあり得ると思っておく方が自然でしょう。

それに加えて少子化により底辺の競技人口を各種スポーツで奪い合いみたいなことは今後起こりえます。
付随して競技力のレベルダウンなんてこともあるでしょう。

いつまでも野球人気は大丈夫なんて思いでいたら大けがします。



話がずいぶん遠回りしてしまいました。

今日は上記内容を兎や角、言うつもりはなかったのですが…。

フランスで行われていた「吉田チャレンジ フランス国際大会」ですが、なんとフランスが優勝という結果でした。

結果は、以下JABAホームページ。

http://www.jaba.or.jp/taikai/2014/taikai_etc/yoshidachallenge.pdf

「どうせレベルの低い大会なんでしょ」と思われているかもしれませんが、日本からは都市対抗を制覇した西濃運輸チームが出場。

その他にもオランダも出場しているといった内容。


最近、ヨーロッパの動向をウォッチしていなかったので、本当に「フ・ラ・ン・スが」という感じです。

フランスの野球なんて見たこともないので、今度、西濃運輸に確認してみます。

西濃運輸はフランスにも、オランダにもかなりの失点を許しての敗退。

オランダの強さは知っていますので、負けることもあるかなと思いますが、フランスのチーム構成は一体どんなチームだったのだろう。

本当に知りたい!


今日は、この話題を取り上げたかったのに脱線してしまい申し訳ありません。

何れにしてもヨーロッパの野球は以前のヨーロッパではなく、かなり進化していると見るべきでしょう。

侍JAPANもうかうかできませんぜ!


気合い入れてアジア大会頑張ります!














2014年7月24日木曜日

高校野球へのタイブレークシステム その2

高校野球タイブレーク導入についての第2弾。
タイブレークのシステム内容は、前号でお分かりいただけたかと思います。
今日は個人的な感想を!

侍JAPANプロジェクトが昨年から開始され、全世代のJAPANチームが同じような方針で強化を図っていくということを目標に掲げています。
侍JAPANは世界で勝つことが使命であり、世界に日本の野球の素晴らしさを伝えることが付随した目標となります。
ということは、世界大会のルールに則した形で日常より試合を行っていることがこの目標を達成するには一番の早道であることは誰もがお分かりでしょう。
社会人、大学では、いち早くこの考え方で国内ルールを変更し、延長数回(大会ごとに回数は規定)を行った後、それでも試合が決しない場合はタイブレークを行うことを全国大会レベルでは導入しております。
厳密に言えば、社会人は世界大会導入前よりタイブレークシステムを導入しているのですが。
アマの世界では、世界ルールに則る形で進んでいると言えるでしょう。
現在の世界大会のカテゴリーは、
トップチーム(WBCやアジア競技大会などにプロ、社会人、大学選手が出場)
アンダー21(プロ、社会人、大学選手が出場)※今年から新設
ユニバーシアード(大学選手が対象)
アンダー18(高校生が出場)
アンダー15(中学生が出場)
アンダー12(小、中学生が出
場)
となっています。

世界大会のルールはカテゴリーに係らず(ジュニアの場合は、試合イニングの違いがある)統一であり、9回で勝敗が決しない場合は、即延長なしでタイブレークとなっています。

このカテゴリー分けの中で国内においてタイブレークが導入されていないのは、(プロを除く)U18の高校野球だけとなっています。
他のカテゴリーでは、導入時のいきさつは別として一応世界大会を意識した形式となっています。

したがって、この流れで行くと高校野球もその方向で進むのは決しておかしな方向ではなく、寧ろ自然な流れであると言えるのでしょう。

大会ルールが延長戦か、タイブレークかの違いによって、戦術は大きく変わって行きます。
例えば、延長戦のケースは、9回の攻防で、10回は引き続きの打順を想定し、回って来ない打順にリリーフ投手をおいたり、代打、代走を出したりします。
しかし、タイブレークでは好きな打順から打ち始めることもあり、クリーンアップには代打や代走を出し辛いということが生まれます
特に終盤の攻めでクリーンアップなどへの勝負の代走を送る場合に躊躇することもしばしばあります。


逆にタイブレークでは、5番以降の打線が力不足と総合力で劣っていても、好きな打順から始められるため、タイブレーク1回で決着をつけることが可能となるなど、何とかタイブレークまで漕ぎ着ければ力が劣るチームも勝てるというケースが増えます。

というように、もし9回で勝負が決しない場合は、延長か、タイブレークかにより、このように戦略そのものが変わるため、大きな違いがあります。

さて、日本における高校野球位置づけは、他の野球の盛んな国における高校野球の位置づけと異なり、高校野球そのものが文化となっています。
更に野球界の中でも、高校野球というステータスが出来上がっており、野球界という括りに留められていない特別なものとなっています。
ある意味、プロ野球と高校野球は他のカテゴリーから独立していると言っても過言ではなしでしょう。
特に高校野球は、日本の文化であり、象徴的な存在となっており、その大切な文化を壊してまでも世界基準に合わせる必要があるのか?という議論になるのでしょうね。

数々の名勝負が生まれ、そのたびに国民が一喜一憂し、感動を共有する高校野球。
簡単に決断できないのは、このような背景があるからです。
誰かが「世界で勝つために、タイブレークを導入するのだ」と言ってしまえば、誰も反論することはできないのですが、その誰が言うかが決まっていない野球界にも弱さがあります。
今回のタイブレークの導入については、単に高野連が判断する内容ではなく、WBCに繋がる強化策として日本野球界全体で判断をする事項とも言えるでしょう。

個人的には、世界基準に揃えるべきという意見ですが、強化方針が未だ確立できていない以上、それほど強く即導入すべきと言えないなとも考えます。

私のブログをスポーツに携わるマスコミの多くの方がお読み下さっていると聞いていますので、今回はマスコミの方を意識して書いたつもりです。
高校野球において、タイブレークを導入するということがどのような意義があるのかという本質を問うて、高校生への負担軽減、試合時間の短縮などを議論して頂ければと思います。

2014年7月16日水曜日

高校野球へのタイブレークシステム1

高校野球のタイブレーク導入について物議が起こっていますね。

高校野球へのタイブレークシステムの導入についての個人的な意見は次号に記載することとして、今回はタイブレークシステムについての説明を行いたいと思います

社会人野球においてのタイブレークの導入については、サッカー、ラグビーなどのスポーツと違い、試合時間が長過ぎるため観客に配慮されていないということがそもそものルールが導入された発端です。

一日に3試合を行うケースが殆どの社会人野球では、東京ドームの外に次の試合の観客を長時間待たせるということはファンを失うということに繋がり兼ねません。
当初は、賛否両論ありましたが今では定着してきて、それなりに面白みもあります。

一方、国内で一番早く同システムが導入された少年野球では当然ながら選手への負担の軽減ということが第一優先され、導入されていると思います。
では、世界大会では?

オリンピック復活には競技時間の短縮が命題であったということもあり、当時のIBAFで同問題を検討されていた時に日本から提言を行い、採用されたという経緯があります。

したがって、現在のWBCを含む、各世代における世界大会は、タイブレークシステムが導入されています。

日本で行われているタイブレークシステムは、お互いに1死満塁という状況で得点を争うのに対して、世界大会では無死1,2塁から始まります。

また、日本では、以前は、タイブレークに入る前のイニングの終了打者の次打者から打つということが主流でしたが、最近ではゲームを一旦振り出しに戻してフェアな状態で勝敗を決するべきとする世界大会の方式に則り、双方が好きな打順で攻撃できるように変更しました。

タイブレークになった瞬間から今までの試合の流れは関係なくなり、同じ状況で試合をすることになりますのでフェアと言えるでしょう

日本の1死満塁と世界大会の無死1,2塁となぜ違うのか?

定かでない記憶ですが、日本も当初無死1,2塁から始める検討をしたらしいですが、結局、犠打で送って1死満塁というケースになるのであれば時間短縮で1死満塁にしようと結論付けたと聞いています。

世界大会へも日本が1死満塁の採用を提案をしたと思いますが、野球は1イニングを3アウトとルール化されており、攻撃もしないで、1死の権利を奪うというのはルール上おかしい。この1死の記録をどのように扱うかが難しいというのが世界大会では無死1,2塁から始まるとなったと理解しています。

日本側の言い分は確かに分かるのですが、1死満塁では作戦的には打つという選択しかなく攻防という点では面白みに欠けます。

無死1,2塁からでは点差または表、裏によっては、バント更にはエンドラン、盗塁という作戦も加わり、更に守備隊形も変わってきますので、ベンチワークの難しさが加わります。

実際、広州のアジア大会で台湾とのタイブレークを経験しましたが、1球1球で局面が変わるといっても過言でないぐらいベンチワークは大変でした。
今どっと疲れた記憶が蘇ってきました。

アマチュア野球のように一つの球場で一日に3試合、4試合をこなすと試合時間が長く感じるのは当たり前であり、タイブレークシステムを導入することは合理的であると思います。

逆にプロ野球やメジャーのように1日に1試合しかやらないのであれば勝敗を決するまでやるほうが野球本来の試合の流れを楽しめるということになるのでしょう。

このような背景を知って、タイブレークシステムを議論しなければならないでしょう。

今日はご参考までに情報でした。

2014年6月26日木曜日

サッカーワールドカップで考えさせられる強化策

前号で国際選手強化について取り上げたところ、皆様関心があるようで沢山の方にご覧頂けたようで今日は少しその続編を。

本日、ザックが退任会見を行っていました。
負けたから責任を取るという潔さを感じましたが、一方で何が駄目だったのかという監督しての原因分析があまり無かったように感じました。
確かに短期的なゲームの責任はチームを預かる監督にあると思いますが、4年間の強化となるとサッカー界全体の話になるのかなと思いました。
まだ試合が終わって間もないということもあり、今から分析を行うという段階で直ぐに話が出来ないとも考えますが、強化本部長あたりからの話は聞いてみたいものです。
もしかしたら強化本部長あたりから報告あっているのでしょうが、ザック退任だけ取り上げられているのかもしれませんが・・・。

話は変わりますが野球において長期で強化を行った大会は、プロが参加し始めたシドニーオリンピック以前、つまりアトランタ大会、バルセロナ大会、ソウル大会、ロス大会とアマチュアが出場をしていた時代です。
4年間というスパンで同じように強化を図ってきました。
正式に言うと4年間というスパンで強化体制を作って、監督を固定して取り組んだのはバルセロナ大会、アトランタ大会、シドニー大会と記憶しています。
具体的な強化策は、年間数回にわたる代表合宿と国際マッチ、当然、海外に出向いての試合などが柱となります。
その中で、中核を担うであろうという選手を中心に激しい競争を行い、最終的にチームが作り上げられました。
当時20名の最終メンバーを選ぶまでは野球連盟も大変なご苦労があったと思います。

出場したバルセロナ大会しか理解していなという前提ですが、数多くの合宿によってチーム内の結束も固まり、更にお互いの思考を理解し、チームルールなどが自然と出来上がってきました。
また、数多くの国際マッチを経験することにより異国で野球をするということに対する免疫は完全に出来上がったと思っています。
選手同士で練習計画を立案し、更にプレーの意識合わせなどのディスカッションの機会を多く持ちました。
全員がそれぞれに与えられた課題をクリアするように、次回合宿までに少しでも改善できるように自チームに戻ってからも努力していたと思います。
それもこれも国を背負うという責任感の醸成がスタッフによって図られていたことに尽きると思います。

さて、今回のサッカーワールドカップ大会に話を戻しますが、強化という点で、私が凄く気になったのは、大久保選手を土壇場で選出したこと、更にスタメンで起用したことの2点です。
4年間強化を図って来て、最終メンバーを発表するという段階で今まで合宿やテストマッチにも呼ばれていない選手をいきなり選出したということは、現況、つまり同じポジションに不安、または不満があるということであり、今までプレーをしていた人間にとってはあまり面白くない話であることは間違いありません。
特に最後の点を取るという部分が弱い日本チームにとっては、4年間の最重要強化ポイントであったはずです。
だから柿谷選手や香川選手、大迫選手などを積極的に起用、育成していたはずではなかったのか、なぜこのタイミングで大久保選手かと疑問を抱いたのは私だけではないと思います。
大久保選手の能力は既に皆が承知していたはずですが、敢えて直前まで召集しなかったのは現有勢力でやっていけるという判断ではなかったのかと思います。
大久保選手が絶好調、しかもベテランであり、今までの流れも理解してやってくれるという結局は信頼感がそのような決断をしたと思います。
が、強化という視点でみると怪我で外れるような選手もいない状況では、判断したのがザックなのか、連盟なのかは良くわかりませんが敢えてチームバランスを崩すかもというリスクを冒してまで、そのような決断は普通しないと思います。
召集しているメンバーはプロフェッショナルであり、置かれた環境でプレーするということにいくら慣れていると言っても、阿吽の呼吸でプレーをするサッカーみたいな種目では微妙なにチームバランスにズレが起きることがあるのではと素人ながらに考えます。
サッカーを専門的にやったことがない人間の意見ですから、「素人が分かるわけない」とお叱りを受けそうですが私見ですのでお許しを。
特に大久保選手の活躍が悪かったとかいう類の考えではないので・・・。
しかし、この辺りの真意は是非聞いてみたいですね。

とサッカー界の批判をしているように聞こえるかもしれませんが、はっきり言って、サッカー界の強化は他の種目よりも進んでいると個人的には考えていますので・・・。

再び、野球界に戻りますが、オリンピック種目から外れている現在、中期スパンによる強化的な動きが無かった野球界。
参加した国際大会の殆どが大会前にぱっと寄せ集めて試合をしているという状況です。
その中でも世界ランキング2位という位置を保っているのはある意味凄いことです・・・。

今回「侍JAPANプロジェクト」が今後その重責を担うこととなりますが、野球界を一本化するのには時間を要するのかなと懸念しています。

それには、先ずは2017年のWBCに向けて、プロ側が模範となって強化に取組むことが一番の早道です。
侍JAPANとしての興行も重要ですが、国民は勝利を一番期待しています。
是非、小久保監督をしっかりバックアップしてWBCで勝つて頂きたい。

強化担当の鹿取さんの腕の見せどころです。鹿取さん、頑張れ!

2014年6月18日水曜日

サッカーワールドカップで監督を考える

サッカーワールドカップ大会で盛り上がる日本列島ですが、野球界はひっそりとスケジュールを消化しています。

ワールドカップが終了すると都市対抗、甲子園、そしてプロ野球の優勝争いと野球が鼻息荒くなってくることは間違いありません。

また、今年は小久保侍JAPANがアメリカを招いて日米野球に望むことが決定しており、オフシーズンの話題になることは間違いありません。
「またコーチで入るんですか?」と多くの方に聞かれますが、今回の日米野球はプロ選手のみということで、私のコーチとしての帯同は今回は無いかと...。

ま、それよりも今年はアジア競技大会での「金メダル獲得」という監督としての最大の責務がありますので、そちらにまずは集中したいと思います。

以前小久保JAPANの台湾遠征に帯同した時に「アマ代表」とのスタッフの数の違いに驚かされたとブログにも感想を書きましたが、アマ代表の監督の仕事は多岐に渡ります。

選手選考、視察に始まり、相手国の情報収集、分析、当然ながら戦略、方針立案、更に現地連盟との調整、場合によってはチームマネージャーとしての行動など。

加えて通常の仕事を抱えておりますので、野球だけに集中できないという制約がかかります。

と泣き事を言っているわけではなく、確かに大変ですが、それはそれで結構自分の為になっているなと思っています。

野球の事ばかり考えていても中々発想に行き詰まることもあり、仕事をしている時に色々なヒントを貰えたりして。

私の今の仕事は、三菱重工から長崎県産業労働部に出向し「長崎県に新エネルギーを導入して産業の育成、雇用の創出を目指す」というミッション。
そういったことで、大手商社さんやその世界の著名な大学教授、国の各省庁関係者の方、更に電力会社の方など幅広い分野の方とお会いすることがあります。

殆どの方が侍JAPANのコーチ、アマ代表の監督ということは知りませんから、その情報を人を介して聞いたりし、次回お会いした時には「びっくりしました!」なんて良く言われます。
そりゃそうですよね、世間一般論から言えば侍JAPANのコーチが野球以外の仕事をしているなんて想像もつかないですからね。

通常の仕事もできる(出来ているかどうかは人が評価するのですが)日本代表監督なんていうのも中々よろしいのでは。

一方、アマ代表の監督としては。
何から何までやる必要があるので、時間を作るのには苦労をしますが、その分、相手国の特徴や戦力の分析については頭に入っていきますね。

WBCなどでも良く目にする光景ですが、監督が通訳付きでホームプレート上で相手国とメンバー交換するシーンやプレーに対する抗議を目にしますが、私は自分一人で行く事にしています。
JOC海外在外研修でアメリカに1年行かせて貰ったこともあり、大方の作法は分かっているつもりですし、更に三菱重工の営業として外国の方とやり取りなどをした経験も少し自信になっているからか。

特に英語が堪能という訳ではないですが、国際大会の監督を受ける以上は最低でも通訳なしで台頭に渡り会う必要があると思っているからです。
時々、通じていないなと思うことがありますが。

と、私は監督は野球を熟知しているということは一番重要なことですが、判断や決断をするにおいては色々な経験をしていた方が柔軟に対処できると考えています。

「仕事と野球、大変ですね」と多くの方に労いの言葉を頂きますが、若い頃から高校も進学校で「文武両道」でそれなりに大変でしたし、そのお陰で創意工夫する癖はついているような気がします。

自分が素晴らしい監督だと自負しているのではありません。

色々な経験をして、名実ともに「野球バカ」になれば良いと思っています。

ワールドカップ大会をテレビで見ていると何故か私は元日本代表監督の「オシム」の顔が浮かんできます。
オシムの一言一言には、重みがあり、且つ教養を感じ取れました。
彼の書籍は結構購入しました。
日本代表の監督してどうだったかはサッカー関係者ではないので良くわかりませんが、指導者として非常に尊敬しています。

そうそう、現監督のザッケローニもプロのプレー経験がないと先日知りました。
ジュニアのクラブから代表監督まで上り詰めたらしいですね。

結局、指導者はプレーが上手かったから指導も上手いかは分からないということでしょうね。

日々研究の毎日。肝に命じて、任務を全うします。




2014年4月18日金曜日

「代打 俺」と「4番、俺」〜 part2

先ほどニュースZEROを観ていたら中日ドラゴンズの谷繁監督へのインタビューが。

前回アップした表題の記事を思い返し、取り急ぎ、番組を観ていた感想を...。

まず監督の顔がシェイプされていたような。
もう一方で非常に疲れているなということが読み取れましたね。

大変だと思いますよ。
特に負けると精神的にこたえるんですよ!選手時代の倍以上に!


今日の試合、終盤に自分に代わり小笠原を代打へ。

「俺に変わって、小笠原!」と告げたのかな...。

この交代、決断には二つの考え方があるかと感じました。

前者は、「自分がこの場面で打てるかという弱気からの交代」

後者は、「ここは勝負、俺よりも小笠原がいいという監督としての決断」

おそらく後者の決断であったと思いますが、試合がサヨナラ勝ちになった瞬間の谷繁監督の喜びようを見た時に前者も少しよぎったかなという印象を受けました。

自分が弱気になった部分もあって小笠原に転化してしまったなというチームに対する少し後ろめたさが。

それが無ければ監督をやっている人間が、たかがシーズン中の1試合であれ程の喜び方はしないと思います。

ニュースの断片的な試合の放送また試合がどういう流れであったか分からない中での感想ですから少し違うかというご批判もあるかと思いますが。

それほど「兼任監督とは大変なんです」と言いたいわけです。

試合中に選手と監督の心理が目まぐるしく変わっていく。

どんなに神経の図太い人でもこれは大変ですよ。

谷繁監督、良く頑張っていますよ!


放送の中で、今現在の監督と選手の割合は50%:50%と谷繁監督が言っていましたが、これは危険信号かな。

捕手はかなりの労力が必要なポジションであるのに試合に集中できない自分がいることが危険。

中途半端は繰り返しになりますが一番危ない。

試合が始まったら選手に集中ぐらいの心持ちで、思い切って試合の指揮はコーチに任せるぐらいの裁量があっても良いかと。

でも、やはり監督のポジションを人に任せるなんて肝っ玉の太い人も少ないかな。

私もそれぐらいの度量があれば兼任監督やっていた時にもう少し勝たせて上げられたのに。

いずれにしても、谷繁兼任監督を野球人として応援します!

オールスターぐらいに三たび、この話題に触れてみたいと考えています。

どんな成績になっているかな...


では、今晩はこの辺りで。












2013年9月9日月曜日

U18チーム、大健闘!世界大会に向けた組織的な取り組みが必要か!

前回大会に引き続き、非常に悔しい結果となりましたが、U18チームは良く頑張ったと思います。

 

テレ朝良くやった

 

その前に急遽放映したテレビ朝日にまずは敬意を表したいと思います。

なかなか世界大会を放映するケースがなくなり、世界大会の雰囲気というものが国民に伝わらないというジレンマを持っていましたが、同じ世界大会という現場で戦う者として非常に嬉しく思いました。

試合結果だけを見ると残念という言葉しか出ませんが、試合をご覧になられた方は総じて世界大会も面白いなという印象を持たれ、私がこのブログで記事にしていることの臨場感が伝わったのではないでしょうか?

監督に背番号が与えられ、監督が自らマウンドに行き、日ごろ甲子園で見ている選手がとる行動とは少し違っていることに誰もが気づいて頂けたのではと思います。

どんな感想を覚えられたでしょうか?

 

2ラウンドの消化試合のアメリカ戦が難しかったのでは

 

さて、試合を振り返りたいと思いますが、その前に、昨日の試合の前日、第2ラウンドの消化試合となったアメリカ戦の戦い方が非常に難しい戦いだったのかなと思いました。

勝って勢いをつけるのか、体力を温存していくのかという選択になるかと思います。

当然ながらおそらく勝って勢いをつけるというスタンスで望んだと思いますが、負けても勝っても関係ないという試合の戦いであり、選手のどこかに隙が出てしまったのかなという試合結果でしたね。

アメリカ強いな」という印象を選手が持った試合になったのかなと勝手に想像しています。

この試合によって、決勝へのプレッシャーが投手陣にかかっていたように感じました。

 

先発、松井君良く投げたが、アメリカの打者の対応力も素晴らしい

 

先発の松井君はよく投げたと思います。

特に前半の入りは素晴らしかったと思います。

得意のスライダーはまったく打たれる気配がありませんでした。

しかし、中盤のアメリカの打者の対応が素晴らしかった。

ストレートを狙い、それまで振っていたボールになるスライダーを見逃し始めた。

これには流石に松井君もしんどかったと思います。

「ストレートを更に厳しいコースへ投げなくてはという追い込まれた心理になったのではと思いました。

1点をリードしたあたりから、ストレートが上ずり始めました。

思い切って交代するかなと思いましたが、エースということもあって続投を決断しましたね。

細切れリレーも面白いかなと個人的には思いました。

 

リーグ戦に慣れていない日本の選手、リーグ戦に慣れているアメリカ

 

日ごろからリーグ戦で戦っていない日本のアマチュア野球では、投手をローテーションで使っていくということにあまり慣れていません。

特に高校の監督は継投策ということにおいては不慣れだと思います。

別に監督を批判しているわけではありませんので、勘違いなく

一方、アメリカは、きっちりローテーションを守り、中継ぎ、押さえの継投パターンは大リーグ並みでした。リーグ戦に日頃から慣れているのもあります。

 

7回以降の戦い方の訓練が必要

 

このブログでも書いていますが、7回以降の戦い方が世界大会では一番難しい。

そのためには、特に絶対的な押さえ投手をつくることが勝利の鍵となります。

先発が完投すればいいではないかという意見も出てくるかもしれませんが、精神的な疲労は国内大会以上ですから少なくとも先発と中継ぎ、押さえと分業するという手段の方が良い結果が出る可能性が高いと考えています。

 

日本の高校生の投手のスキルは間違いなく世界一です。

ただ連戦と分業に慣れていないだけです。

球速、コントロール、バント処理、牽制などどれをとってでもです。

決してアメリカに劣っているわけではないので、自信を持って頂きたい。

 

打者は頑張った!

 

一方打者ですが、今回予選ラウンドは頑張りました。

本当によく打ったと思います。

しかし、アメリカ戦で明確に出ていましたが、身長が高い投手の150Km近くのスピードボールへの対応ができなかったのかな

金属バットでは少々つまっても外野まで飛んでいきますが、木製ではそうも行きません。

それに加えて、内野の天然芝が追い討ちをかけ、更に打球が死にます。

余程、しっかり振り切らなければ力負けしまいます。

 

引っ張れない左打者、無理やり左打ちに変えることが原因?

 

日本の打線ですが、左打者が多く入っていました。

これも前にブログの中で指摘していますが、Overage選手またはプロの選手でも左打者が引っ張れない傾向にあります

 

昨日の試合、左打者の放った打球が右方向へ飛んだケースはファールを除いて殆どありませんでした。

ということは、左方向に力のない打球が飛んでくるということが予想でき、次第に左打者の時に外野が左方向のシフトをとることになります。

アメリカの外野のポジションが前に来ていたのがお分かりでしたか?

 

右打者においては、アメリカ戦だけにおいては、踏み込みが殆どなかったですね。

球速が速いという思いが強く、腰が引けたスウィングが多く見られました。

自分たちが今まで経験をしたことがないようなボールの軌道、球速だと思っていたのでは・・・。

 

今後は、長身投手の角度対策、それから手元で動く変化への対応を考えないといけないですね。

 

以上を見ると打者が頑張らなかったように見えますが、必死さは映像からも伝わり、ボールへ食らい付いていく姿には感動も覚えました

 

しかし、打ち方の根本的な対策を講じないと世界大会で優勝するということはできないと思います。

 

無駄な進塁を与えないことが日本の勝機

 

今回のアメリカとの決勝における明暗は、リーグ戦の戦いに慣れていないことと無駄な進塁を与えたことに尽きると思います。

 

世界大会では、四球とエラーが明暗を分けると前号でも記載していますが、ワイルドピッチ、パスボールが最終的に点に繋がりました。

 

高校生という視点から見ると、余りにも厳しい評価をしているように見えるかもしれませんが、日本が国際大会で勝つには、この部分を特に強く意識して行かねばなりません。

 

試合終わってから言うなよとお叱りを受けるかもしれませんが、残念ながら世代を超えたチームが一同に介して、世界大会を語る場が今のところないため、上手く連携が取れていないというの実情です。

 

アマの代表監督を現在任されておりますので、各世代の代表チームの監督さんと今後の強化について意見交換をして行きたいと昨日の試合を見て、更に強く感じました。

 

 

 

ま、色々書きましたが、世界で2位は凄いことです。

 

西谷監督以下U18チーム、良く頑張ったと思います。

 

死球でガッツポーズをする姿を見て、日本の若者も捨てたものじゃないぜという思いになりましたし、選手の直向なプレーぶりには感動を覚えました。

 

銀メダル、おめでとうございます

2013年9月6日金曜日

U18!今日のキューバ戦がメダルの色を決める大事な戦い!

U18チーム、強いですね!

 

韓国にコールド勝ちです!

 

昨日の時点で、決勝に行ける可能性があるチームが、日本、アメリカ、キューバの3チームに絞られたことになります。

 

もし、今日キューバを破れば、その時点で決勝進出、銀メダル以上ということになりますね。

 

日本の打者を話題にもしていませんでしたが、木製バットでこれだけ点数が取れるというのは素晴らしいですね。

 

過去の世界大会における日本チームの戦いからすると今回はいい意味で非常に想定外であると言えますね。

 

これだけ打ってくれると投手も気分的に楽ではないでしょうか?

 

金メダルを取るためには、今日のキューバ、キューバ戦の結果によっては、明日のアメリカ戦が最後の詰めとなり、この2試合は重要な試合となります。

 

Overageの戦いでは、キューバ、アメリカのパワーは脅威ですが、今のところの戦績を見る限り、一発で流れをもって行かれるという心配は少ないのかなと思っています。


ホームランの本数が、Overageの大会とは全く違います。


 そういった意味では、投手力を中心に守りで失点を減らし、得点機でしっかり取れている日本が優位となるかと考えています。

 


昨日の台湾とキューバの試合、観戦しているわけではないですが、キューバがサヨナラ勝ちをおさめた要因は、先頭打者の内野ゴロのエラーとなっています。

 

世界大会での終盤の四球、エラーは致命傷になりかねません。

 

7回以降の戦い方が過去の世界大会における日本の永遠の課題でもあります。

 

今年のU18チームがこの残り3試合を乗り切り、新しい風を入れてくれることを期待します。


頑張れ、日本!

2013年9月5日木曜日

U18予選ラウンド快勝!ここからが世界大会!〜第2ラウンドの展望

U18日本代表チーム、昨日カナダに勝利して、予選全勝とすばらしい成績でトップ通過しましたね。

今日からRound2の戦いが始まります。

 

公平な世界大会ルール

 

ここで世界大会のルールを少し説明しておきます。

あまり日本に馴染みのないルールとなっています。

世界大会の最近のルールは、第1ラウンドはA,Bのグループで各々の3位以上のチームを決定し、第2ラウンドを行う。

第2ラウンドでは、A.Bグループ3位以上で対戦していない逆側のグループと対戦。

したがって、今回日本はAグループですので、Bグループの上位3チームと対戦することになります。

最終的に順位決定戦を最終日に行いますが、この対戦カード、順位の決め方は、第1ラウンドの勝率を全部カウントするわけではなく、上位3チームの該当試合と第2ラウンドの戦績を合わせて最終的に順位を決定します。

したがって、日本の場合は、第1ラウンドでAグループから第2ラウンドに進出した台湾とベネゼーラとの対戦成績と第2ラウンドの3試合を合わせた計5試合が対象となります。

第1ラウンドで日本は両チームに勝っているわけですから今のところ2勝0敗というところから第2ラウンドがスタートすることになります。

ということは、第1ラウンドを終了した時点で各グループの上位3チーム該当試合ですから基本的に2勝0敗か1勝1敗のチームばかりとなり、第1ラウンドで全勝したとか、場合によっては負け越していても該当チームとの対戦結果だけ対象ですから余り大差はないということになります。

 

ということは、第2ラウンドで3連敗すると日本は2勝3敗となり、順位決定戦のメダル争いの試合に行けなくなる可能性もあるということになります。

 

もし、仮に同一勝敗数が複数チームあった場合は、同一カードの対戦結果で勝利している方が上位。

それでも決まらなければ、得失点率で決定されます。

得失点差ではなく、率です。

これも独特な決め方

 

ちょっとルールの解説が長くなってしまいましたが、大会ルールによって、戦略の立て方が大きく変わるわけで、熟知しておくことが大変重要でしょう。

 

昨日のカナダ戦ははっきり言ってカナダの上位進出の希望も残されていなかったため、親善試合、ある意味消化試合という試合でありました。

ということは、昨日の試合で遊撃手が怪我をしていたようですが、レギュラーを出すこともなかったということになりますね。

苦しくなる第2ラウンドに向け、レギュラーの調整日にしても良かったのかなと個人的には思います。

高校野球の精神ではそのような考えは駄目なのかな・・・。

 

世界大会では体力温存が鍵

 

過去の日本の世界大会の戦いぶりは、U18チームばかりでなく、ほとんどの世代で大会が進むにつれ、尻すぼみになっていく傾向にあります。

常に勝つということを叩き込まれているので、負けたときの気持ちの切り替えが下手ということ更に体力不足ということも要因として挙げられるでしょう。

世界大会を戦う上では、

負けるということもあることを認識すること。

如何に休むか。

ということが大事になってきます。

 

2ラウンドの展望

 

2ラウンドに進出したチームは、

A 日本、台湾、ベネゼーラ

B アメリカ、キューバ、韓国

6チームです。

 

力的には、Bグループは強敵ばかりですので、ここからがU18にとっての世界大会といえるでしょう。

 

日本は、韓国、キューバ、アメリカという順で今日から第2ラウンドを戦っていきます。

 

日本は、この第2ラウンドを

12敗であれば3位決定戦

21敗、もしくは3勝であれば、おそらく決勝

という立ち位置になると思います。

 

今日の韓国戦がヤマ

 

となれば、今日の韓国戦がメダルを占う大事な試合となることになります。

韓国もメダルを取るには、負けられない状況ですからおそらく日本を潰しにかかるでしょう。投手力も高そうです。

今日の試合は、日韓戦という意味だけではなく、メダルの色を決める大事な試合と捉え、今までのことは忘れて選手には集中して欲しいものです。

 

その後の話は、また今日の試合結果を見て書きたいと思います。


今日は総力戦、U18日本代表頑張れ!