2013年8月9日金曜日

野球上達のための一人でやる遊び

スポーツナビの私のブログをご覧頂いていた皆様、この度ブログを引っ越すことで計画中です。
今後はこちらをブックマークしてください。こちらの更新をメインに行っていきます。


さて、前号で遊びの中で野球を覚えるということを記載しましたが、実際、練習中で覚えることって意外と少ないものです。
私は、主にバッターでしたが、打撃の感覚を掴んだのは、試合前のペッパーゲーム(通常言われている二人組みのトスバッティング)の最中でした。
「この感覚でボールをつかまえればいいのだ」というひらめきを感じ、その試合から打撃開眼、ボールを遠くに飛ばすことができるようになりました。
日頃から「どうすれば上手く飛ばせるようになるのか」と考えていたことが、このようなきっかけに繋がったことは言うまでもないことですが。

技術は、徐々に伸びていくものではなく、ある時にパッと開くものです。
今は上手く行かなくても、積み重ねの中から生まれてきます。
毎日やっているのに上手くならないなと思う人がたくさんいると思いますが、諦めないで試行錯誤を繰り返してみてください。

そこで、今日は、一人でやる遊びを紹介してみます。
あえて練習と書かないのは、自分の意志でやる内容であり、感性を磨くことを最優先させて下さい。
決して義務感でやらないように!続かないです。
アジア競技大会の選手村内にてストレッチ

野球を上達するために一人でやる遊び

〇投球編

1.       壁あて
最近は、壁に投げるような場所が少ないですが、ソフトテニスボールのような軽いボールで構わないので適当に場所を見つけて行う。壁との距離は、5m以上で10m程度が適当か。
自分が投手になったつもりで、試合の場面を想定して壁に向かって投げるだけ。
できれば的を作って投げた方がいいですが、特にこだわりません。
変化球を投げたり、アンダーハンド、オーバースローと投げ方を変える。
1回から9回まで色々と試合をイマジネーションしながら、先発、リリーフ、押さえと一人で何役もやるといった方法が効果的。試合には絶対勝つようなシナリオにすること。
自分が設定するのですから負けるわけがないでしょうが・・・。イマジネーションが野球において特に重要です。

2.       投げ上げ
昔から良くやっている練習方法ですが、仰向けに寝た状態で、ボールを上方に投げる。
肘からリリースまでの感覚を覚えるのに最適。天井擦れ擦れに投げ上げるのが醍醐味。
但し、マンションなどで、失敗して天井にぶつけたり、ボールを落とすと苦情の元になるので要注意です。

3.       握り替え
グラブをつけた手にボールを投げ、跳ね返ったボールを投げた手でキャッチ。更にすばやく握り替え、また投げるを繰り返し。上手い人は、グラブからボールが離れていないような錯覚に陥ります。少なくとも50回ぐらいは、継続できるようになるといいですね。

4.       タオルスウィング
タオルの片方の先を結び、それをボールに見立て、人差し指と中指にその結び目を挟み、ただ投球するだけ。結んでいない方のタオルの先が走る感覚が大事。

〇グラブ裁き編

1.       背面キャッチ
投げ上げたボールをイチローのごとく背面でキャッチする。フライの際のボールの置きどころを感覚的に身につく。
2.       グラブハンドサークル
グラブを持った手の円運動を何回か繰り返す。グラブの使い方を覚える。ベアハンド、バックハンド。

〇バッティング編

1.       ロープスウィング
右手にロープを持ち、バットを振る動作を行う。ロープの先端が走り、最後は、からだに巻きつく感じ。下半身主導でスゥイングすることにより、力の伝導を覚える。
2.       長尺バットスィング
上記1と同じ感覚であるが1.5m程度の長尺棒を振ることにより、下半身主導の動きを身につける。この際の留意点は、棒の重みを感じながら振り、腕力に頼らないこと。遠心運動につられてからだが回転するぐらいが丁度良い。
3.       平均台スィング
平均台の幅程度の足場でスゥイングすることにより、スゥイングバランスをつくる。振り切った後に前足に完全に体重が移ってしまう(片足で立つ)ぐらいで丁度良い。

〇バランスづくりの筋力強化
1.       片足屈伸
片足立ちして、そのまましゃがみ込む。しゃがみ込んだら、今度は片足で立ち上がる。この運動を繰り返し行う。片足10回程度連続でできるようになれば、合格点。
利き足でない方で行う運動は、かなりの難易度。バッティング、投球など片足で立つ瞬間の動作の安定性が増す。

2.       股割り
通常、どの指導者からも教わる股関節の柔軟性を高めるトレーニング。解説は不要と思うが、膝が内側に入り込まないように留意。

3.       イチローストレッチ
イチローがネクストバッタズサークルで行うスタンス肩幅で両膝をつけた状態でしゃがむストレッチ。膝の柔らかさはバッティングやピッチングに特に影響するためにこの運動ができなければ技術の上達はあまり望めないぐらい大事な運動。

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