2014年6月9日月曜日

仁川アジア大会会場視察2〜韓国プロ野球

前号で韓国視察の初日の話をしましたが、今日は二日目、アジア大会のサブ球場となっているネクセンヒーローズが本拠地とする木洞(モクトン)球場での視察の報告を致します。

その前に今回の視察ですがドーサン・ベアーズの香田コーチ(元読売ジャイアンツ)、試合チケットなどの手配を頂きました。
香田コーチは元読売ということは皆が知っていることですが、私の2学年下で同じ長崎の出身です。佐世保工業時代には甲子園出場を経験されています。
私は対戦経験はないのですが、海星の酒井、佐世保工業の香田、清峰の今村、長崎日大の大瀬良と長崎の高校野球界では今でも記憶に残る選手として長崎県人が憧れる存在であることは間違いありません。
その香田コーチとの会話の中で、「プロでも結局、練習した奴が最後まで生き残るんですよね」という印象深い言葉が忘れられません。
一時の成果は、長い期間でみれば成功ではないということでしょうか。
プロ野球で長く野球を続けるためには、結局は練習しかないということなのでしょう。
今後の指導の糧にしていきたいと思います。

元に戻って、二日目の視察の報告ですが、木洞球場は、全面人工芝でフィールドはかなり狭いです。外野の観客席もなく、外野の膨らみが少ない、良く本塁打がでる球場のように感じました。
実際にこの試合乱打戦となりましたが、ネクセンヒーローズの3番打者から5番打者が何れも本塁打を放ち、特に4番打者は、2打席連続でほぼ完璧な本塁打でした。
一本は、120mのはるか上に設置されている電光掲示板の最上段にぶち当てたものでした。
香田コーチも話をしていましたが、日本のプロ野球と比較しても韓国は良く本塁打が出るような錯覚を受けるといっています。「打球の勢いが違う」という言い方をされていました。
韓国の打者は、パワフルな打者が多く、特に中軸打者は体格的にもボディービィルダーのような逞しさがあります。
一部の打者のパワーが並外れている?ソフトバンクのイ・デホが象徴ですかね。
では、攻略のポイントは?
今は明かせませんが少しイメージできましたので、チーム編成をしっかりと組みたいと思います。

一方、韓国投手ですが、術というよりも、打者と同じようにパワフルな投手が多いですね。スピードガン表示が殆ど140km中盤という内容。
緩急というよりも速球系のチェンジアップ、カットボール、スライダーというのが主体かと思います。
台湾の柔らかい投法とは違い、パワー投法とでもいうかボールの勢いがあります。
速いボールに対応する練習が必要となってくるでしょう。

と収穫の多かった二日の視察でしたが、やはり生で観るのと映像とでは臨場感が違うということを改めて思いました。

都市対抗予選が終われば、いよいよ24名を決める作業に移ります。

この韓国の地で日の丸を掲げられるようにしっかりとしたチーム作りを行います。


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