2012年8月6日月曜日

指導上の留意点~評価

監督とか、コーチという職業につくと選手を前にすると何か喋らないといけないという感覚に成りがちです。
実際、社会人監督になりたての頃の私自身も気がつけば選手を長く立たせたまま、一生懸命話をしていたことがよくありました。気合が入っている時こそ、その想いを伝えたいばかりに一生懸命話をしていたように思います。
想いを伝えることは重要なことですから、このことは特に悪いことではないのですが、長く話をしていると選手に対して多くのオーダー(指示)をつい出してしまっているものです。
これもまた選手が消火できれば、大きな問題ではないのですが、大方選手も覚えられないということになります。
よく言われるとおり、要点は絞って、できれば重要であるという3つ程度に絞り話をすることが重要です。
ここまでは誰でも心がけていることですが、もっと重要なことは、自分の出した指示に対する評価をきっちと行うということです。
例えば、練習前に「今日は、元気出して行こう」と指示を出していたとすれば、練習終わった後に必ず元気があったのか、どうだったかを評価してあげることです。これが結構おろそかになる。
評価を行うという、この行為の積み重ねが、選手が監督(指導者)の声に反応し、一言いえば全員が同じ方向に向かうチームに近づくこと繋がります。
評価をしない指導者の一言は、選手は、指示はするがチェックはしない指導者と捉え、いつしか選手は、指導者の言葉を軽んじることになります。言ったら言い放しは一番危険です。
書きながら反省しています。


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