2016年4月18日月曜日

日本女子ソフトボール機構 リーグ戦開幕

熊本を中心とした今回の地震で被災をした方々に先ずはお見舞い申し上げます。
両親が熊本出身、親族も被災地に近い場所に多く住んでいる事もあり、気が気ではありません。
私が住んでいる長崎でも今までに体感した事がない程の揺れを感じました。
自然の無情さを感じぜずにはいられません。
何も出来ませんが、ただただ、いち早く余震の終息を祈っています。

さて、その様な中ですが、日本女子ソフトボール機構のリーグ戦がQVCマリーンフィールドにて、4月17日に開幕しました。
上京する機会がありましたので、4月18日の太陽誘電対SGホールディングスの試合を勉強の為に見学してきました。
試合の云々よりも、QVCでは風速30メートルの強風が吹いており、良く試合ができたなという感想でした。
投手がセットポジションに入った瞬間に風で煽られるという光景を何度も見ました。
途中、1時間の中断を挟み、太陽誘電が9対0のスコアで勝利しましたが、見応えのある駆け引きがあり、野球とは少し違うなという部分も感じとれました。

まっ先に目に付いたのは、スコアボード。DH制の考え方が野球と違いましたね。
太陽誘電の先発藤田投手が4番に座っているに関わらず、DPという選手がいる。
野球では、DH制は投手に代わり、打撃専門の選手が打席に立つというものであるが、ソフトボールの世界では、そうではないんですね。
上手く説明できないので、ネットで詳細に記載がありましたので、以下URLでご確認下さい。


次にやはり投手が投げるボールの角度が野球と真逆なことで、ストライクゾーンの景色がいつも後ろから見ているのとは違うことですね。
主審の高低の判定が、えっと感じることが多かったですね。
ライズと呼ばれる高めの球は、かなり威力が有り、主審の判定によっては、やや投手有利に運ぶかなという印象でした。

そして何よりも驚かされるのは、スピード感ですね。
グランドも狭く、ベース間も短いので迫力が凄いです。

内野ゴロは、ほぼ間一髪で野手のプレッシャーも半端ないでしょう。

捕手もランナーを背負った場面で、低投でワンバウンドした投球を少しでもファンブルすると簡単に進塁されてしまいます。

ということで、基本技術をしっかり身につけておく事が肝要でしょうね。

最後に女子侮るなかれです。
足も速いし、肩も強いし、しかも正確。高いレベルで凄いですよ!


どちらかと言うと守り合いの競技特性が強いかなと思いました。

チーム力は、野球以上に投手力にかなり左右されると言えるでしょうね。

投手力で思い出しましたが、ネット裏で関係者の方と雑談していたところ、大体各チーム4名〜5名ぐらいの投手しか保有してないそうです。

また、上野選手が「野球と違って肩や肘に負担は余りかからない。寧ろ疲れるのは下半身で、連投は苦にならない。」と話していたらしいです。

ソフトボールの投手をやった事がないので、その感覚は分かりませんが、上野選手が話しているのですからそうなんでしょうね。


以上の感想を纏めるとエラーと四死球が試合の命運を大きくウエイトを占め、野球以上にそのウエイトが大きいと感じました。

スモールソフトボールが得意な日本女子チームが強い訳が理解できました。 


と言いながら、打撃を専門としている立場柄、もう少し強く振れる選手は欲しい感じはありますね。


2020年に野球ソフトボールとして競技復活がほぼ確定してますが、今後はお互いの技術交流なんてことも悪くないなと改めて感じさせられる貴重な経験でした。

女子ソフトボールも非常に面白いですよ!
野球にも通じるものが、多く発見できると思います。

是非、試合会場に足を運んでみて下さい!

※試合日程などは、以下URLでご確認下さい。