12月28日より台湾台中で開催されるBFAアジア選手権の日本代表選手を昨日発表致しました。大会直前までのエントリーが可能ということで、怪我等による不慮の変更を加味して、社会人日本選手権、大学神宮大会の終了まで引っ張ったというのが現状です。大会参加登録可能数は24名と当初の20名から増員されました。プロ選手が多く参加すること、シーズンオフの大会である事情を配慮しての増員であると想像しています。
さて、今回選出したメンバーの一人一人を簡単にご紹介いたします。
投手は怪我の多いポジションですから8名か9名かと悩みましたが、野手の層を厚くすることを優先するとともに連投になれているアマチュア投手の力量を勘案し、最終的に8名としました。
〇大瀬良(九州共立大)大学球界NO.1投手との評判もあるとおり、150kmを超える速球には非常に魅力があります。大会では、主に試合後半での登板を期待しています。
〇吉永(早稲田大)ご説明する必要もなく1年生ながら早稲田大を支える投手で今後のアマチュア野球界を支えていく選手と期待しています。海外ではあまり見られない独特のシンカーは外国人選手にはかなり通用すると考えています。
〇吉田(JR東日本)1年目ながら社会人球界で現在、NO.1右腕の投手、187CMの長身から投げ下ろす速球はスピード表示以上の威圧感があります。また多彩な変化球も保持しており、コントロールも良く、大事な試合での登板を期待しています。
〇大城(JX-ENEOS) 都市対抗野球、日本選手権のダブルのMVP投手。小柄でありますが、球威は抜群で、杉内(巨人)を彷彿とさせるような投手です。特に独特のカーブは、落差も大きく、海外打者には十分通用すると考え、左のエースとして期待をしております。
〇濱野(JR九州)社会人を代表するベテラン投手で、サイドスローからのスライダーは曲がりも大きく、良くコントロールされ、類似投手の経験の少ない海外選手は非常に戸惑うと考えています。先発、中継ぎとフル回転の登板を期待しています。
〇新垣(東芝)日本ハムにドラフト指名され、11月22日に契約を控えている実力派投手。速球とスライダーが武器の選手で試合を作れる選手として期待をしています。社会人時代は目立ちませんでしたが、プロの世界では実力を発揮すると思います。
〇片山(JR東日本)中継ぎのスペシャリストで左サイドから投球されるボールは打者の手元で微妙に変化する特徴を持っています。マウンド度胸も十分で特に試合中盤から後半にの大事な場面での登板が多くなると期待しています。
〇秋吉(Panasonic)今年ブレークした選手でサイドハンドからの投球は、145km越えるスピードを保持している選手です。ストレートでぐいぐいと押してくれる強気な投球でチームに勢いを与えてくれることを期待しています。
海外試合で特に怪我の多い捕手は、3名体制としました。
〇中野(JR九州)インサイドワークに長け、特にバッターの特徴、投手の特徴を生かしたリードに定評があります。チームを落ち着かせる守備の要として期待しています。
〇石川(JR東日本) 自チームを昨年から3大会連続で決勝に導いた功労者。若手ながら沈着冷静に試合をコントロールしていく能力は非常に長けており、初経験ではありますがブレークを期待しています。
〇二葉(トヨタ)他二人の捕手にない思い切った強気のリードを行うタイプの捕手です。流れを変える場面での起用が多くなるかと思いますがムードメーカでもあるので活躍を期待しています。
内野手は、8名。
〇山川(富士大学) 一塁手。パワーはアマNO.1であり、阪神ファーム戦で放ったホームランの飛距離はプロ選手も驚くほど。社会人選手の中にあっても気後れしない性格はチームのムードを高める効果を秘めています。のびのびとやって欲しいと期待しています。
〇井上(日本生命)一塁手。大学時代もJAPANを経験していたが、巨漢のからだを使いこなせず、漸く今年ブレーク。本来の柔らかさに力強さを加え、長距離砲として期待をしています。
〇吉田(東芝)二塁手。身体能力が高く、意外性を秘めた選手で流れを引き込む力がありあます。代表に選ばれた誇りを持ち、ここらで大きく飛躍して欲しい選手の一人です。思い切りあるプレーに期待をしています。
〇山本(日本生命)二塁手。小柄ながら一発を秘め、守備も堅実ないぶし銀的なベテラン選手。苦しいときの起用が多くなると想定していますが、確実に仕事をこなしてくれると期待しています。
〇多端(ホンダ)三塁手。豊富な海外試合経験によるリーダーシップを発揮し、チームの精神的な支柱。クリーンアップを打つ可能性が高い選手であり、バッティングでチームを引っ張って欲しいと期待しています。
〇岩本(NTT東日本)三塁手。登録は三塁手だが内野ならばどこでも守れる選手で目立たないが心強い選手である。特に勝負強い打撃はここ一番の代打など多いに期待ができます。
〇田中(JR東日本)遊撃手。1年目ながら日を追うごとに成長を見せている伸び盛りの選手。攻走守、三拍子揃った選手であり、プレーぶりも華があります。若手選手らしく勢いあるプレーを期待しています。
〇川戸(ホンダ)遊撃手。大柄な割りには非常に器用な選手で内野全ポジション対応ができる選手です。自チームでも西郷選手の後を打つなど長打と勝負強い打撃に期待しています。
外野手は、5名。
〇林(富士重工業)現在、アマJAPANの攻撃の支柱。独特の打撃フォームから鋭い打球を飛ばす。勝負強い打撃で野手陣を引っ張って欲しいと期待しています。
〇藤島(JR九州)ベテラン選手であるが初選出の選手。根性、ガッツという言葉がぴったりの選手でアマチュア選手らしい選手。チームのリードオフマンとして期待しています。
〇井領(JX-ENEOS)プロも注目するほどのセンスの塊である選手であることは間違いなく、精神的な安定感がでれば大ブレークする可能性を秘めています。出塁する力に期待しています。
〇堀越(新日鉄住金鹿島)バットコントロールが上手く、殆どのボールを芯で捉える力を持っています。小柄ではあるが力強い打球を放ち、外野の間を抜く安打が期待できます。気後れすることなく、堂々と試合して欲しいと期待しています。
〇松本(JR東日本)非常に寡黙でありますが芯のしっかりした、ここ一番で活躍する選手です。クリーンアップを任せることになりますがプレッシャーをはねのけて思い切り良くバットを振ってくれることに期待しています。
以上が今回の選出メンバーです。
アマ代表ではありますが、他国からすると日本代表であることに変わりありません。
我々も日本代表の誇りを持ってこの大会で優勝するように頑張りますので、ご声援をよろしく御願いいたします。
��写真はスポニチHPから)
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