2015年5月16日土曜日

リトルシニア九州連盟 日本選手権九州予選を観ての雑感 〜その2 監督会

更新が遅くなりまましたが、リトルシニア関連記事は多くの皆様が関心があるようで、前号の記事は、たくさんの方にご訪問頂きました。

ありがとうございました。



ゴールデンウーィクに雨で消化できなかったリトルシニア九州連盟 日本選手権の九州予選 予選リーグの全試合が消化され、ベスト16が決定したようです。

リトルシニア九州連盟 ホームページ

(その組み合わせは、5月24日に決定されると聞いております。)

6月に全国大会出場を目指し、16チームが一同に会し、1発勝負のトーナメント方式で代表を争う行うことになります。



さて、今回もリトルシニア九州連盟の日本選手権九州予選関連の話題で少し記事を書かせて貰います。

リトルシニア九州連盟には、連盟組織とは別に任意の団体として「監督会」というものがあります。

あまり保護者、選手には馴染みのない組織と言えるでしょう。

社会人野球でも各地区連盟ごとに「監督会」があり、さらに大学野球においては、全国で「監督会」という組織化されたものもあり、指導の研鑽や情報共有を図り、指導者が切磋琢磨しています。

アマチュアの指導者の場合は、殆どが(指導者を職業にしている方が一部いらっしゃるので、あえて殆どがと記載をしています。)ボランティアで指導にあたっています。

見返りを期待しないで、奉仕の精神でという立ち位置と言えるでしょう。

となると、アマチュア指導者の資質に必要なものは、先ず、「野球が好き」、「指導が好き」、少年野球の指導者ならば「子供が好き」となるのでしょうか。

これでなければ、長年指導に携わることはできません。

「10年以上監督を続けています。」という指導者の方に多く出会いますが、お話を伺う度に、長きに渡って良く続くなと関心をしてしまいます。


(監督会の話に戻しますが)

先日の宮崎の予選に先立って前日に監督会が行われたそうです。

その監督会の席上で私が5年程連載をしています(ベースボールマガジン社発行)「ベースボールクリニック ヒント」の記事が各監督にコピーされ、配布されそうです。

その記事の内容は、先日の「侍ジャパン対ヨーロッパ選抜との試合を通じての打撃の違い」について述べたものでした。

記事の中身は、「大きな反動使って打つ日本人打者」と「できる限り無駄な動きをしない欧米打者」というものです。

リトルシニア九州連盟に所属する監督の中には、この配られた記事を見て、「長崎文教シニアの理事は、元日本代表監督だったんだ」と知った方も多数いたようです。

なぜかというと予選の試合を見学に行った際に多くの監督さんから初めて声をかけていたkだきましたので。

声をかけていただいた監督の皆様は、代表チーム関連の話を聞きたいというよりも

「どうやったら打てるようになりますかね」

「欧米のような打ち方を取り組むべきですか」

などの質問が多く、指導に対する、その熱意を感じることができました。



バッティングの話を立ち話で語ることはできませんが。

「バティングは最終的にはバットにボールを当てなくてはいけない。」

「そのためには、タイミングをはかることが非常に大切となる。」

「タイミングをはかるためには、できる限り大きな反動を使わず、無駄な動きを無くす打ち方が望ましい」

「ジャイアンツの坂本のような大きな反動でうまくタイミングを図れる選手は稀である」

「したがって、ジュニア期においては、できる限り、トップの状態に近く構え、そこから無駄な反動をつけない打撃動作をとることをお勧めする」

と簡易な回答をしています。

この回答で理解できる方は、まず少ないと思いますし、受け取り側の印象によって伝えたいイメージが変わるかなとも思っています。

とは言え、これぐらいしか口頭では表現できないというのも事実で、ご容赦願いたいというのも本音です。

今度機会あれば監督会に出向き、バッティング談義を行ってみたいものです。

(次のページ)

2015年5月6日水曜日

リトルシニア九州連盟 日本選手権九州予選を観ての雑感 〜その1 長崎文教シニア戦績

ここ10年あまり、ゴールデンウィークは宮崎で過ごすことが慣例となっています。

5月3日〜5日の期間、リトルシニア連盟「第43回日本選手権九州予選」の予選リーグが宮崎で開催され、我が長崎文教シニアと供に参加してまいりました。

私ごとですが、2年ほどから、九州リトルシニア連盟の常任理事の役を仰せつかり、さらに競技部長という役職も頂き、大会の運営を司る立場となってしまったために、自チームの試合見学だけとはいかなくなりましたが。


さて、我が長崎文教シニアは、春の大会で九州4位となったこともあり、第4シードとして、第4ブロックの他3チームと予選リーグを戦いました。

各ブロックの上位2チームが、6月に同じく宮崎で開催される決勝トーナメントへ駒を進めることができるという大会ルールの中、予選リーグを勝ち抜けるには、最低でも2勝が必要となってきます。

5月3日 vs 長崎中央リトルシニア
5月4日 vs 熊本西リトルシニア
5月5日 vs 行橋リトルシニア 

.の順序で対戦しました。

2015年 長崎文教リトルシニア

この大会から発足当時の赤を基調としたユニフォームへと一新、新たな気持ちでこの大会に臨むことに。

初戦の長崎中央リトルシニア戦、いきなり4番の秋田がレフトフェンス越えの本塁打を放ち幸先良いスタートを切りました。

両翼100m、生目の杜第2球場でのスタンドインですから中学生レベルとしては素晴らしい当たりであったと思いますし、驚ろかされました。

投げてもエースの織田、続く布志木が要所を締め、5回を3点に抑え、6回表に雨が激しくなったところで中断、そのまま5回降雨コールド。

7対3で初戦をモノにしました。 



話は変わりますが、

最近中学生野球では、大会規定で投球制限が規定されるようになりました。

この試合でも6回の表の最初の打者が四球となった時点で中断、そのまま試合終了となったのですが、6回の表の記録は試合記録として残らないにも関わらず、6回を投球した投手は1イニング投げたことになり、登板記録だけは残すという裁定をとりました。

この試合以外でも雨のため、試合成立の5回に至らず中止となった試合があり、その場合も登板した投手記録は投球制限対象として登板記録に残り、翌日以降の投手起用に影響を与えることになりました。

雨天中止のため、試合記録には残らないが、「投球制限ルールは適用する」という選手の健康面優先の考え方で今のところ進めています。

が、記録に残らない投球というものがあっていいのかななどとも考えてしまいます。


記録に残らないと言えば、高校野球が導入を検討しているタイブレークシステム。

社会人野球(大学野球の一部の大会)では既に行われており、時間短縮、選手の健康面への配慮されているシステムのことです。

延長に入るとある回(大会によて規定が違う)から1死満塁の状況をつくり、得点の多い方が勝ちとなるシステムです。

しかし、そのタイブレークシステムですが、1イニングは3アウトが野球の原則であるのに、既に1死を終えている状況で試合を進めて行くのは何か違和感を覚えます。

「記録上、1死をどうやって取ったことになるの」という疑問です。

満塁にしようが、2塁・1塁の状況であろうが、攻撃側の記録はいいのですが、野球はやはり3アウトでチェンジですから3つのアウトをちゃんと記録に残すことは非常に大事なことだと思います。


世界大会では以前にも話題として取り上げていますが、無死1塁・2塁からスタートします。

要はスリーアウトチェンジを目的としているわけです。

(次のページ)