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本日の毎日新聞のトップに「子供の出生率9年ぶり低下」の記事が掲載されていました。
出生率とは、一人の女性が一生に産む子供の数のことのようです。
掲載されている昨年の出生率は、1.42人(昨年よりも0.01ポイント低下)。
1970年代には、2人を超える出生率のようでしたらから、大変なことですね。
女性の数そのものが減少している中、出生率も低下しているわけで、当然子供の数が減少してくるのも間違いないですね。
この人口減少や子供の出生数の話は、国会で色々議論されている問題以上に一番深刻な課題ではないかと思っています。
日本人の数そのものが減少するわけですから、過去の文化や慣習を十分に継承していくことができなくなっていくことは明白であるわけです。
一時的に、高齢者層の割合が増加していく年が続くことがありますが、そこで高齢者を支えるだけの若者が足りないという現実も待っています。
例えば、同じような仕事内容を以前は200人で行ってきた工場が、合理化を進め、50人程度に人員を削減し成功したが、肝心の熟練工に頼る工程部分だけは、合理化できずに同じ人間に長く依存する結果となり、その担い手探しや教育に苦戦しているってケースは沢山あるようです。
以前にもこのブログ内でも話題として取り上げられましましたが、オリンピックなどのスポーツの強化で一番てっとり早いのが、まずは競技人口を増加させ、優秀な選手を選択し、その人間の強化を図ることです。
しかし、競技人口をあげるには、長期な計画が必要ですので、結果的にはてっとり早い方法とは言えないのでしょうが。
そういった意味では、中国がオリンピックでメダルを量産し始めたのはわかる気がしますね。
では、我が野球界は一体どんな働きかけをしなければならないのか?
野球を経験した親に向かって、「一家庭2人を最低ノルマに子供を産みましょう!」と野球界で働きかけることも一つの選択肢かもしれません。
女性に、お叱り受けそうですね。
子供を産める、福祉の充実が先などと・・・。
昔はテレビ番組などで、新婚さんに対して、「子供は何人ぐらい欲しいですか」という質問し、「野球チームができるぐらい欲しいです」と冗談で答えていた放映場面があっていたものです。
子供の数が減少し、さらに多種多用なスポーツ種目で子供を分配している昨今とスポーツ万能な子が野球をしていたと自負する昔とでは、野球人口はそれほど減少してはいないが、資質の低下は起きているのではないかと思います。
ある指導者と話をした際に、「昔は、エースピッチャーであれば、チームの中で、走ることも1番、投げることも1番、打つことも1番」であったが、最近はそういう傾向ではなく、投手しかできない子も増えている。
役割分担が明確化されてきているのかもしれませんがね。
飛躍した考え方では、資質が素晴らしい人間が少なくなってきた反面、科学等を駆使した指導の進歩によって、それなりの選手を育成しているとなるのでしょうかね。
勿論、日本ハムの大谷選手、阪神タイガースの藤波選手のようなスーパースターも排出しているわけですから、資質のある選手が全くいないということを言っているわけではありません。
野球界にとって、人口減少問題は、大きな課題です。
「そんなこと、球界で話をする問題ではないよ」と言われる方も沢山いることでしょう。
しかし、今からこの課題にどう取り組んで行くのかを議論すべきでしょうね。
色々なところで、問題提起をしてみます!
少しづつ記事アップの間隔を詰めていきますので、今後ともよろしくお願い致します。
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