2016年1月16日土曜日

2016年度社会人野球スタート 〜 社会人指導者研修会開催

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1月9日(土)に社会人指導者権研修会が開催され、今年も社会人野球がスタートしました。

十河監督率いる日本生命が都市対抗、日本選手権の連覇を果たした昨年でありましたが、他チームが打倒日本生命を目標に今年はどういう戦いをするのか非常に注目しています。

社会人野球スローガン決定!


さて、今回行われました指導者研修会ですが、通年2つ日間で行う熱海開催から一転、半日開催、東京で行うことと致しました。


クラブチームの増加で、クラブチームの指導者ができる限り参加できるようにと配慮した試みでした。


85名の指導者が参加しましたが、非常に充実した研修であったと参加者の評判も良かったですね。


研修では、まず市野日本野球連盟会長より「熱い戦いを期待している」との檄の挨拶があり、続いて大田垣日本野球連盟副会長より今年度のスローガンの発表がありました。


このスローガン、昨年までは、指導現場より案を募り、競技力向上委員会で決定していましたが、今回から一般の方からも公募し、一般の方の案と現場案の多数の中から選考する手順を踏みました。


で、競技力向上委員の皆の総意で決定されたスローガンは、川崎市の原田勝一さんの作品で、


「輝け社会人野球 地域の期待と誇りを胸に最高の瞬間(とき)を」

に決定しました。

最終的に一般公募の方の作品が受賞されたことは、最初の試みとしては、非常に良かったのではと思います。

ミスターアマチュア西郷氏、指導者に向けて語る


今回の指導者研修会のメインイベントでは、特別講演として、昨年11月25日に現役引退を表明したミスターアマチュアの西郷泰之氏の話。


非常に面白かったですね。

私が聞き手となり、今までの「社会人野球生活を振り返って貰う」という企画でしたが、元々あまり口数の多い方ではない西郷氏が、この日は、沢山の素晴らしい話をして下さいました。


「三菱川崎がなぜ強かったのか」、「バットマンとして心がけていること」、更には、「試合に出場するために守備強化をしたという若い時代の話」など盛りだくさんの内容でした。


詳細は、フルカウント様への投稿でアップするつもりですので、ここでは割愛しますが、

個人的に特に印象的だったのは、聞き手の役得で私が質問した私が監督として指揮をとった広州アジア大会の台湾とのタイブレークでの最後の打席について。


その状況は、

広州アジア大会で勝てば2位以上が決まる準決勝の台湾戦。


台湾は、オールプロの兵役免除をかけたドリームチームでした。

衣笠さんの解説でテレビ放映までされた試合でした・・・。


8回まで0対3と台湾にリードされるという完敗ムードの試合。


で、9回裏の土壇場で現富士重工の4番打者林選手(当大会では5番打者)が起死回生の同点3点本塁打を放ち、同点に追いつき、そのまま10回から無死1,2塁からお互いに攻撃をするというタイブレークシステムの戦いとなりました。

私自身も世界大会で初めてのタイブレークの経験となりましたが、後攻ということもあり、1点を献上しても裏に2点を取りに行くという戦術を取りました。

予定どおりに台湾の攻撃を1点に抑え、10回裏の全日本の攻撃へ。

無死1,2塁からバントで送り、1死2,3塁。


台湾が3番打者を敬遠し、満塁策で最終局面へ。

ここで登場したのが、4番西郷。

当然、もっとも信頼のおける打者ですから皆が打ってくれると信じていました。


が、結果は3塁ファールフライに倒れ、続く5番の林もショートゴロに打ち取られ金星を逃しました。

この打席の西郷がいつもの西郷らしい豪快な振りではなく、少し当てに行くような振りをしたことが「どうしたんだ」と強くに印象に残っていました。


この打席の心境を彼に講演の中で質問すると、次のように話をしました。


「1点ビハインドということもあり、最低限の仕事、つまり1点を取るということを考えてしまった。外野フライかダブルプレーにならない打球を打てばいいと安易に考えてしまった。」


「通常ならば、自分が試合を決めに行くと思って打席に向かうのだが、あの時は考えが小さくなってしまった。非常に悔いが残る打席でした」と。


初めて彼の追い込まれた姿を目の当たりにしたので、その打席の心境をどうしても聞きたいとずっと思っていたので、個人的にもすっきりした気持ちとなりました。


それ以上に西郷クラスでもそのような心理に陥るんだと「全日本の4番という重責の重み」を再確認できましたね。

講義を聴いていた指導者の皆様にも、選手育成のヒントとして参考になったのではと思います


西郷氏には、今後は指導者としての活躍を期待しています。



各チームとも冬場のトレーニングの最中で、これからキャンプを経て3月のスポニチ大会から公式戦がスタートとなります。


必死のプレーを見せると各監督も意気込んでいます社会人野球をこれからもよろしくお願い致します。








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