敗者復活戦と都市対抗予選の戦い
「ルーズベルトゲーム~第5話」も都市対抗予選の最中、敗者復活戦に青島製作所も回ることとなったようです。
現在行われている都市対抗予選、特に激戦となっている東海地区においても、トヨタ自動車が新日鉄住金東海REXに2回戦で敗れるという波乱が起き、同じように敗者復活戦に回ることになりました。
都市対抗予選で導入されている面白いシステムが敗者復活戦ですが、組み合わせによる有利、不利が出にくいようにした措置で、更に予選各地区において力のあるチームを東京ドームに送り出すことを主眼として採用されています。
基本的に2敗失格制ですが写真の組み合わせ表のように東海地区や近畿地区ではそれ以上に負けても、まだ望みが残るという組み合わせになっています。
場合によっては、通算勝敗で負け越しても代表獲得できることにもなります。
このシステムがあるためにどうしても敗者復活戦の方に頭が行き、監督の采配が1ゲームに集中できないことが起きます。
私もこの都市対抗予選の采配を経験しましたが、監督の経験が浅い時期は、敗者復活戦が気になり、特に試合中の投手の起用については非常に神経を使いました。
僅差の試合における先発投手を何処まで引っ張るのか、更にリリーフ投手の投入時期、また前半にリードを許した際のエース投手の起用の方法など。
連戦となる敗者復活戦が待ちうけるためにそのゲームの勝利だけに集中できないということが起きてしまいます。
さて、今回の東海予選では私が采配を振るうとすれば・・・。
これは東海予選を経験したことがない者の無責任な発言であるので、失礼があったらご容赦下さい。
大会に入るゲームプランでは、先ずは本戦での2連勝というキーワードをチームに掲げると思います。
2連勝をしてしまえば、仮に敗者復活戦に回ってもスケジュール的に非常に楽に大会を進行できます。
となれば、1戦目と2戦目は、私ならエースをぶつけるという選択をすると思います。
当然、1戦目を勝つということが最大の前提条件となりますが・・・。
同じような力がある第2投手が居たとしても今大会のエースはお前だと意識付けることを優先することを取ると想います。
予選に入る前にエースの選別は終わっているのでしょうから、エースを見誤ったとすればそれは監督の責任ということでしょうか。その時点で既にチーム作りに失敗していることとなります。
各チームの事情がありますので、私の言っていることが全て正しいわけではないですが、敗者復活戦を意識して戦いを展開すると普段やっているような采配ができなくなってきます。
初戦、2戦目で敗退するぐらいであれば、東京ドームには進出できないぐらいの大会プラン、気構えで戦う姿勢が大事だと思います。
敗者復活戦というシステムがあるからこそ、目の前の試合にどうやったら勝てるかに集中することが逆に良い結果に繋がると思っています。
勿論、頭の片隅には少しは明日以降のことも考えているのは事実ですが。
大きな得点差(6点以上)にならない限り、試合を諦めるような采配をしない方が仮に負けても次に繋がることが多いですね。選手は、試合を捨てたことに対しては敏感です。
プレッシャーの無い、無責任な立場で話をしていますので失礼あったらお詫び申し上げます。
いずれにしても連日、緊張感の中、戦っている全てのJABAチームに「頑張って下さい」とエールを送ります。
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