写真:新潟日報 |
今日の大瀬良の投球内容は良かったですね。
8回あたりから前半から飛ばしたこともあり、疲れが見え始めましたが...
汗のかき方が異様な感じでした。
甲子園、蒸し暑ったのでしょう。
しかし、広島 野村監督の完投にこだわった采配。
メジャーの監督からすれば理解できないでしょうね。
6点差で勝っている状況で更に120球近く投げているのにまだ続投。
「たぶんクレージーだ」と言うと思いますよ。
日本の投手は「完投してこそ、価値がある」などと面白い投手の評価があります。
小さい頃からそれを叩き込まれているので、それに慣れているとも言えます。
一方、ジュニア期から投球制限などが導入されるなど、分業制に慣れ始めている現在の若者は、昔ほど完投にこだわりを持っていないとも言えます。
なぜ完投する必要があるのか?
育成の手段?
完投したという自信付け?
未だに良く分からずにいます。
明らかに後ろに控える投手の力が劣る場合は、できる限り完投した方がいいのでしょうが、そうでなければ継投した方が良いに決まっている。
肩は消耗品と言われますし、できる限り投球数を減らす方向で指導しているはず。
指導者は言っていることとやる事が違うと言われても仕方が無いことか。
9回まで要した球数が少ないからたまたま完投した。
更に完全試合やノーヒットノーランなどのような記録がかかっているから続投させた。
と明確な理由がない限り、完投にこだわる必要はないのかなんて考えています。
リリーフを休ませたいという日であればできる限り完投もありでしょうが、リリーフの選手の仕事もつくることも重要ではないでしょうか?
長いペナントレース、若手に自信が必要と判断しての完投指示はあるかもしれませんが、その効果の検証は感覚的なもので良いのか、悪いのかという評価はされていません。
大学の先生でこの辺りの検証を行って頂く方がいらっしゃればと思います。
私は、どちらかと言うと「打たれる前に代える」という思想で意外に思い切り良く、投手交代する方です。決して完投を否定はしていません。
投手の経験はありますが、本業ではありませんので野手的な感性での判断なんでしょう。
投手出身の監督さんとは意見が合致しないこともしばしば。
結局、勝てばOKの勝負の世界、途中の過程の検証ってあまり行わないんですよね。
意外にも...
「なぜ完投した方が良いのか」という命題にお答えできる方、ご意見を伺いたく。
もう一度自分なりに考えてみようと思った広島対阪神の試合でした。
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