西武の岸投手やってくれましたね。
無安打無得点。
前号で完投する意味ということをテーマに記事掲載したのですが、こういう記録の達成のための完投はファンが喜びますから問題外でしょう。
しかし、岸投手、アマチュアの見本となるような投球フォームで本当にいい投げ方しているなと思います。
新聞に掲載された岸投手の投球フォームのこの写真。
小さなボールに全身の力が伝わっているという感じがしますね。
中指と人差し指で最後にボールを押し込んでんいるような感覚が凄くでています。
岸投手のフォーム的特徴は、腕の振りの早さとしなやかさ。
投球の特徴は、緩急の度合いが他投手よりも大きい。
特に今時珍しい縦カーブの落差は、バッターとしても打つのに非常に苦労する大きさと感じています。
ストレートのキレと緩急、打者にとっては一番厄介な投手のタイプですね。
しかし、そのバロメーターも結局はストレートの威力があってこそというわけで、やはり投球の基本となるストレートのキレを保てるかということが岸投手に関わらず投手の一番の条件でしょう。
スピードガンの速さだけではなく、バッターが速いと感じるボールのキレこそがいい投手の条件になるのでしょう。
しかし、写真のように最近映像技術はこれほどまでに鮮明にナイスショットを作りだしてくれます。
映像を観れるということにおいては、非常に良いのですが、写真のようなフォームのある一点だけに注視し、それを表現しようとするとこれもまたおかしなフォームになってしまう。
映像は、イメージとしてのみ捉え、その一部分を表現しないよにすることが重要。
結局、感覚の世界ですからいい球を投げたときが良いフォームと割り切り、その感覚を大切にすることが大切かなと思います。
科学的と言われる技術解説も指導の手助けになることは間違いないのですが、「こう投げよ!」という映像は指導の秘密兵器にはならないと考えます。
「感覚を掴ませる!」、「コツを掴ませる!」ことが指導上では一番でその習得には結局は反復しかないのです。。
話が脱線しましたが、アマチュアの選手は、岸投手ような投げ方を物真似することからはじめても良いかもです。
それぐらい素晴らしいフォームと思いますよ。
習うより慣れろ!
物真似は技術進歩の第一歩!
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