2014年6月13日金曜日

アジア大会の展望〜アマ代表選考過程

9月に開催される韓国アジア大会の会場の紹介をしてきましたが、実は未だに野球競技に関しては、参加国が確定していません。

基本的に、10カ国と言われていますが、どうなることでしょう。

少なくともアジアの4強と言われる韓国、台湾、中国そして日本とその他という構図が変わることはありませんが・・・。

今のところ10カ国を2グループに分け、予選リーグ戦を行い、その後、各グループの上位2チーム同士による決勝トーナメントを行うという形式をとるようです。

決勝トーナメントは基本的に4強の争いになることは間違いないかと思いますが、メダルがかかる準決勝の組み合わせは予選のグループ振り分けにかかることになります。

A,Bの2グループに分かれるとすれば、準決勝でA組1位 対 B組2位、B組1位対A組2位 という対戦カードになります。

通常、予選グループ分けについては、IBAF(国際野球連盟)が示す国際ランキングの上位チームから振り分けを通常行います。

国際ランキングについては、以下のアドレスに詳細に記載されていますので参照下さい。
http://www.ibaf.org/en/infopage-detail.aspx?id=149f4e9a-9427-4a7b-b8df-18ab77845d33

現時点(2014.4現在)のランキングを考えると
A組 日本(世界ランク2位)、韓国(世界ランク8位)、
B組 台湾(世界ランク4位)、中国(世界ランク20位)
というのが順当な考え方でしょう。

このようにグループを想定するとB組の1位が台湾になる可能性が強いことから準決勝でB組2位の中国と戦いたいというのがA組に入ると想定される日本と韓国の心情。
となるとグループ1位通過を賭けての予選における韓国戦はメダル争いの最重要試合という位置づけとなります。

普通このように予想をするのですが、世界ランクでは格下の中国が台湾だけには強いんですよね。

今回の大会形式とは違いますが、予選総当りで戦った昨年の東アジア大会の予選の最終戦で中国と台湾が対戦。
台湾が勝てば、予選1位通過、中国が4位確定、その時点で日本が2位、韓国3位という順位に。

順当であれば準決勝で台湾対中国、日本対韓国という組合せになるところ、何とタイブレークの末、中国が台湾に勝ってしまった。
それにより予選順位がガラリと替わり1位 日本、2位 韓国、3位 中国、4位 台湾となってしまい。
結局、翌日の決勝トーナメント準決勝では、お互いに想定外の日本と台湾の対戦となってしまった。
この試合でも日本に負けた台湾は、本来であれば2位以上が固い組合せであるにも関わらず、3位という結果になってしまった。

中々順当に行かないというのが世界大会であるということを知って貰えればと思います。

とは言え、一番プレッシャーがかかる試合はメダルが確定する準決勝の試合であり、準決勝でどこの国と対戦するかを想定するかは、戦略を立てる場合に重要な試合となります。
特に投手の起用については・・・。

大会要綱も来ていない中、長々と試合の展望めいたことを記載してしまいました。


一昨日、この大会に出場する社会人選手を競技力向上委員会にて約30名程度に絞りこみました。
この後、メディカルチェックを経て、7月中旬には最終的に24名代表選手を選出します。

その後、8月1日~5日にて山形鶴岡で一次合宿を行い、9月の大会を迎えるということになります。

直向なアマ代表も今後ともよろしくお願い致します。

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