都市対抗予選視察〜東海地区
5月31日(土)、6月1日(日)の二日間、東海地区の都市対抗予選を視察に行って参りました。
先ずは、フルアテンドを頂きました東海地区連盟に対して御礼申し上げます。
さて、久々に岡崎球場に足を運びましたが、自然に囲まれたいい球場ですね。
現役時代に何度か実際に試合をしたこともあり、広いという感覚がありましたが、意外にも本塁打が出るんですよ。
「飛ぶボール使っているんでは?」なんて疑念を持つぐらい。
東海地区委員の方も年々本塁打の数が増加してきていると話をしておられました。
東海地区は打力が少し弱いかなという印象でしたが、視察した試合だけでしたが打者が頑張っていましたね。
以前このこの地区の予選は大変だとブログでもご紹介しましたが、打者の成長は、この大変な予選の成果かもしれません。
今回の視察、JABA競技力委員からの報告を元に視察を行いましたが、今後が楽しみという選手を何人も見つけました。
東海第一代表を決めた西濃運輸の若手投手、決勝を争った東海REXの投手、それから永和商事ウィングの打者とか。
145km以上のスピードガン表示を投げる手元のリストに載っていない選手が複数いました。
「今年は昨年と比べて社会人にはいないですね」とプロスカウトから良く言われますが、いやいやどうして結構出てきていますよ。
と言いながらも、最近の社会人野球では、製造業チームでも高校生を採用することが少なくなったことや、大学への進学率が高くなったこともあり、高校生を採用して長いスパンで育成するケースが昔よりも少なくなってきています。
高校生の原石が、大学またはプロへ流出し、高校生のスーパースターが社会人野球で活躍するということが少なくなっています。
昔で言えば、野茂(新日鉄-近鉄-ドジャース)、塩崎(松下電器-西武ライオンズ)、渡辺(NTT四国-西武ライオンズ)などのような選手ですかね。
加えて、体が大きくて能力の高い選手は大学から社会人を回避してプロ野球へ進むケースが多くなっており、身体能力の高い大型選手が社会人、特に野手に少なくなっています。
投手については、逆に昨今の科学的な体力トレーニングにより早熟化され、大学生投手も社会人投手のスピードレンジとあまり変わらなくなっており、大学時代に主戦投手ではなかった選手においても社会人で十分通用するという現況のようです。
各企業の事情もありますが、1人ぐらいは高校から直に採用し、大型選手として育成していくようなシステムがあっても良いのかななんて思っています。
社会人野球事態が厳しい状況下にあり、負けたら廃部の危機に直面しているチームも多くあり、育成する時間などないという事情も良くわかりますので何とも難しい問題ですが。
野球の面白みは、決して大型化だけではありませんが、スケールの大きな、豪快な選手は観ているファンからすると楽しみがあります。
話が脱線しましたが、東海地区、正直、関東地区に比べて少し劣るかなという印象でしたが、今年は少し違うなという印象を持ちました。
第1代表を争った西濃運輸、東海REXが牽引していることは間違いありません。
東海地区の都市対抗本大会での活躍が非常に楽しみです。
第1代表を決められました西濃運輸チーム様に敬意を表し、今日はこのあたりで。
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