2013年1月30日水曜日

2,3月のトレーニング

プロ野球ではキャンプ前の自主トレが行なわれていますが、アマチュアの場合は、シーズン前の体力トレーニングが行なわれていることと思います。
実は、オフシーズンで鍛えた体を野球で使えるからだに変えていく、これからの時期(2月-3月)は非常に重要になります。
ウエイトトレーニングなど負荷をかけて作り上げた筋肉をスピードと柔軟性に変えていくということでしょうか?
このジョイントの時期は、特にプライオメトリクストレーニングのように自分のからだを負荷としたトレーニング、クイックネスに代表されるようなスピードトレーニングなどを行なうことでスムーズにシーズンに移ることができます。
プライオメトリクスの種目としては、主にジャンプ系となるのですが、地面に接地する時間を短くし、次の試技に以下に移れるかというところに主眼をおかなくてはいけません。
したがって、反復回数を追うのではなく、フォームが崩れだしたところが本人の限界と割り切らなければなりません。反応系トレーニング効果は、反復回数に比例するものではないので、量を追っても効果は上がらないということになります。疲労の取れた状態で神経を研ぎ澄ませて、速くからだを使いこなすことだけに集中させ、短時間で切り上げるぐらいがいいでしょう。
したがって、練習が終って行なうよりもウォーミングアップが終った次の練習項目で行うと効果があがると思います。
クイックネスについては、毎日行なっても全く問題ありませんが、一番肝心なのは、フォームだと思います。
よくラダートレーニングをする光景を目にしますが、足をマスに入れることに集中しすぎる余り、本来の目的である「地面を強く押す」ということができず、フォームも崩れているケースが多いように思います。これでは、単なるマスゲームとなり、効果は全く上がらないと思います。
よくスタートダッシュの1歩目が大事というようにどこに意識を持っていくかで、そのトレーニングの効果は大きく変わっていくものです。
ラダートレーニングを野球に最初に導入したのは、私ではないかと思います。
ランディー・スマイスが設立したクレーマー社に英文メールを送り、ラダーとその使い方ビデオを送ってもらって自チーム選手にやらせたことがはじめではと思っています。
導入した頃は、選手も目的意識をしっかりと持ち取組んでくれていましたが、次第には速さを追求することに執着し、結局上述のようなマスゲームになってしまっていました。
このような用具を使う際には、指導者が繰り返し、目的を選手に対して伝えていくことが大きなポイントかと思います。全ての練習にいえることですが・・・。
シーズンオフにでかくなったからだを如何に使いこなすか、その変化したからだを脳が理解し、神経を通じて正しく指令を出すかという方向に仕向けていくためにこの時期のトレーニングは非常に重要といえるでしょう。



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