2014年4月28日月曜日

日本ハム 大谷選手大活躍にみる打撃の極意〜続編(後ろ手の使い方)

本日、ベースボールクリニック編集長から来月号の校正が送ってきました。

ネタバレになりますが、来月号は「コンパクトディフェンスの検証」について記載をしています。
編集長からも面白いというコメントを頂きましたので楽しみにして貰えればと思います。

さて、先号で打撃の極意みたいなものを記載しましたが、今回は特にインパクトの迎え方に焦点をあてて少し先号を補足解説します。

「後ろ手で押し込むという感覚が必要」と稲葉選手のコメントを例にとりながらインパクトの解説をしましたが、イメージが湧かないと思います。

インパクトを迎える時に両手が伸びきったような印象を持ちがちですが、写真のようにインパクトを迎える時は実は両肘が少し曲がった状態で迎える方が望ましい。

ボールをコンタクトした衝撃を手で感じるとるか否かのタイミングで飛ばす方向に対し、まっすぐに後ろ手でボールを押し込むという感覚で腕を使っていく。

文章で表現するのは難しいのですが、要はインパクトを迎えるまでは両肘に余裕を持たせておくことが大切であるということを言いたいわけです。

インサイドを打つのが難しいのは、前の手(良く引き手といわれます)につい力が入り過ぎて肘が伸びきった状態に打者はなりがちの為、ボールを芯で捕らえようとすると必ずコンタクトポイントが投手寄りになります。

そのため、良い当たりをしてもファール。
ファールが続くと打者は今度はインフィールドに入れたくなるから、次は詰まるという現象。
この繰り返しとなるため、インサイドをさばくには苦慮する。
これがインサイドがかなり難しいと言われる所以です。

両肘にゆとりを持たせてインパクトを迎えるということは、力を抜いておく必要があり、これが簡単そうで意外に難しい。

「下半身の回転で打て」と良く言われますが、上体の力に頼るなということを言っている。

逆に上半身の意識はあまり持たない方がスウィングとしての完成度は高くなるのかもしれません。

実際に指導をすると伝え易いのですが、表現すると中々難しいですね。

理解できましたでしょうか?

と今日はこの辺りで。







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