2014年8月19日火曜日

甲子園を観て感じること

甲子園熱戦が繰り広げられていますね。今大会は接戦が非常に多いような気がします。

球場に詰めかけるファンの数も心なしか多いような。

北陸勢の活躍も後押ししているのでしょうかね。
富山をはじめとして各県高野連の強化がもの凄く熱が入っていると聞いています。

さて、大会を見ていて特に感じることは投手の継投策が当たり前になってきていること。

各チームともちゃんと投げれる選手を2,3人抱えています。
選手の肩への負担軽減を考慮したチームづくりが進んできているのかと思います。

投手の分業を推進することはエースの影に隠れて埋もれていた投手が脚光を浴びる機会を得ることにも繋がります。

甲子園は球児にとっては、野球を行う場であることを勿論ですが、以後の進路に影響を及ぼす場であるとも言えます。
多くの方の目に留まることによって、次の可能性が広がることにも繋がります。

しかし、昔は投手をやっている人は大方攻走守3拍子揃った選手が多く、控え投手でも他のポジションを守っているというケースが多かったのですが、最近は、背番号2桁台がベンチからマウンドへ上がるというケースが増えましたね。

プロ野球の影響からか投手が専門職という風潮が強くなってきています。

高校野球レベルにおいては、私見ですが、この点は少し疑問を持っています。

多くのポジションを経験することによって得られるものは、ジュニア期においては非常に多くあるように思います。

専門化することによって、練習量、質の向上は図れるかもしれませんが、将来の可能性を考えると複数のポジションを併任した方がプレーやとしての幅が広がると考えます。

そう言いながらも投手と野手を併任することは容易くなく、さらに投手の技術は簡単にマスターできるものではないので、ある意味一定の技量を得るためには時間を要することになります。

高校3年間の1,2年生を野手併任、3年ぐらいから専門的に投手となるぐらいが理想ですが、指導する側からすると早く投手を育てたいという想いが強いですから中々難しいのでしょうね。

育成はチーム事情に影響されるものですからチームごとに考え方が変わるということも頭に入れなければいけません。

「理想と現実は違う」と指導者のジレンマに陥ることになります。
育成と勝利を連動させることは本当に難しい!

それにしても最近の高校生投手の完成度は、目につきます。ピッチングが大人の投球をしています。

インターネット、テレビなど良い情報が瞬時に見られる環境が早熟させている要因だと思います。
それにしても凄いなと素直に思っています。

さあ、折り返した甲子園大会、全力でプレーする球児の健闘を期待します。

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