練習、試合において指導者が選手を叱るケースは多くあるかと思います。時には、チームに活をいれるため全員に向かって叱るケース、技術的事項をわからせるべく叱るケースもあるでしょう。
叱るという行為そのものは、特に悪ではないのですが、忘れてならないキーワードは、信頼だと思います。
信頼関係の構築ができていないと指導者の心(上達して欲しい)は選手に伝わりません。
したがって、日常からの信頼関係の構築があってこそ、初めて叱るという行為が効果をもたらすと言っても良いでしょう。
選手は、監督という響きだけで既に一目おいており、また距離を図ろうとします。できる限り、日頃からコミュニケーションを図ることこそが、この距離を縮めることに繋がるのではと思います。
叱る目的は、上述していますが、叱り方と叱るタイミングについては、指導者の腕の見せどころということになります。
叱る際には、
①プライドを持っているなどのパーソナリティーを見極める
②個別に叱るのか、全員に聞かせるかなどの状況
③今叱るべきか、後で叱るべきかのタイミング
をしっかりと冷静に判断して実行するべきだと考えます。
叱るときは、概ね感情が高ぶっています。したがって、つい余計なことまで話題に持ち出してしまうものです。
その打開策として、叱るときには、選手に先ず言い訳させてみることから始めると少し間が取れて冷静に判断できるのではないかと思います。「言い訳するな」と言いたくなりますが、先ずは冷静に。
そうは言いながら、中々冷静にはなれないものですがね・・・。
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