2013年7月4日木曜日

東アジア競技大会代表選手

7月2日に今年10月に中国天津で開催される東アジア競技大会の代表メンバーが決定しました。4大会目の指揮をとらせて頂くことになりますが、今回の選手選考は非常に難しい選考となりました。
①第1次の選手登録が本年1月締切りであったため、昨年度の選手の成績をもって登録をしなければならなかったことにより、今年目覚しい活躍をした選手、新人選手などがモーラされず、選出できなかったこと。
②また、最終締め切りが7月初旬であったたため、都市対抗野球本大会の試合結果を反映できず、JABA大会及び予選の成績で選出しなければならなかったこと。
③さらに大学生がほぼリーグ戦最中である10月であるため、特に投手に面白い選手がいる大学生を選出できなかったこと。
などが大きな理由に挙げられます。
今回の選考方針は、勿論、東アジア競技大会で金メダルを獲り、アジアNO.1を死守することですが、それ以上に来年の9月に開催されるアジア競技大会で金メダルを獲るための土台づくりを行うことを大方針としています。したがって、若手の登用を念頭にある程度の年齢制限を引いた形で選考を進めていきました。
野球のオリンピック復活運動が現在展開されていますが、アマチュア選手が過去オリンピックに参加していた時代と違い、現在はアマチュア選手が世界に出る機会はめっきり少なくなりました。世界を知ることが日本野球の発展につながることになるわけでアマ時代から世界大会への出場の機会を増やしていくことが今後の課題です。
話がそれましたが、アジア競技大会は現在、アマ日本代表の最大の大会と言っても過言ではありません。韓国は兵役免除をかけた一流選手が出場しますし、台湾もメダル獲得をかけ、ほぼプロ選手で参加することが予想されます。
アジア地区だけという狭い範囲ではありますが、それなりに大変な戦いになることは前々回のドーハ大会、前回の広州大会で経験し、承知しているつもりです。
来年のアジア大会を勝利で飾る意味でも、今回の東アジア大会は是非勝って選手に自信をつけさせたいと思います。

さて、今回選出したメンバーは
投手 吉田、片山(JR東日本)、浦野(セガサミー)、東名(富士重工)、吉原(日本生命)、大城(JX-ENEOS)、秋吉(Panasonic)、濱野(JR九州)
捕手 中野(JR九州)、上田(NTT東日本)、二葉(トヨタ)
内野手 多幡、川戸(ホンダ)、井上(日本生命)、田中、石岡(JR東日本)、渡辺(JX-ENEOS)、岡崎(日立)、山川(富士大学)
外野手 松本(JR東日本)、大河原(東芝)、井領(JX-ENEOS)、堀越(新日鉄住金鹿島)、松島(伯和ビクトリーズ)
の24名です。

当初の200名近くの一次登録選手から30名の候補選手に絞りこみ、最終的に24名ということとしましたが、特に30名の候補選手のうち今回選出されなかった6名の選手については、JOC手続まで対応してもらい、期待を持たせることとなり申し訳ない気持ちで一杯です。
が、これも代表の試練と考え、次回のアジア大会の候補選手の有力候補であることには間違いないですから更なる成長を期待します。
まだ本人には伝えていませんが、今回の主将は昨年の台湾で開催されたBFAアジア選手権と同様、多幡選手(ホンダ)にお願いする予定です。
主将を中心に選手が主体的に関わるようなチームづくりを今回のテーマにしていきたいと思います。
一次合宿を7月31日-8月4日 東京近郊。
9月27日-10月3日の直前合宿を経て、大会に臨む計画としています。

アマ全日本へのご声援もよろしくお願いします。



0 件のコメント:

コメントを投稿