いよいよ明日からプロ野球のキャンプが始まり、2014年の野球界のシーズン開幕となるのでしょうが、今年もどんなドラマが生まれるか大変楽しみです。
アマチュア代表チームに於いては、今やアマ関連イベントの中で最もメインイベントとなるアジア競技大会が韓国仁川で9月末に開催されます。
3月末までに一次選手登録(役150名程度)を行い。
5月に一次登録選手の中から二次登録選手(30名程度)
6月に最終選手登録。
8月初旬に二次合宿(一次合宿は昨年12月に沖縄で終了)。
9月大会前に直前合宿を行い、
大会へ
という代表関連の流れになります。
このスケジュールをご覧頂ければ、一次の選手登録が肝とお分かりいただけるでしょう。
これから1ヶ月ぐらい膨大なスカウティングレポートを処理する作業をしなければなりません。
この時期に今年の活躍を見越して選手を登録するわけですから、昨年までの実績と今年新しく社会人に進む大学生をケアしながらの判断となり、かなり厳しい選考となります。
昨年の東アジア競技大会で金メダルを獲得したメンバーからプロ野球に大量に選手が進んだため、一からのチームづくりを行う必要が出てきます。
特に投手は、吉田、石川、東明、浦野、秋吉とここ数年アマ代表を支えてきた選手がいなくなったことで再編という言葉がぴったりということになります。
昨年の沖縄合宿では、この辺りを加味して意識して力のある若手投手を招聘しました。
ここ数年、左投手の台頭が影を潜めていましたが、今年は左投手の活躍が大いに期待できそうです。
一方、打線は山川、井上とクリーンアップがプロ入りし、ロングヒッターの台頭が期待されるところですが、投手と違い、長距離打者の育成はそれ程簡単なものではないため、頭が痛いところです。
「アマの打者よ、大いにアピールしてくれ!」というところでしょうか。
アジア競技大会ですが、台湾、韓国とも重要視している大会であり、それぞれ懸賞を掲げての大会参加となるのが通例です。
台湾は報奨金、韓国は兵役免除と報奨金。
よって、ほぼ両国ともトッププロ野球選手という今までの大会におけるチーム構成。
但し、今年のアジア競技大会は9月開催であるため、一線級のプロ選手派遣は少し難しいのではと聞いています。
台湾においては、プロ連盟と台湾連盟間で代表編成において揉めている様相で昨年末に侍JAPANの台湾遠征で試合をした際のMLB選手を中心としたチーム構成になることが予想されます。
韓国は地元開催であるのでシーズンを止めてでもこの大会に臨むのかが関心事ですが、そこまでしてまでもという編成ではなく、1軍クラスの若手選手主体となるのではと考えています。
私が初めて代表チームを指揮した広州アジア大会では、韓国、台湾ともオールスターチームで大会に臨んできました。
両国ともアジア競技大会のステータスが高いのが印象的でしたね。
当然、このようなチーム編成でしたので両国ともかなりの戦力でしたが・・・。
いずれにしてもこの大会はレベルがかなり高い戦いになりますので、挑む我々も覚悟を決めていかねばなりません。
広州アジア大会では準決勝 台湾戦でタイブレーク敗戦と本当に悔しい負け方をしました。
その敗戦をバネに昨年、一昨年とアジアで行われた大会を連覇して来ました。
今大会も今まで以上の意気込みで頑張って行きますのでご声援をお願い致します。
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