ソチ・オリンピック、熱い戦いが行われていますがチームJAPANも待望のメダルを獲得し、勢いづいて来ました。
選手の直向な姿は応援を送る我々にも大きな勇気と感動を与え、改めてスポーツの力の偉大さ、特にオリンピックイベントの凄さを感じます。
東京オリンピックを景気に高度成長を遂げた日本にとっては、2020年の東京での2回目のオリンピックはこれからの日本の進むべき方向性を決める重要なイベントになるのかなと考えたりもしています。
日の丸を1人1人が胸に掲げ、日本国民が一つになる瞬間はオリンピックのようなイベントしかないと言っても過言ではないでしょう。
昨今の若者(このような言い方がおじさん思考なのか)は、感動を共有する場が少なくなってきていると思います。
人と交わるということが不得意なんてテレビのコメンテーターが勝手な発言をしていますが、そういう環境、社会を作り上げたのは、私を含めた世代の責任とも言えると思います。
集団行動、道徳含めた教育を行う場が学校、躾は家庭と役割は明確化されているのにその構図そのものが崩れ始めていることこそが大変なこと。
故早稲田大学のラグビー部元監督の大西先生がご自身の本の中で「今からの世の中をよくしていくにはスポーツしかない。」と仰っていました。
文科省も学校教育で全員クラブ活動(体育会系)に参加するような制度を作ればいいのにと思います。
健全な精神は健全な肉体にやどると昔から言われているのに体を鍛えるということが疎かになってきている。
体の発達は統計などみても明らかに早く、大きくなってきているのにスポーツテストの成績は下降気味も一例でしょう。
東京オリンピックに向けた強化は、既に始まっています。今、小学生、中学生、高校生が2020年の主役であることは間違いありません。
基礎体力の発達なくして専門体力、技術の進捗なしです。
競技人口を増加させることで競技のレベルアップも起こります。
大人の世界においても3Kと呼ばれる職業を希望する人が少なくなり、パソコンの前での仕事が大人気な今の時代。体を動かす時間が殆どない。
かく言う私もその1人か・・・。
汗水流して働くという時代では無くなってきています。
汗を流すということは、新陳代謝が良くなり、健康にも良いと医学的に実証されているのに「楽に生活する」という習慣を身に着けさせているこの世の中、そりゃおかしくなるなと記事書きながら改めて思います。
話が脱線しましたが、野球人口の増減はあまり感じないぐらいの野球人気は継続していますが、少子化の流れで確実に競技人口が減少することは明白。
且つ、ジュニア時代に基礎体力がしっかり身についていない子供ばかり。
専門的な技術レベルの下降は予想できない事項ではありません。
昔は、甲子園に出場した選手で学校まで片道10kmをランニングで通っていたなんて子は珍しくなかったですよね。
我が野球界、2020年東京オリンピックでの競技復活の目が残されています。
単に競技を復活させ、侍JAPANが出場し、面白いゲームを見せ、人気の持続だけを復活の目的としてはいけないと思います。
野球は少なくとも国技に位置づけてもおかしくない、重要な役割があります。
この国レベルで大きく変貌できるオリンピックという機会を日本の国をリードする野球界というぐらいの意気込みで捉え、将来展望を検討していくことが重要でしょう。
そういった意味では、侍プロジェクトは大きな意味があり、健全な姿で発展することを切に期待します。
幸いにもシンボリックとなっている小久保監督は、健全な人間で素晴らしいバランス感覚の持ち主です。
後輩ながら尊敬しています。
現場にいながらですが、大いに侍プロジェクトに期待をしています。
何か社説みたいな記事になってしまいました。
私のこのブログ、報道関係者の方がネタ集めか多く読んで頂いているようです。
私見ではありますが、あながち間違った意見ではないかと思いますので、私よりも何百倍も世論に訴えかける機会が多い報道関係者の方々にご賛同頂ければと思います。
頑張れ、日本!