2012年8月6日月曜日
指導について
今日は、指導を行うにあたって、私が今実践していることを少しご紹介します。
これは、今まで数多く失敗をして携わった選手に迷惑をかけた経験から学んだことに基づいたものなので、それなりの信憑性があるのかなと思います。
①何よりも安全第一
②方針(チームルール)を明文化すること
③指示を出したら必ずその評価をする
④技術指導を行う前に選手の現状を聞く
⑤技術指導の際は出来る限り、映像を見せる(実技も含め)
⑥叱る際には、できる限り、1対1で行なう
などが代表的なものです。
他にも列挙すればあるのですが、大事だなと思っていることを6点少し説明します。
①「何よりも安全第一」は、野球のボール、バットは一種の凶器となる可能性が高く、現に死者まで出ています。楽しいスポーツをやって大きな怪我をすることは、出来る限り裂けなければなりません。練習はじめに環境面のチェックを必ず行い、また練習を行わせるに至っては、この練習が安全なのかという視点でもう一度自問自答し、確認をすることが重要となります。
特に通常の練習場所でなく、環境が変わったときはこの面を十分に注意することが重要です。選手は直ぐに気が緩みます。事故は気が緩んだ時、慣れてきたときに起こるものです。少なくとも指導者だけは、絶えず緊張感を持って練習に臨むように心掛けておくことが非常に大切です。
②「方針(チームルール)明文化すること」は、日本においては、チームルールそのものが指導者というケースが多いです。
しかし、言った、聞いていないというように伝達が上手く行かない場合が多々あり、それによって信頼関係が崩れていくという落とし穴があるからです。
チームルールは指導者の理念であり、必ず文書化して選手に伝える。このことがチームづくりの第1歩になると思っています。
③「指示を出したら必ずその評価をする」は、指導者は数多くの指示を選手に出します。したがって、自分が何の指示を出したのか覚えることすら大変です。
しかし、指示受けた選手は、しっかり覚えており、もし指導者が評価を忘れていると「指示するだけか、言ったら言いっぱなしなんだ」と指導者の発言を軽んじることに繋がります。
指示を出したら、必ず評価することを繰り返すことで、大事な局面で指導者が指示を出したときに全員右に習えという姿勢に繋がります。できれば、指示は少し絞って出したほうが、指導者にとっては楽かもしれません。
④「技術指導を行う前に選手の現状を聞く」は、指導者は選手を指導する場合に良く「こうだ」と決めつけて指導をしがちです。
教えながら、選手の意向を確認すると指導者の感覚とは違うなとなるケースが多くあります。「何を悩んでいるのか」「どうなりたいのか」という単純な質問を選手に投げかけてからでも、指導をするには遅くはありません。相手の言うことを聞くというのは、何かと難しいのですが、これは指導上のポイントかと思います。私も未だ同じ過ちをしております。
⑤「技術指導の際は出来る限り、映像を見せる(実技も含め)」は、よく指導者が「こうやって打つんだ」と実技をしたり、言葉で説明したりしますが、実際に話をしている指導者の感覚と選手の感覚のズレは絶対に起こります。
特に指導者自らが指導を行う場合は、自分の試技を事前にチェックする必要があります。良く「そのチームの監督の打ち方に全員似ているな」なんてことがあるのも映像(模範)が、それしかないからではないでしょうか?
実技で見本を見せることができなければ、プロの選手のビデオ、チームの中で理想となる選手の試技をショーケースとしてみせることをお勧めします。
⑥「叱る際には、できる限り、1対1で行なう」は、叱られるとどんな人でも落ち込むものです。ましてやジュニア期の選手にとっては、人前で恥をかくことこそが最も落ち込む原因となっていると思います。叱ると注意は意味が違うので、叱る際には出来る限り、1対1で叱ってあげることが効果的であると考えています。
勿論、これだけでないのですが、先ずはこれだけでも実践に移せば、ある程度のチーム内における変化が生まれると思います。
たった6項目なんですが、意外と忘れてしまうんですよね!
指導者は日々、勉強なりです。
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