都市対抗予選の出来事、パート2。今回は、捕手の出来事!
追いつ追われつの好試合での終盤の出来事。
沢山の安打を打たれている割りに僅かな得点差と何とか耐えている苦しい展開、迎えた7回の守り、第2エースを登板させ、勢いを持ってきたいとのチームの思惑。
それに反して、四球でランナーを出し、続く打者に安打で1,3塁を作られ、迎える打者は、2番の左打者と、何んでもできるケースを作られてしまった。攻撃側は、何を思ったか、代打を起用し、勝負に出たかと思ったが、なんと送りバントでランナーを2塁に送る作戦をとった。
采配ミスかと思わせる展開に・・・。
迎える3番打者は、得意のアウトコースのスライダーで簡単に2ストライクと追い込んだ。一つアウトコースのボール球を挟み、タイミングの合っていない、アウトコースのスライダーで勝負かと思われる場面を迎え、捕手がインコースに構えた。
裏をついてインコースのシュート系のボールを要求するのかと思った瞬間、インコースにスライダーが来て、ものの見事に左中間を深々と破られ、勝負が決した。
おそらく裏の裏をかいた捕手のリードであったのだろうが、打者がスライダーケアの状態で、インコースのスライダーがどのように打者に映るのか捕手は考えなかったのだろう。
これ以上失点できないケース、或いは出来る限り最小失点というケースで博打を打つ場面であったのだろうか、疑問が残る。
捕手は、監督の代行である。したがって、9回トータルでのゲームマネージメントを要求されるポジションであることを忘れてはいけない。
この失点が、どのような意味を持つのか、もっと厳しいく言えば、この1球がこの試合のどういう位置づけにあるのかと返球している間に瞬時に判断して行かなければならない。
��試合終って、全配球を覚えているのは、当たり前であるし、各イニングで常に配球を見直し、次に生かしていく姿勢が重要となる。
強気で行くケースなのか、逃げて逃げて逃げまくって、なんとか最小失点に抑える場面なのかということを冷静に判断できることを日常から練習しておく必要がある。
捕手は、愛妻だと言われているが、投手に好かれるだけではなく、時には厳しく、冷たくあたることも非常に大切である。
結果論で批判されるポジションが捕手であり、辛いと思いますが、一番面白みのあるポジションですから捕手の方は、誇りを持ってください。
私も野球を含めて、頼りにしている人物は、バルセロナオリンピックで正捕手であった方です・・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿